スコアのつくりかた 第2回『バンカーとラフの考え方』 ラフからのフライヤーとは?

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202212192

スコアが安定しない、縮まらない、乱れてしまう、なかなか良くならない、という方にスコアアップ・スコアメイクのコツや考え方をご紹介。初心者の方はもちろん、数年ゴルフ歴のある方にもおススメ。

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スコアのつくりかた 第2回は『バンカーとラフの考え方』

スコアのつくりかた、第2回は『バンカーとラフの考え方』をお伝えしていきます。

第1回の冒頭でも記載しましたが、こちらでお伝えする内容はレッスンの類ではありません。

もし、「バンカーからのロブショットの打ち方を知りたい」「バンカーショットのアドレスのカタチを知りたい」など、スイングの技術、テクニックの類での情報をお求めの方でしたら、こちらの内容ではお力にはなれないと思いますので、恐縮ですが、ここでストップされたほうがよいと思います。

こちらでお伝えしていく内容は、スコアを良くするための知識、考え方、取り組み方などのご紹介になります。

今回は『バンカーとラフの考え方』というテーマです。バンカーとラフの存在を、どう認識したほうが、よりスコアアップにつなげていけるか。

コース全体の中での位置づけや、さまざまなシチュエーションのショットとの連係などをご説明しながら、お伝えしていきます。

バンカーの種類『エクスプロージョンショット』 ラフからの『フライヤー』もご説明

こちらをお読みの方には、ゴルフを始めて間もない方、初心者のかたも多いと思います。

最初に、バンカーの種類。そして、関連するいくつかの専門用語がでてきますので、簡単にご説明します。

ご存じの方は、目次のほうから次にスキップしていただければと思います。

フェアウェイバンカーとガードバンカー

バンカーには、大きくわけて2種類あります。1つ目は『フェアウェイバンカー』

例えば、Par4のミドルホール、ドライバーでティーショットを打って、曲がったときにラフのなかに広めのバンカーがあります。

これが『フェアウェイバンカー』になります。フェアウェイを横切っているものを『クロスバンカー』といいますが、一種フェアウェイバンカーに類されると思いますので、ここでは同様の扱いとします。

2つ目は『ガードバンカー』

これは、グリーン付近に配置されたバンカーのことで、目立つ役割としては、セカンドショットでグリーンを攻めるとき、花道の横に大きく口を開けて待っているのが典型的な『ガードバンカー』です。

形状としてはアゴの高いタイプが多く、ピンまでの距離は短いケースが多いですが、バンカーショットとしては『エクスプロージョン』という打ち方がメインになります。

ガードバンカーからの基本『エクスプロージョンショット』

『エクスプロージョン』とは、バンカー専用のショットの名称です。

特にガードバンカーからのショットで使われます。ボールの手前にヘッドをぶつけて砂を爆発させるようなイメージであることから、この呼び名がついています。

通常の芝のうえと同様の打ち方も全く不可能ではないですが、ガードバンカーにつかまった場合、アゴが高いので打ち出しの高い球筋で、しかも短い距離という、クリーンにヒットしてのショットではかなりの難度になってしまうため、この打ち方が一番適正といわれています。

できるだけフェースを開いて、スタンスもオープンに構えて、ウェッジのソールの部分のバウンスを使って打つ、という、通常のショットにくらべるとかなり変則な打ち方になります。

余程のことがない限り、バンカー以外からは使わないスタイルのショットでしょう。

ラフからの『フライヤー』とは

『フライヤー』とは、フェアウェイよりも芝が長いエリア、ラフからのショットで生じる現象です。

芝が長いと、インパクトの瞬間にフェースとボールの間に芝が挟まれ、ボールがフェースの溝に食いつかず、通常よりスピンの量が減って棒球のように飛んでしまいます。

結果として、想定より飛距離が出てしまったり、グリーンに落ちてもスピンがきかず転がってしまう、ということになってしまいます。

このフライヤーの厄介なところは、芝の長さによっても影響の度合いがかわり、どれくらい飛んでしまうのか、数値的に読みづらいことです。

フォローやアゲンストといった前後方向の風がからむと、さらに読みづらくなります。

ラフの芝の長さは、特にルールで決められているわけではありませんが、ラフが全くない、というコースはあまりないかと思います。

そして、夏の時期は芝が伸びるのが早く、芝自体の強さもありますので、フライヤーの影響を一番受ける季節と覚えてください。

バンカーへの対応 フェアウェイバンカーとガードバンカーの違い

バンカーに入っても、ルール上の罰打、ペナルティはありません。

基礎知識になりますが、バンカーに関連するルールで気をつける点は、アドレスで構えた際にクラブヘッドのソールが砂に触れたら2罰打になる、というところでしょうか。

バンカーショットでの基礎的な注意点

ただ、通常の芝のうえと、ショットをするうえで、ペナルティ的な意味合いとなることがいくつかあります。

ひとつめは足もとが不安定なことです。

柔らかい砂の上でスイングをすると、芝の上よりも滑りやすく、同じように足腰を使うのは、かなり困難といえます。

アドレスに入るときには、砂に足をもぐらせるようにして、少しでも安定感を増す、固定する作業をしなければなりません。

ふたつめ、これはフェアウェイバンカーに限ったことですが、インパクトでボールとフェースをクリーンにヒットしなければなりません。

芝の上からのショットでしたら、多少手前に入ってもソールが滑ってくれて、ミスによる距離的なロスも若干で済むかもしれません。

しかしバンカーからでは違います。

芝のように滑ってくれないので、少しでも手前に入ると距離的に大きくロスしてしまうことになります。

前述しましたように、ガードバンカーからではエクスプロージョンという特別なショットがスタンダードとなりますので『アドレスでの足場の悪さ』『エクスプロージョンショット』、フェアウェイバンカーからの『クリーンヒット』という点が、芝の上からのショットとバンカーショットとの一番の違いになるかと思います。

フェアウェイバンカーとガードバンカーのリスク 高いアゴには要注意

さて、上記のとおり、フェアウェイバンカーとガードバンカーでは、ショットの仕方に違いがありますが、ここでお伝えしたいのは『バンカーに入ることによる具体的なリスク』です。

まずは共通のリスクです。ゴルフ場によって、そのコースの設計意図によっても違いがでてきますが、バンカーはフェアウェイやラフよりも低いところにある、穴のような形状になっているケースがほとんどです。

広さも深さも一定ではありませんが、バンカーに入るときは、下に降りるイメージ、出るときは登るようなイメージです。

そんな形状のため、バンカーの周囲には『アゴ』という存在があります。

特に、設計上、グリーンを狙うことに対してのペナルティの意味も含めて、バンカーからグリーンに向かう方向に高いアゴがあるケースが多いのが特徴です。

フェアウェイバンカーでは、グリーン方向が見えなくなるほどの高さがあるケースはあまりないかもしれませんが、ガードバンカーの場合は、そこから登り降りするのは危ないくらいの高さのところも多くあります。

フェアウェイバンカーからのショットでは、ガードバンカーよりも長い距離を打つことが多く、必然的に弾道も低くなります。

グリーンを狙う、できるだけ飛ばすことを考えることが優先されてしまいますが、その前に、まずは必ずアゴの高さをチェックしてください。

ボールからアゴまで離れていて、低い弾道でも超えられるのであれば、全く問題はありません。

ただ、アゴに近く、低い弾道だと当たってしまいそうなケースでは、確実に高さをクリアできる弾道を打てる番手をチョイスしてください。

一番、欲が出てしまうのは、グリーンに届く距離の番手でギリギリ高さをクリアできるというケースです。

何とかクリアできた場合はもちろんOKですが、アゴに当たってしまった場合、バンカー内に戻ってしまうことがほとんどですし、最悪の場合アゴにささってしまい、次の一打は近辺に出すだけ、ということにもなりかねません。

1打のチョイスのミスが、1打2打というペナルティと同様になってしまいます。

そして、グリーンに届く距離を打てず、やむなくレイアップ(きざむ)の場合であっても、グリーン手前のガードバンカーや花道を確認して、次の1打を考えてのショットをすることも大事になってきます。

ガードバンカーでのアゴの存在は、よほど近くなければ、球を高くあげるエクスプロージョンショットが基本になりますので、問題はないと思います。

次にガードバンカーのみのリスクです。

グリーンを狙ったショットがショートしてしまう、届かずに入ることが多いので、高い弾道から落ちて入ることになり、『目玉』になることがあります。勢いよく高いところから砂に落ちてしまうので、少しもぐったような状態になることです。

目玉になってしまうと、度合いにもよりますが、通常のエクスプロージョンでもイメージ通りのショットをする、距離感を出すのは、大変困難です。

深さによっては、目玉から抜け出すだけ、バンカーから出すことができないというケースもあります。バンカーに使われている砂質が柔らかいコース、そして好天候がつづき、砂がサラサラしている時期などは、要注意となります。

スコアメイクにつなげる

ここまでは、用語の説明、基礎的な知識をご紹介してきました。

ここからは、今回のテーマの本題に入ります。

さまざまなゴルファーの方と接してきましたが、「ラフからのショットが苦手」という方よりも、「バンカーが苦手」という方のほうが圧倒的に多かったと思います。

理由としては、ラフからは極端にダフったりしても、余程深いラフでない限り、数ヤードしか飛ばない、ラフから出ない、ということにはつながりません。ある程度の距離は出てくれます。

ただ、バンカーからは別です。

フェアウェイバンカーにせよガードバンカーにせよ、バンカーから出ない、何度も打ったことがある、という方が多いのです。

ミスの印象が濃く、それが苦手意識として強く残っている原因かと思います。

ただ、前述しましたように、ラフが全くないというゴルフ場はないと思いますし、バンカーも同様です。

バンカーは、OBでもなく、ワンペナでもありません。

アゴの近くや、目玉になっていない限り、1打でしっかりクリアすることがスコアアップにつながっていくことは、おわかりいただけると思います。

バンカーショットは練習と経験でクリア アドレスとボールの位置でも改善

結論を先にお伝えしますが、バンカーからのショットは練習と経験でクリアできます。

少し表現を変えると、スコアアップのためにはクリアしなければなりません。

フェアウェイバンカーからのショットでは、クリーンにヒットする、ということをお伝えしましたが、もっとわかりやすく表現すると、確実にダウンブローでヒットする、ということです。

バンカーに限らず、芝の上からのショットでも同様ですが、基本的にアイアンはダウンブローでヒットするのが正しいインパクトになります。

トーナメントプロのショットをご覧いただくとわかりますが、インパクト直後にターフ(芝)が飛んでいくときに削られている箇所が、アドレスでセットした場所ではなくボールの真下か少し先から削れているのがわかると思います。

『入射角』というインパクトへの角度の名称もあるのですが、真横からではなく、若干上からの入射角でヒットするのが、適正なヘッドの軌道になります。

バンカーからの場合はより顕著になります。

少しでも手前に入ると大きなミスになりますので、通常よりも確実にダウンブローでヒットするイメージが大事になります。

このイメージは練習場でもある程度会得することができます。

まず、すくい上げようとする動作は厳禁なのが第一ですが、アドレスで左足体重を少しだけ強めに、ボールの位置もスタンダードより少しだけ右寄りに置けば、必然的にダウンブローでの軌道でヒットすることができます。

手を痛めないくらいの度合いで、人口マットにヘッドが当たる音がすればOKです。

スタンダードな弾道より若干低くなりますが、バンカーからの脱出という意味では確実性が増すかと思います。

また、バンカーで使うクラブはアイアンかウェッジ、という認識の方も多いですが、グリーンまで長い距離を残していてアゴが近くない場合は、アイアンよりもフェアウェイウッドやユーティリティのほうが、脱出がはるかに楽です。

ヘッドの形状として、ソール幅がひろいため、多少手前に入っても滑ってくれる度合いが強いのです。

アイアンだとしっかりコンタクトする必要がありますが、FWやUTでしたら、ヘッドをぶつけるようなイメージでも、結構強い球が出てくれます。

ガードバンカーからのショットも、イメージの仕方だけで、かなりの違いが出ると思います。

エクスプロージョンというショットがスタンダードになり、フェースを開いて砂を爆発させる打ち方、とお伝えしました。

これはリーディングエッジというヘッドの先端が砂にささらないようにするための動作なのですが、苦手なかたは、ボールにクリーンに当たって飛び過ぎてしまうホームランというミスを懸念してインパクトで緩んでしまったり、極端に手前にヘッドを落としてしまうことで少ししか飛ばない、というミスにつながってしまうケースが多いと思います。

本当に大まかな表現ですが、ボールの2~3センチくらい手前、ここにヘッドを入れさえすれば、しっかり振っても飛び過ぎることはありませんし、一度コツがわかれば、振り幅による距離感をつかめると思います。

また、クラブのサポート力でカバーすることもできます。

最近のクラブの中には、バウンスやソール形状が工夫されているタイプも発売されていますので、フェースを開かずに普通に構えて打つだけで砂を爆発させてくれるモデルもあります。

「簡単に言うけど…」と思われるかもしれませんが、ゴルフ人生のなかでスコアをのばしていく過程では、バンカーでのショットは絶対にクリアしなければならない課題のひとつです。最近は、さまざまな動画もあり、雑誌のレッスン記事もたくさんあります。また、練習場の施設も充実してきて、バンカーの練習場を有しているところもあります。

苦手な方、初心者のかたは、是非積極的に取り組んでいただき、バンカーに入っても動揺がなくなるくらいまでの認識になって頂ければと思います。

厄介なラフからの『フライヤー』

さて、ラフからのフライヤーは厄介と先にお伝えしました。

ヘッドが芝に絡んでボールが全然飛ばない、というほどの長いラフはトーナメント以外ではお目にかかれないかもしれませんが、「フライヤーになってしまうかも」というくらいのラフは、頻繁に出会うかと思います。

「しまうかも」という点がまさに厄介な理由でして、繰り返しのご説明になりますが、飛び過ぎる度合いが読めないのです。

では、なぜフライヤーがスコアメイクの観点で厄介なのか、具体的にご説明します。下の図をご覧ください。

グリーンをねらうときのシチュエーションです。

ケース①では、ピンがグリーンセンターなので、仮にフライヤーになって飛び過ぎたとしても、ピンの少し奥くらい、グリーン上で止まってくれるでしょう。

または、手前のエリアを狙って打ち、飛び過ぎたらピン付近、飛び過ぎなかったら手前のエリア、というように結果としてどちらでもOK、リスクは避けることができます。

比較して、ケース②をみてください。手前にバンカーがあり、ピンが奥目というシチュエーションです。フェアウェイからであれば、風などの影響がなく距離感に自信さえあれば、スピンをかけた球質でピンをねらうことも可能です。

ただ、これがラフからですと状況は一変、フライヤーの懸念が生じます。

飛び過ぎてしまうことを計算しても手前はバンカー。

もしフライヤーがかからなければバンカーに入ってしまいます。

逆に、ピンを狙ってフライヤーになってしまうとグリーン奥まで飛んでしまうでしょう。

特に日本のゴルフ場は顕著で、グリーン奥からのアプローチは一番難度が高いケースが非常に多いのです。

グリーンの奥は避けたい、手前のバンカーも目玉の可能性があるので避けたい、ということで、グリーンの右サイドの手前のエリアを狙い、グリーンオンすれば上出来、という限られた選択肢にならざるを得ない、という状況になってしまいます。

コースレイアウトの把握と、ショット前の情報のチェック

ラフからのフライヤーが厄介なのはおわかり頂けたかと思います。

ただ、さきほどのケースのように、選択肢が限られはしますが、対処の仕方はあります。

第1回『事前の準備』でお伝えしましたが、コースレイアウトの情報を事前に仕入れておければ、また、現場にいって乗用カートにコース情報が記載されているナビがあって確認ができれば、グリーンの形状とピンポジションとの関係を知ることができます。

先ほどのケース②のようなホールであれば、ティーショットをフェアウェイに置いておくことの重要性が大きくなります。

ホールの距離がそれほど長くなければ、ドライバーを使わずフェアウェイキープを最優先にする番手でのティーショットを選択するという手もあります。

次回、『ティーショットの考え方』でもお伝えする予定ですが、ティーショットにおいて飛距離はもちろん大事ですが、スコアメイクの観点からはグリーンから逆算しての考え方も重要になってきます。

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まとめ

今回は、バンカーとラフの考え方についてお伝えしました。

ラフからのフライヤーですが、まだ経験したことがない、というゴルファーのかたは、特に夏の暑い時期、ラフが深いゴルフ場にいきましたら、ラフからのショットで球筋を確認してみてください。

飛んだ距離もそうですが、棒球のように飛んでいく球筋が、通常のスピンの効いた球筋と違うのが、見てお分かりいただけると思います。

普通ならグリーンに落ちて止まってくれるのに、落ちた後に奥まで転がってしまったら、確実にフライヤーです。

くり返しになりますが、バンカーショットのマスターと、ラフからのフライヤーの認識はスコアを伸ばしていくうえで、本当に大事です。是非覚えて頂きたいと思います。

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