2024年の最新版、おすすめのクラブセッティング。
人気メーカーから発売のアベレージタイプ歴代の高評価モデルの中から、特選10モデルをご紹介。
ヘッドスピード30~40m/s、ドライバー飛距離170~220ヤードのゴルファーの方へのおすすめです。
※本ページにはプロモーションが含まれています
アベレージタイプのクラブセッティングの選び方
大事な3つの要素「軽量」「つかまり」「寛容性」がキーワード
ドライバーからアイアンまで、すべてのアイテムで求める一番の性能は、やはり飛距離かと思います。
特にドライバーは特別。ティーショットで飛距離をかせぎ、セカンドショットをできるだけ短い番手で打てれば、ナイスオンの確率もたかまり、スコアアップにもつながっていきます。
飛距離アップに一番連動するのはヘッドスピードですが、このヘッドスピードを上げるためには、クラブの総重量の軽量化が一番シンプルです。
軽くなれば、力を使わず振りやすいですし、コースラウンドでも、球数をこなす練習場でも、体力的にも楽になります。
アベレージタイプのドライバーは、平均して270g台から280g台。
メンズのモデルとしては、軽過ぎず重過ぎず、適正な重量帯になっています。ヘッドとシャフトの重量のバランスも良く、手に持ったときのフィーリングも考えて造られています。
もうひとつ、飛距離アップに作用してくれるのが、インパクトでヘッドが球をつかまえる性能です。
ヘッドは、重心の設定でインパクト前後の動きを変えることができます。特にヒール寄り+ソール後方側に重心を配分することで、ヘッドはインパクトでターンしやすくなり、オートマチックにヘッドがつかまえてくれます。
うまくインパクトのタイミングが合えば、風に弱くてランも少なく飛距離ロスになってしまうスライス球ではなく、風にも強く転がりも多くて前に飛んでいく力が強い、フック球、強弾道になってくれます。
次に、セカンドショットのことを考えるとき、重要になってくるのが『フェアウェイから打てること』になります。
ロングホールや長いミドルホールの場合、セカンドショットで持つアイテムがフェアウェイウッドやユーティリティだと、良いライから打てることは、ショットの精度を上げてくれますし、必然的にグリーンキャッチの確率も高まっていきます。
飛距離をかせぎたい気持ちと同じくらい、方向性の安定感『寛容性』も欲しいところです。
この点でも、近年のクラブの性能は、サポート力も抜群。
特にアベレージタイプは『スイートエリアの拡大』『慣性モーメントの大型化』が新製品開発の最重要ポイントといってもよいほどに進化していて、オフセンターヒットでも飛距離ロスを軽減してくれて、直進性もアップしてくれます。
長い番手の充実がスコアアップのポイント
アベレージタイプのモデルのラインナップとしては、フェアウェイウッドとユーティリティが豊富なのが特徴として多く見られます。
アイアンセットの展開も、以前のように5番からの設定ではなく、番手は6番からがほとんどで、特にロングアイアンのレンジは、ショートウッドやユーティリティで担当するという概念に、完全に移行したといってもよいでしょう。
そして、フェアウェイウッドとユーティリティも有効な使い方があります。それぞれにメリットとデメリットがありますが、『飛距離と高弾道のフェアウェイウッド』と『オールラウンドなユーティリティ』という表現が一番わかりやすいかもしれません。
フェアウェイウッドの7番や9番は、飛距離を楽に出してくれる性能と、球の高さを出してくれる性能がユーティリティよりも上で、この点がメリットといえます。
グリーンを狙うときでも、キャッチしてから止まってくれる高弾道にオートマチックになってくれるため、得意なアイテムとして使いこなせれば長い距離も苦にならなくなるほどです。
ただ、デメリットもあります。ウッドはクラブ自体が長いため、振りやすさ・扱いやすさはユーティリティのほうが勝ります。ソール幅もひろいため、傾斜や悪いライからのショットでは、デメリットのほうが目立ってしまうかもしれません。
その点、ユーティリティはアイアンの感覚で打つことができる長さなので、扱いやすく、ソール幅もウッドより狭いので、悪いライからの許容性もあり、文字通り「ユーティリティ」な働きをしてくれます。
アベレージタイプの選び方は女子プロのセッティングを参考に
そう考えた場合、キャディバッグの中の14本、パターを除いた13本のセッティングは、得手不得手にも寄りますが、ウッドとユーティリティを充実させることで、長い距離への対応の幅がひろがり、トータルでみればスコアアップにつながりやすくなるかと思います。
たとえば、日本人では石川遼プロ、海外ではタイガー・ウッズ選手など、トーナメントプロのセッティングも真似てみたいのが、ファン心理としてあるかもしれません。
ただ、一般男子のアマチュアゴルファーですと、女子プロのセッティングのほうが良い参考になるかと思います。
特に小柄な体格の選手ですと、長い番手を充実させているプロも多いので、是非メーカー公式サイトなどでチェックしてみてください。
対象ヘッドスピード30~40m/sのゴルファーのかたへおすすめセッティング特選10モデルをご紹介
さて、それでは、おすすめのセッティング、特選10モデルをご紹介します。シャフトの硬さは、すべてRフレックスで設定しています。
各モデルごとに⦅Golfdo⦆在庫・価格状況をご案内しています。気になる品があればCHECKしてみてください。
①XXIO12
2000年に初代モデルが発売されてから20年以上が経過、2023年12月に最新モデルの13代目『XXIO13』が発売されました。こちらの『ゼクシオ12』はひとつ前のモデルになります。
カーボン複合ヘッドや、可変式スリーブ「カチャカチャ」など、革新的な新機能を海外のメーカーが次々と搭載していくなか、一貫して単一素材チタンヘッドをつらぬき、シャフトもグリップも自社製で、1本のクラブとして、振りやすさを最も重要視して造りこんでいるアベレージタイプのトップレベルの代表作といってよいと思います。
フェアウェイウッドの番手構成も、3・4・5・7・9とフルラインナップで、ユーティリティも4番手、18度から26度までそろえてくれています。
セッティングのおすすめですが、9番ウッドの存在とユーティリティの豊富さを活かしての組み合わせとしました。
ウッドとユーティリティで重複する距離の設定もありますが、前述のとおり、それぞれのメリットを場面に応じて効率的に使い分けることを考えてのセッティングとしています。
13代目のゼクシオが発売されました!ともなって、こちらの『ゼクシオ12』がどんどんお買い得になっています。おすすめですよ。
②STEALTH GLOIRE
2022年に2月に発売された赤いフェースカラーの『STEALTH』シリーズは、アスリートタイプとして、世界のゴルフ市場を席捲しました。
『カーボンウッド』という新しい概念を登場させて、飛距離と寛容性ともに高評価となりましたが、その秋に、グローレブランドでもその機能を搭載させたモデルを発売しました。
ドライバーでは、『ステルスグローレプラス』と『ステルスグローレ』の2タイプを発売。こちらでは、カチャカチャがついていなくて軽量となっている『ステルスグローレ』をおすすめとしています。
カーボンツイストフェース、カーボンクラウン、フルカーボンソール。聞いただけでも相当な軽量化がわかりますし、その分の余剰重量を、高弾道とつかまりの性能に生かしているのは明白で、アベレージタイプの傑作かと思います。
フェアウェイウッドは7番までですが、ユーティリティが2度刻みのロフト設定で4番手、19度から25度までありますので、大事なロングレンジのサポート力も抜群です。
テーラーメイドの最新テクノロジーが搭載されたアベレージタイプ。すべてが高次元で整ったシリーズですが「まずはドライバーから」という揃えかたもおすすめです。”カーボンウッド”の威力は凄まじい!
③ROGUE ST MAX FAST
2022年に発売のモデル。2018年に初代『ROGUE』が発売されましたが、その前年に発売された『EPIC』がアスリートタイプのテイストだったのに対して、アベレージタイプとして高弾道やつかまり重視の性能が高く評価されていました。
4年後の2022年、同ブランドで、さらにバージョンアップされて発売されたのが、この『ROGUE ST』シリーズです。
同時で4タイプを発売。個々のゴルファーにマッチングしやすいように複数のモデルをラインナップしましたが、その中で、軽量タイプとして、前作を上回る評価を得たのが、このモデルです。
4タイプの中では、アスリートタイプの評価ももちろん高かったですが、全ての新搭載機能がアベレージタイプにこそ最適ではないかといえるような造り。
ボール初速アップと寛容性アップと高弾道。MAXFASTだけのフェアウェイウッド・ユーティリティ・アイアンまで展開しているので、セッティングもOKです。
フェアウェイウッドとユーティリティは、新しい『ジェイルブレイクテクノロジー』が搭載。さらにボール初速アップの機能が増しています。まずは「フェアウェイウッドとユーティリティから」というセッティングの仕方もおすすめです。
④XXIO PRIME2021
2021年発売。ゴールドの色調で、レギュラーモデルのゼクシオシリーズよりさらに軽い、シニアゴルファーをターゲットとしたプレミアムラインです。
2001年に初代が発売されて以降、レギュラーモデルと同様に2年に一度のペースで新作を発表して、その都度トップレベルの販売を継続しています。
2023年3月に最新モデルとなる12代目が発売されました。
フェアウェイウッドの展開はレギュラーモデルと同様ですが、ユーティリティは23度から3度刻みで32度まである点が、シニアゴルファーをターゲットとして造られたモデルということを感じます。
アイアンのセット販売の番手も、6番からではなく7番からピッチングウェッジの4本を基本としていて、6番は単品扱い。ロフト設定からみて、ユーティリティ優先のセッティングをおすすめとしました。
「シニアゴルファーへのおすすめ」という観点では、国産メーカーの中ではトップクラスのシリーズです。超軽量で振りやすいコンセプトと、プレミアム感たっぷりのテイスト。中古市場でも高額ですが、このタイプの”ラグジュアリー感”をお探しの方にはおすすめです。
⑤EPIC MAX FAST
2021年発売。『ROGUE ST』シリーズの前の代となるモデルですが、まだまだ高評価。
ドライバーはもちろん、フェアウェイウッドもユーティリティも中古市場に本数多数。それだけ人気が高かった証拠かと思います。
ここ数年のキャロウェイのブランドとして、EPIC、ROGUE、MAVRIKがあります。そのなかでEPICはアスリートテイストとなっていますが、この『EPIC MAX FAST』は特別。
ドライバーの総重量がRフレックス装着で269g、シャフト重量も42gと軽量&振りやすさは抜群。もちろん『2本の柱』ジェイルブレイクテクノロジーも搭載されているので、飛距離性能も最高。
アイアンセットの番手構成にサンドウェッジがないため、単品でそろえる必要がありますが、その他は揃えるのが可能です。
⑥SIM GLOIRE
2020年発売。先にご紹介しました最新モデル『STEALTH GLOIRE』の性能がスゴイため、どうしてもトップとは表現できないのですが、それでもまだまだ高評価。
ボール初速をアップさせるテーラーメイド独自の機能『スピードインジェクション』、直進性を高める『ツイストフェース』、つかまり性能を上げるドローバイアスと、飛ばすための要素がたくさん備わっていて、総重量も270g台、振りやすい軽量となっています。
ルックスもストレートフェースになっていて構えやすく、アベレージタイプにしては比較的ディープフェースなので、このヘッドシェイプがお好きな方にはおススメです。
『GLOIRE』のブランドが、ここまで人気を保ち続けているのは、歴代モデルに”ハズレ”がないことも理由にあります。長年続くブランドですと、少し評価の低い代もあるものですが、ゼクシオとグローレにはそれがない。この『SIM GLOIRE』も高評価、おすすめです。
⑦XXIO10
2017年発売のモデル。球のつかまりという点では、歴代ゼクシオのなかでもトップクラスの評価を得ています。
さすがゼクシオブランド、2つ前のモデルではありますが、中古市場に9番ウッドなどの稀少な番手も数本在庫がありますし、その分コストパフォーマンスもよくなります。
おすすめのセッティングは、ゼクシオ12と同じです
節目となる10代目になりますが、GLOIREシリーズと同様に、ゼクシオも”ハズレ”がない怪物ブランドです。中古市場でチョイスするなら、こちらのシリーズか、コスパを重視して後ほどご紹介する『ゼクシオセブン』にするか、というところですね。
⑧インプレスUD+2
2016年発売のモデル。『UD+2』のネーミングは、文字通り「プラス2番手」という意味から。
アイアンにだけ適用される意味あいでしたが、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティもラインナップとして展開。
ストロングポイントとしてつかまる性能に特徴をもたせ、他のアベレージタイプと比較しても、際立っていたこと。
そして、国産メーカーのヤマハらしく、打感と打音というフィーリングに関しても、日本人の好みをくすぐるテイストに仕上げてくれているのが、ヒットした理由のひとつともいえるでしょう。
フェアウェイウッドでは、3番のみチタンヘッドのため、扱いが別となっています。2016年発売のモデルですが、まだ中古市場に本数もあり、おすすめセッティングでそろえることが可能です。
『飛び系アイアン』を代表するブランドになった感がある『UD+2』。ここまで定着したのは、ラインナップ全体が高評価だったことも理由のひとつです。特にウッド系の”つかまり性能”は秀逸、コスパも含めておすすめシリーズのひとつです。
⑨XXIO7
アベレージタイプの王者を使ってみたい、しかし、コスパも大事、という方には、この代がおススメです。10年前のモデルにもかかわらず、まだまだ中古市場に本数が豊富、つくづくゼクシオブランドの凄さを感じます。
セッティングは、10代目、12代目と同じです。ただ、コストパフォーマンス抜群!
アベレージタイプの王様ですが、それゆえにコスパ最強の年式も中古市場にあるのが嬉しいところ。他のブランドでは番手構成も少なくなってしまうところですが、こちらは中古市場の在庫も豊富です。
⑩ROGUE STAR
2018年発売。この初代『ROGUE』は、アベレージテイストとして高評価だったため、少し時期をずらしての追加モデルとして、ドライバーとフェアウェイウッドに限定して、この『ROGUE STAR SPEED STAR』を発売しています。
スタンダードな『ROGUE STAR』のドライバーがRフレックスで総重量280g台であるのに対し、こちらは、40g台の超軽量シャフトを装着していて、総重量が272g!
追加バージョンのため、中古市場本数が少なく、おすすめのセッティングとしてはドライバーのみとしています。
もうひとつ、ユーティリティのロフトバリエーションが多いのも特徴です。20、23、26、29とあり、まだまだ中古市場の本数も豊富、Rフレックスでおすすめセッティングをそろえることが可能です。
アイアンの番手設定ですが、最近の飛び系アイアンの特徴のひとつ、ウェッジ構成がPの次にAとGとSがあります。
まとめ
今回は、シニア世代のゴルファーのみなさんへ、おすすめのクラブセッティングをご紹介しました。
他にも、クラブの選び方を詳しくご説明している記事や、ドライバーの飛距離を伸ばす練習方法、スコアメイクの観点からさまざまな情報をお伝えしている記事もありますので、合わせてご覧ください。
コメント