2025年の最新版、購入や買い替えを検討しているゴルファーのみなさまに、人気ブランドの歴代高評価モデルや名器をご紹介します。バウンス角、ロフト角、グラインド、ソール形状などがキーワード。ウェッジの基本知識、セッティングの仕方や選び方、レディースゴルファーや初心者へのおすすめモデルをお伝えします。

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バウンス角度、ロフト角度、グラインド、ソール形状がキーワード
ウェッジは、さまざまな場面で使うアイテムになります。
アイアンセットの9番アイアンの次の距離をフルショット、グリーン周りでのアプローチショット、バンカーからのショットなど、他のアイテムと比べるとショットのバリエーションが多数あります。
そのため、選び方にもポイントがあります。
人気のブランドや売れ筋のモデルを選ぶのも、ひとつの基準ではありますが、その前に、個々のゴルファーに合わせて、いくつかのポイントがありますので、まずはそちらをお伝えしたいと思います。
1、バウンス
2、ロフト角とバリエーション、本数
3、グラインド、ソール幅
4、ネック形状
5、シャフトの種類
バウンス、バウンス角度とは

バウンスとは、ヘッドを地面においたときにできる角度のことになります。バンスと表現されることもあります。
アプローチショットのとき、芝生(地面)にヘッドがささらないようにするため、そしてバンカーショットのときには、勢いよく砂を爆発させるため(エクスプロージョンショットと呼びます)、このバウンスの角度はつくられています。
上記のとおり、ウェッジはフルショットでも使用しますが、活躍する場面は、どちらかといえば、グリーン周りからのアプローチショットやバンカーショットのほうが多くなります。
体全体をつかったフルショットと違い、アプローチショットは振り幅も小さく、力の加減がデリケートです。
そのため、インパクトの前に芝に当たってしまうダフるミス(ザックリ、チャックリとも呼びます)が出やすくなります。
このバウンスは、そのミスを最小限に、あわよくば普通のショットのように見せてくれるほど軽減してくれる役目があります。
ソールの一番下がリーディングエッジよりも下になることでソリや船底のような役割をしてくれるので、少し手前に入ってもヘッドが止まらずにそのまま芝の上を滑ってくれるのです。
バウンス角度が小さいほどローバウンス、大きいほどハイバウンスという名称になります。
さて、ではどのようなバウンス角が自分に適しているのか。
まずは入射角が大きく影響します。
入射角は、アドレス、ボールの位置、打ち方で変わりますが、ボールに対してどんな角度でヘッドがインパクトを迎えるか、という角度のことになります。
上から入るほど入射角が急で、下から入るほど緩やか、と覚えてください。
この場合、バウンスとの兼ね合いは、入射角が急ならバウンスは大きいほうが、入射角が緩やかならバウンスは小さいほうが適正という基準になります。
また、ウェッジの打ち方、というより、フェースの開き方、によっても変わりがあります。
フェースを開くとバウンスが増しますので、この打ち方を多用する場合はローバウンスが適正ということになります。
ロフト(角度)、バリエーション、本数

つづいて、ロフト角のご説明になります。
単品ウェッジのプロダクトとしては、多めのバリエーションを有しているメーカーやブランドでも、一番たっているロフトで46度、寝ているロフトで60度が一般的です。
メジャーなウェッジのブランドであれば、ほとんどのモデルが2度刻みでラインナップされていて、人気ブランドであれば、そこにバウンスの種類が加わるので、ウェッジの王様(勝手に呼ばせてもらいます)といっても過言ではない『タイトリスト VOKEY DESIGN SM』のシリーズですと、ロフトとバウンスをあわせると20種類以上のバリエーションがあるほどです。
バウンスの種類はさておいたとしても、46度から60度まであれば、ロフトの種類だけでも8種類もあることになります。
なぜ、こんなにも種類があるのか。その理由は、近年のアイアンカテゴリーが増えてきたことにも要因があります。
アスリートタイプから激飛び系まで含めると、9番の次の番手のピッチングウェッジは、47度前後から38度前後まであり、その下の距離を担当するウェッジのロフト設定と本数は、個々のゴルファーがチョイスすることになるので、メーカーも多様なニーズに合わせてプロダクトを展開している、というわけです。
そして、設定と本数ですが、上記のとおり、ピッチングウェッジ(以下PW)のロフトが決め手になります。
例えば、PWのロフトが47度だった場合、4~5度の間隔をおき、次は52度、次に56度か58度という組合せ。
PWが45度だった場合、同じくの間隔で、次は50度、次は58度だと開きすぎてしまうので、56度をチョイス。といういくつかのパターンがあると思います。
ですが、飛び系アイアンなどですと、PWが42度くらい、46度か48度のウェッジを1本いれたいところです。ただ、その次に50度と56度をいれると本数が多くなります。
こういったパターンの場合
①長い距離を担当する番手を減らして、短い距離を優先させるセッティングにする
②短い距離は加減でコントロールして、長い距離を優先させるセッティングにする
という2つの選択肢になってきます。
個々の得手不得手で変わってくる部分ではありますが、100ヤード以内、グリーン周りやバンカーショットなどは、パッティングと同様に、スコアに直結する大事なカテゴリーです。
さまざまなロフト設定を試しながら、自分に合ったセッティングを模索していくのも良いかと思います。
グラインド、形状、ソール幅
グラインドとは、広い意味では、ソールの形状のことになります。
ソールは、地面に接する部位になるので、まっ平なイメージになるかもしれませんが、少し丸みを帯びていたり、はっきりと削られた形状になっていたり、まっ平な形状のタイプはほとんどないのが現状です。
バウンスと同じく、グラインドも、さまざまなゴルファーのニーズに合わせて、たくさんのタイプがつくられているといってよいかと思います。
さて、では、なぜグラインドが必要なのか、という点です。
例えば、アプローチショットの場面。ロフトより球を上げたいようなシチュエーションがあり、フェースを開いて構えると、必然的にバウンスは増加します。
特に、ハイバウンスの場合、バウンスが効きすぎてしまいますが、ソール後方が削られたようなグラインドがあると、フェースを開いてもバウンス効果が減少します。
その他にも、さまざまな効果を狙って、トゥ・ヒール側が削られているタイプ、ソールの中が凹んでいるタイプ、リーディングエッジ側とバックフェース側が削れていて丸い形状のタイプなど、実に多様です。
そして、このグラインドの存在があるからこそですが、ソール幅も狭いものから広いものまで種類が豊富です。
入射角に話を戻しますが、入射角が急ですと、ソール幅は狭め、緩やかですと広めがおススメになります。
グリーンでピタッと球を止めるバックスピンをかけるショットは、急な入射角で的確なボールコンタクトが必要になりますが、それだけに、少し手前に入ると地面にささってしまい、大きなミスとなってしまいます。
ただ、ソール幅がひろければ、滑りやすくなり、ミスが軽減されます。
デリケートなボールコンタクトよりも、ある程度ミスを軽減してくれたほうがよい、という方にはソール幅の広いタイプがおススメです。
ネック形状、ストレートネック、グースネック

シャフトの先端、黒い樹脂(ソケット)があり、そこからヘッドのリーディングエッジへのラインの箇所をネックと呼びます。
種類としては、ストレートネックとグースネックがあります。
ストレートネックは、シャフトからネック、リーディングエッジにかけて文字通りストレートにみえているタイプ。
グースネックは、シャフトのラインより、リーディングエッジが少し後方にあるタイプになります。
ストレートネックの特徴としては、フェースを開いて使いやすく、球の高さも出しやすい。ひっかけにくいし、操作性も高くなりますが、反面、ある程度のスイングの安定性は求められます。
グースネックは、フェースを開くには構えづらく、球の高さは低めになります。
つかまりはよいですが、操作性重視というよりは、オートマチックなタイプととらえたほうがよいかもしれません。
上記のことが選ぶときのポイントとなりますが、もう1点重要なことがあります。
アプローチでは、フェースを開く開かない以前に、スタンダードなアドレスでの《構えやすさ》、スッとおいて、スッと打てる、そんな相性の部分が大事なポイントになってきます。
そうなると、同じく顔の印象が大事なアイアンとの連動性を忘れてはいけません。
アイアンがストレートネックのタイプを使っている場合、ウェッジがグースネックですと、それだけで違う感覚で構えること、打つことが求められます。
逆もしかりです。ネックの形状やヘッドの大きさなど、完璧には合わせられないかもしれませんが、可能な限りタイプを合わせたほうが、違和感を感じることなく、自然と構えやすくなるかと思います。
シャフトの種類
単品ウェッジは、メーカーカタログをみると、スチールシャフト装着のモデルがほとんどです。
ただ、アイアンでカーボンシャフトと使っている方、レディースゴルファーの方でスピン系のウェッジに興味をお持ちの方や、アプローチが苦手なのでその部分をサポートしてくれるタイプのウェッジが欲しいかたなど、ニーズが多様化してきたため、メーカーによってはカーボンシャフトを標準で装着してくれているモデルも、少数ですが展開してくれるようになってきました。
さて、シャフトの選ぶときのポイントですが、アイアンのシャフトと同じ、もしくは総重量が重くなる重量のシャフトを選んでください。
ウェッジは、フルショットで使う場面もありますが、ここまでお伝えしてきたことでお分かりいただけると思いますが、振り幅の小さいアプローチショットで最も重要な役割を担うアイテムです。
そのアイテムが、アイアンより軽くなってしまうと、手先でアレコレとしやすくなってしまい、トップやザックリといったミスも出やすくなってしまいます。
例えば、アイアンでカーボンシャフトを使っていたとしても、ウェッジだけスチールシャフトをチョイスするという選択肢もOKかと思います。
逆に重さをつかうこともできますので、ストロークに安定感がでるイメージも増します。
クラブ全体のセッティングとして、ドライバーが一番軽く、一番下のウェッジが一番重い、ということをひとつの知識として、覚えて頂ければと思います。
おすすめ中古ウェッジ 人気ブランドの高評価モデル 特選10モデルをご紹介
さて、ここからは、ウェッジを展開する主要メーカーから2010年以降に発売された高評価モデル、特選10モデルをお伝えします。
各モデルごとに⦅Golfdo⦆在庫・価格状況をご案内しています。気になる品があればCHECKしてみてください。
①タイトリスト VOKEY DESIGN SM9
ロフト角バリエーション:46・48・50・52・54・56・58・60・62
世界トップクラスの人気ブランド ロフトとバウンスの多さが特徴
SMはスピンミルドの略。こちらのSM9は9代目になります。
タイトリストのウェッジをお伝えするときは、やはり『ボブ・ボーケイ(現タイトリスト・マスタークラフトマン)』のご紹介はさけてとおれません。
モデル名の『VOKEY』は、このクラフトマンの名前からきています。
前述で、ウェッジの王様という表現を使いましたが、否定されるかたはあまりいないかと思います。
それほどに、ブランドの存在感が際立っていて、アマチュアの上級者の使用率は勿論、トーナメントプロの使用率の高さも長年トップクラスを継続しています。
理由は、何といっても、ロフト・バウンスのバリエーションではないでしょうか。
ロフト設定から、個々のタイプに合わせられるバウンスとグラインドのタイプの多さ。
既製品でウェッジのフィッティングをできてしまうほどの凄さは、他のメーカーもなかなか追随できないところかと思います。
2025年現在、最新モデルはSM10で、SM9より前のモデルは中古市場になりますが、まだまだバリエーションも多くありますし、中古は多少スピン性能が落ちるといわれますが、ロフトの組合わせやバウンス・グラインドの種類など、自分に合ったタイプを模索していくには、コストパフォーマンスも考えると、中古のSMシリーズは最適なブランドかと思います。
②タイトリスト VOKEY FORGED
ロフト角バリエーション:46・48・50・52・54・56・58・60
日本市場向けの軟鉄鍛造モデル
2019年発売モデル。
ボブ・ボーケイが、日本市場に向けて造ったモデルだそうです。そう考えると、日本市場はすごいですね。
何故あるのか。日本の芝は、世界では独特な質とのことで、その状況に合うように造ったのが、このモデルだそうです。
具体的なご説明。欧米の洋芝に比べると、日本では、一部の気温が低い地域を除いて、暑さに強いコーライ芝がメインになっています。
暑さに耐えるため、根や茎が太くしっかりしているので、滑らせて打つほうが適しているというのが理由。
この『VOKEY FORGED』は、少しだけグースになっていて、でもコンパクトなヘッドサイズ。
そして、日本人がNSプロ950GHやさしく使えるスピン系のウェッジというところでしょうか。
こちらも、3代前までの中古があります。
③クリーブランド RTX FULL-FACE
ロフト角バリエーション:56・58・60・64
※50・52・54は特注生産ですが、中古市場に在庫あります。
フェース全面溝(スコアライン)モデル
2021年に発売の現行モデルです。
クリーブランドもウェッジのブランドとしては、ボーケイに次ぐ存在感があります。
現在はキャロウェイゴルフでクラブ開発に携わっている『ロジャー・クリーブランド』という人がつくったブランドで、色々あり、現在メーカーとしてはダンロップ社がクリーブランドブランドを扱っています。
本格派の顔立ちながら、近年トレンドとなりつつある、全溝のウェッジ。
トゥ側でヒットしてもスピンがかかりやすく、さらに、ヒール側を低くトゥ側を高くしていることから、フェースを開きやすくなっていて、オールラウンドなイメージのモデルかと思います。
④クリーブランド CFX
ロフト角バリエーション:46・48・50・52・54・56・58
スチールシャフトの重さや硬さも数種類、カーボンシャフトの品も豊富です
2019年発売のモデルです。
やさしいウェッジの要素がそろっているのに、クリーブランドブランドらしく、しっかりスピンがきいてくれる嬉しいモデルです。
バックフェースはわかりやすい大型キャビティアイアンのようなデザイン。
ソール幅も広めで滑りやすく、それでいてソール後方側を少し削っているので、開いて構えるのもOK。
標準シャフトには、スチールシャフトの『ダイナミックゴールド115』『NSプロ950』もあれば、カーボンシャフトの『Diamana for CG』もあります。中古市場にも、カーボンシャフト装着の品が多数あります。
アイアンセットとの連動、という観点では、『VOKEY DESIGN』のような本格派は難しいが、セット組みのウェッジでは物足りない、という方におススメのモデルですね。
⑤クリーブランド スマートソール4
ロフト角バリエーション:42・50・58
※メンズ・レディースモデルあり
最強のやさしいウェッジ フルキャビティ効果も絶大 レディースシャフト装着モデルもあります
アプローチ、バンカーが苦手なかたへの最高級のサポート能力をもったモデルです。
ただ、ロフトバリエーションはたった3種類、42度、50度、58度のみ。
特徴は、これ以上ないくらいのワイドソールとキャビティ効果。ラインナップとして、メンズモデルに加えて、とてもめずらしいレディースモデルがあります。
そして、それぞれに特徴があります。
まずは42度。アプローチは転がしのほうが距離感もあいやすくシンプルに寄る確率が高い、といわれていますが、とはいえナカナカ難しいもの。
そんな方に、この42度は最強のサポートをしてくれます。ワイドソールのおかげでザックリの心配も軽減、パターのように打てば、オートマチックに転がしのアプローチになってくれます。
そして、58度。まさに、バンカーのエクスプロージョンのためにできたようなワイドソール。
とにかく、ボールの手前にドンっと落としさえすれば、58度というロフトも手伝い、砂を爆発させて、ボールを上げてくれます。
あとは力加減だけ。ウェッジは「どれをつかっても苦手意識が…」という方は、一度使ってみてください。
⑥キャスコ ドルフィン DW-118
ロフト角バリエーション:48・50・52・56・58・60・64
独特のソール形状でミスを軽減 やさしいウェッジの大人気ブランドです
一見してわかる、ソールのヒール側形状。
ワイドソールのやさしいウェッジはたくさんありますが、この形状は特別です。
そして、ヘッドサイズが大型ではなく、スッとかまえやすいのも特徴です。アイアンの形状とのバランスでいうと、アイアンをマッスルバックやハーフキャビティのようなシャープなフェースデザインのモデルをお使いの方で「アプローチが苦手で…」という場合、組合せとしてはおススメかと思います。
⑦フォーティーン RM-4
ロフト角バリエーション:46・48・50・52・54・56・58・60
スピン系ウェッジの名器『MT-28』の後継、国産アスリートタイプウェッジの代表です
約20年前のプロダクト、フォーティーンの『MT-28』というモデル。
ミルドフェース&ミルドグルーブ、今では当然となっている世界の激スピンウェッジの流れは、このモデルがきっかけだったともいわれています。
さすがに20年前のモデルなので、中古市場の在庫はほとんどありませんが、性能が進化しながら継承されていて、本格派のタイプは現在も造られていて、この『RM-4』はさまざまな意味で進化した激スピンウェッジです。
ルックス的には、ティアドロップ形状ながら、全体的に丸みがあり、フェースを開きやすいのが印象的、操作性重視のモデルなのがわかります。
バックフェース上部に縦の段差があるのも特徴で、フルショットでのミスヒットに強い設計となっています。
⑧フォーティーン DJ-4
ロフト角バリエーション:41・44・47・50・52・54・56・58・60・62
フルショットでもアプローチでも使い分けできるロフト角度の多さ、スピン性能も高評価
グースネック、キャディバック、ややワイドソールと、やさしいウェッジの要素が満載なのに、リーディングエッジはストレートで構えやすく、軟鉄鍛造なので打感もよく、フォーティーンなのでスピン性能も抜群。
その上の際立った特徴が、ロフトバリエーションの広さ。
なんと41度や44度があります。
日本のメーカーらしく、日本市場のトレンドである『飛び系アイアン』に合わせやすい展開をしてくれているところが、他のメーカーにない最強ポイントですね。
⑨キャロウェイ JAWS
ロフト角バリエーション:46・48・50・52・54・56・58・60・64
激スピンがキーワード
サメの噛みつくイメージを、ボールを嚙むような、というイメージのところに合わせた高スピン力をもったモデルです。
キャロウェイは、海外では『フィル・ミケルソン』、日本では『石川遼プロ』と、ウェッジの名手が契約プロとして活躍しており、その性能の高さを証明してくれています。
2024年3月現在、ウッド系やアイアンで複数のタイプを展開して、《ノッている》キャロウェイゴルフですが、ウェッジも同様に数タイプ展開しています。
⑩PING(ピン) GLIDE4.0
ロフト角バリエーション:46・50・52・54・56・58・60・64
※EYE2ソールは54・56・58・60
かつての名器を再現 『EYE(アイ)2ソール』は今も健在
最後にご紹介するのは、いま絶好調のメーカー、PINGのウェッジです。
ロジャー・クリーブランドやボブ・ボーケイなど、ツアーウェッジデザインの巨匠たちとは、また別の道を歩んだのが、PINGの創始者『カーステン・ソルハイム』。
1980~90年代に世界の大ヒット作となったアイアンで『EYE2(アイ2)』というモデルがあります。
ネックからトップブレードにかけて角ばったラインがあり、トゥ先は尖っていて、一見台形のようなシェイプ。
ただ、この形状は慣性モーメントを大きくして、ミスに対する寛容性をベースに考えてつくられたことから、当時の大ヒットにつながったといわれています。
その伝統の形状を、ウェッジでもラインナップ。トゥ先が高いため、開きやすく、抜けやすいイメージが秀逸です。NEWモデルも、前作モデルでもこの形状はありますので、興味をお持ちの方はぜひ一度使ってみてください。
まとめ
冒頭でもお伝えしたように、ウェッジはさまざまな場面で使うアイテムです。
特に、グリーン周りからのアプローチショットやバンカーからのリカバリーショットは、そのホールのスコアをなんとか最小限におさえて次につなげるという、とても重要な役割を担っています。
スコアメイクの観点や、他のアイテムとの連動した活用方法などをご紹介している記事もあります。合わせてご覧ください。
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