ヘッドスピード40m/s以上のゴルファーにおすすめの中古ドライバー、総重量290~310gのモデルからご紹介します。

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- 2024年の最新版、ヘッドスピードに合わせた適正なクラブの選び方 クラブのマッチングでドライバーの飛距離をアップ!
- 購入や買い替えを検討しているゴルファーのみなさまに、特選10モデルをご紹介
- ①キャロウェイ EPICSTAR(エピックスター)
- ②ダンロップ XXIO FORGED(ゼクシオフォージド)
- ③テーラーメイド M2(2016年モデル)
- ④ヤマハ RMX(リミックス)118
- ⑤ダンロップ XXIO eks(ゼクシオエックス)
- ⑥PING(ピン) G410PLUS
- ⑦キャロウェイ EPICSPEED(エピックスピード)
- ⑧テーラーメイド STEALTH(ステルス)
- ⑨ダンロップ SRIXON ZX5MkⅡLS
- ⑩PING(ピン) G430MAX
2024年の最新版、ヘッドスピードに合わせた適正なクラブの選び方 クラブのマッチングでドライバーの飛距離をアップ!
重さ別で総重量290~310g、標準シャフトやカスタムシャフト装着のアスリートタイプがメインになりますが、飛距離性能や方向性の安定感が高評価なモデルなど、それぞれに特徴もあり、発売年代によっては、コストパフォーマンス抜群のプロダクトもあります。
購入や買い替えを検討しているゴルファーのみなさまに、特選10モデルをご紹介
今回は、総重量290~310gのドライバーを、大ヒットとなった名器を中心に、メーカー別の独自性能や、おすすめモデルのストロングポイントなどをご説明しながら、ご紹介していきます。
各モデルごとに【ゴルフドゥ公式サイト】の在庫状況をご案内しています。気になるモデルがあれば、是非CHECKしてみてください。
①キャロウェイ EPICSTAR(エピックスター)

キャロウェイ独自のボール初速アップの機能『ジェイルブレイクテクノロジー』初搭載モデル
過去にもおすすめのモデルとしてご紹介させてもらいましたが、今回の重量別のなかでもおすすめになります。
2017年に発売。このモデルの前と後では、キャロウェイのドライバーの性能は大きく変わります。
メーカー独自のボール初速、飛距離アップの機能『ジェイルブレイクテクノロジー』、いわゆる2本の柱が搭載された初めてのモデルになります。
フェース側の上下の内部に柱をつけて、フェースがボールを押すパワーをアップ。
近年のゴルフ界では、ドライバーでもゴルフボールでも、性能面を語るときに、ボール初速というキーワードが定着していますが、このモデルのプロモーションにより根付いたという感もあるほどに、衝撃が強かったのを記憶しています。
以降、毎年2月に発売されるNEWモデルには、ほぼ同様の機能がさらに進化したカタチで搭載されていて、飛距離を追求するゴルファーに嬉しい話題を提供し続けてくれています。
ボール初速アップによる飛距離アップの期待大!2016年より前のドライバーをお使いの方におすすめです
カーボンとの複合ヘッドではありますが、この代は、とにかくボール初速アップが最大のアピールポイント。
2016年以前に発売されたキャロウェイのドライバーをお使いのかたには、コストパフォーマンスも含めて、おススメのプロダクトになります。
中古市場 Speeder(スピーダー)569 EVOLUTION(エボリューション)Ⅲ装着のモデルが豊富です
290g台、300g台の重さでは、この年代の人気シャフト装着の品が多く、楽しめる要素がたくさんあります。
標準シャフトのSフレックス装着でも、総重量293gと対象の重さになりますが、楽しめるのはカスタム装着のバリエーションの多さです。
数年にわたり大人気となったフジクラのシャフト『Speeder EVOLUTION』のシリーズで、3代目となる赤いシャフトの50g台『Speeder569 EVOLUTIONⅢ』が、新作発売時にカタログ標準ラインナップされていたため、中古市場も豊富な在庫状況となっています。
人気の『Speeder EVOLUTION』シリーズとともに、グラファイトデザインのTOUR-ADシリーズの中でもクセのないフィーリングでいまだに使用者が多い『TOUR-AD TP5』が装着されている品もあります。2万円以下の品もあり、コスパ&性能面からもおすすめです。
②ダンロップ XXIO FORGED(ゼクシオフォージド)

しっかり振れる『ゼクシオ』ブランドのドライバーの元祖です
このモデルは2010年に発売。アベレージモデルの日本代表ブランド『XXIO』のレギュラーモデルの初代は2000年に発売されました。
やがて、フェアウェイウッドやユーティリティ、アイアンなどもラインナップされていきましたが、2006年、その一角に初代『XXIO FORGEDアイアン』が登場。レギュラーモデルの4代目が発売されているタイミングでした。
特徴としては、ゼクシオのやさしさを持った少しアスリートよりのアイアン、というところでしょうか。
軟鉄鍛造の造りで、ヘッドサイズも少しコンパクト。
標準シャフトではカーボンとスチールがラインナップされて、標準カーボンもレギュラーモデルの標準カーボンにくらべると少し重め、どちらかというとスチールシャフトの人気も高く、という評価でした。
それだけならSRIXONシリーズとの重複になりそうでしたが、このモデル独特の打感の良さが大人気となり、2年周期で『フォージド』のラインも発売が継続されて、アイアンに関しては2016年の6代目まで発売、現在の『ゼクシオエックス』のシリーズにプロダクトのコンセプトは継承されています。
さて、その中で、2010年のアイアン3代目の発売時に、『XXIOFORGEDドライバー』がラインナップに加わりました。
ドライバーなので、もちろん造りは軟鉄鍛造ではありません。
ただ、ストロングポイントはアイアンとほぼ同様。ゼクシオのやさしさは欲しいが、少し重めのスペックが欲しい、というゴルファーにとって最高のコンセプトとなり、ヘッドシェイプもややディープフェースで、打感と打球音もアスリート好みのテイスト。
標準シャフトのSフレックス装着で総重量が303gと、ヘッドスピード40m/s台のゴルファーで、やさしさも要求するゴルファーには最高のモデルとなりました。
コストパフォーマンス抜群! 1万円以下の品が多数あります
2010年発売のため、最新モデルとの性能比較では劣るかもしれませんが、このモデルのおススメの理由は、重さとやさしさが融合してくれている点、そしてコストパフォーマンスです。
XXIOのやさしさを持ちながら、しっかり振ってもシャフトがブレない303gという総重量。ロフト9.5度を選ぶと、心地よい打感ながら強い弾道を飛ばしてくれます。
さらに、コストパフォーマンスの良さ。1万円以下の品がほとんどです。
いま現在つかっているドライバーが、軽くてシャフトも柔らくて球筋がばらついてしまう。しかし、高額品の購入は厳しい、という方には、おすすめの一品です。
③テーラーメイド M2(2016年モデル)

テーラーメイド歴代ドライバーの中でも『名器』と呼べるモデルです
2000年代の半ば、テーラーメイドは、『r7』というブランドのプロダクトで、ドライバーのチューニング機能を世に浸透させます。
それまでは、ヘッドの周りでの鉛(なまり)の貼り替えでしかできなかったバランスや重心設定の調整を、ヘッド自体にスクリュータイプのウェイトキットをパーツとして組み込むことで可能にしました。
その後、いくつかのモデルを発売した後に、今では装着が当たり前となった『可変式スリーブ』が初めて搭載された『R9』が2009年に発売されます。
ただ、その間にも、チューニング機能がついていないモデルがテーラーメイドから発売されています。『BURNER(バーナー)』というブランドで、チューニング機能が付く『R』のラインとの違いは、ヘッドの重量が重く、それによって生まれるバランスを活かしたハンマー効果で飛距離をアップさせる、という特徴のプロダクトラインでした。
チューニング可能なタイプは、2011年に『R11』が発売。ソールについたキットでヘッドアライメントを調整できるという新機能です。
継続して、バーナーのラインも発売が続いていましたが、2012年に『ロケットボールズ』という強烈なブランドが発売されます。
ドライバーというよりは、フェアウェイウッドで話題となったモデルですが、やさしさや高弾道よりも飛距離アップの性能に特化したプロダクトで、ドライバーからフェアウェイウッド、ユーティリティとアイアンのラインナップもありました。
同じタイミングで『R11』ブランドのプロダクトもありましたので、この時点で「チューニング機能のアスリートライン」と「飛距離性能に特化したぶっ飛び系のライン」の2タイプがはっきりとしたように思えます。
2013年にスライド式のウェイトキットが搭載された『SLDR』が発売され、2014年に『R15』シリーズが発売された後、『R』のブランドは終了します。
ただ、2015年には『M1』という新しいブランドでチューニング機能搭載モデルが発売、可変式スリーブとスライド式のウェイトキットによる調整機能は、現在でも継承されています。
さて、BURNERブランドはこの間も続いていましたが、2015年に『AEROBURNER』が発売され、これが最後となります。
そして、次の年となる2015年、可変式スリーブはありますが、他の調整機能はついていない、ある意味でぶっ飛び系の後継ともいえる『M2』が発売されます。
2015年に初代、2017年に2代目が発売されましたが、とにかく近年稀にみる大ヒット。
前後に発売されたモデルと比較して、中古市場の本数をみると、よくわかります。
つかまりの良さがストロングポイント 性能のバランスが抜群です
「スライス対策ドライバー」の回では2代目モデルをおススメとさせてもらいましたが、「飛距離性能に特化した」というテイストは、そのつかまりの性能からも感じとれます。
2023年現在では、STEALTHというまったく新しいブランドが展開されていますが、その前のSIMのブランドでは、チューニング機能がついた『SIM』と、ついていなくて少しつかまりの良い『SIMMAX』というすみわけになっていました。
初代の『M2』もついていません。ただ、チューニング機能がついていない、というよりは、比較して「つかまり性能を重視した」というテイストに仕上げた結果、タイガーウッズさえも使用してしまうような、飛距離と操作性と寛容性が、絶妙なバランスで共存している、稀少なタイプのドライバーとなったことが、後に名器という位置づけになったひとつの要因かと思います。
高評価の飛距離性能を持ちながら、コスパ抜群! 1万円台の品が多数あります
標準シャフトのSフレックスが装着で、総重量297g。
シャフトのフィーリングも、ややしっかり感があり、ヘッドスピードが40m/s以上のゴルファーのかたで、テーラーメイドがお好きな方。
そして、ややスライス系の球筋でお悩み、つかまり性能で飛距離を伸ばしたい、というゴルファーにおすすめのプロダクトです。
そして、前述したとおり大ヒットとなったモデルですので、中古市場の在庫は豊富です。
さらに、標準シャフト装着の品であれば、1万円台の品がたくさんあり、コストパフォーマンスの面からみても、抜群におススメのドライバーです。
④ヤマハ RMX(リミックス)118

ヤマハから発売の本格派アスリートブランド『RMX』
ヤマハには、『RMX(リミックス)』と『inpres(インプレス)』という2つのブランドが長年展開されていましたが、2015年に『RMX116』と『RMX216』、2016年に『inpres UD+2』が発売されて、ブランドのテイストがはっきりとすみわけされることになります。
アスリートタイプで、ツアープロも使用する『RMX』、そしてアベレージタイプとして、他のメーカーでいえばダンロップの『XXIO』ブランドの対抗となる立ち位置の『inpres』と、ドライバーからアイアンまでのフルラインナップで2ブランドの展開が始まりました。
2017年には、RMXのブランドで2タイプが発売。
ストレート弾道で飛ばすという『RMX118』、そしてつかまえてもっと飛ばすという『RMX218』。
特徴ははっきりカテゴライズされていて、こちらでご紹介している『RMX118』はヘッド体積が445CC、ハードヒッターのアスリートの好みをとらえた完全なるディープフェース。フェース左右の打点ブレよりも、ヘッドの挙動操作にだけフォーカスしたかのようなヘッドシェイプとなっています。
フィーリング面が高評価 特に打音が最高レベルです
ヤマハのプロダクトのストロングポイントは、なんといってもフィーリングでしょう。
構えたときのフォルムがアスリートの好みをとらえているのと同様に、インパクト時の打球音も大事な要素、特に日本人は音と感触も選ぶときの重要なポイントとして優先順位が高いとのこと。
国産メーカーのひとつとして、そして楽器も造っているメーカーとして、そのジャンルでは妥協をせずプロダクトを造り上げている、といったところでしょうか。
操作性重視のヘッドシェイプ 稀少なディープフェースのドライバーです
構えたときのポイントとして、投影面積が大きくみえてしまうことは、ゴルファーによってメリットにもデメリットにもなります。
多少芯を外しても大きさが助けてくれる、という観点でしたらシャローフェースなどの大きく見えるヘッドシェイプこそがメリットになるかと思いますが、あまりに大きく感じるとヘッドの開閉などの操作性がイメージしづらい、というゴルファーにとっては、デメリットになってしまいます。
その操作性へのイメージこそが、慣性モーメントや重心設定を考えると、大きいヘッドサイズのほうが許容範囲が断然拡大するにも関わらず、人気メーカーが最大体積ではないタイプ、今作のようなヘッドシェイプのモデルを造っている理由のひとつかと思います。
50g台のカスタムシャフト装着の品がおすすめ 中古市場に在庫多数あり
標準シャフトのSフレックス装着で、総重量がちょうど300g。
そして、『TOUR-AD VR』や『Speeder EVOLUTIONⅤ』など、ブランドの中でも《しなり系》、ヘッドを走らせてくれるタイプのシャフト、その50g台のスペックが装着されて300g台前半、ほど良く振れるアスリートタイプの設定となっている品が多くあります。
カスタムシャフト装着でも1万円台半ば、コストパフォーマンスも良い方かと思います。
⑤ダンロップ XXIO eks(ゼクシオエックス)

しっかり振れる『ゼクシオ』のドライバー 新たなブランドが2019年に登場
日本を代表するアベレージタイプのブランド『XXIO(ゼクシオ)』には、王道のレギュラーモデルの他にもラインナップがあります。
より軽量化されているタイプと、少し重めのスペックタイプなどがありますが、ダンロップというメーカーの中では、世界に誇るアスリートブランド『SRIXON』があります。
そのため、少し重めのゼクシオブランドは、ヘッドスピードが40m/s台でやさしいタイプを求めたいゴルファーにとっては、決してコアではないニーズが長年継続してありました。
『ゼクシオフォージド』『ゼクシオミヤザキモデル』など、その時々でネーミングが変わりましたが、このタイプを展開していない時期はほとんどなく、ドライバーからアイアンまでのフルラインナップでレギュラーモデルに負けないくらいの人気を得ていました。
そして、シニア向けのレギュラータイプ『XXIO』に対して、プロモーションの仕方もはっきりと若年層をターゲットとしたアピールで2019年に発売されたのが、この『XXIO eks(ゼクシオエックス)』です。
全体的なプロダクトコンセプトはほぼ一緒ですが、重さやシャフトスペックなどで明確に違いがあり、特にSフレックス装着での対象ヘッドスピードでは公式サイトでも「40m/s~48m/s」という記載になっていて、SRIXONブランドのプロダクトと変わらないくらいのターゲット設定となっていることがわかります。
しっかり振れる重さと、やさしさの両方が欲しい、というゴルファーにおすすめです
このモデルのメリットとしては、先ほどご紹介した『ゼクシオフォージド』と同じです。
ある程度ヘッドスピードがあって、しっかり振れるタイプで打ちたいが、やさしさも欲しい、というニーズのど真ん中に位置するコンセプトのモデルです。
2021年には、2代目となるモデルが発売されていて、人気の高さ、評価の高さがうかがえます。
中古市場の在庫状況からもわかりますが、同時期に発売されたレギュラーモデル『ゼクシオイレブン』と本数的に、さほど変わりがありません。
標準シャフトのSフレックス装着であれば、総重量299g。そして2万円以下の品も豊富にあります。
中古市場に、人気のSpeederシリーズの6代目『Speeder569 EVOLUTIONⅥ』が装着された品が多くあります。50g台がついていると310g未満になり、適度な重さとやさしさが共存した魅力的なスペックです。
⑥PING(ピン) G410PLUS

PINGから発売の名器 圧倒的な方向性の安心感
総重量310g台の回にもおすすめのモデルでしたが、この重量帯でも同様になります。
それくらい、近年の人気メーカーからのプロダクトの中では、幅広いゴルファーから望まれるような、バランスのとれた性能を有しているモデルということになります。
これよりもつかまりのよい『G410SFT』、低スピン設計でハードヒッター向けの色が濃い『G410LST』が同シリーズにあります。
ただ、全体的な性能のバランスの良さという観点で、対象の総重量とヘッドスピードのゴルファーには、この年代のモデルの中では、全幅の信頼をもっておススメできるプロダクトといえるでしょう。
とにかくドライバーの直進性が欲しい、というゴルファーにおすすめです
とにかく圧倒的なと表現してもよいくらいの寛容性と、それから生み出される直進性。
「やさしいドライバーを」と求めるときに、オートマチックなつかまりであったり、芯を外した時の飛距離面でのサポートなど、細かく分類すればやさしさにも種類があります。
その中では、フェースの挙動の不安定さから生じてしまう球筋の左右へのバラツキであったり、不調のときにありがちな突然現れる意図しない球筋の出現。
ある意味で、もっとも厄介な類のミスを、最低限の範囲でおさめてくれる方向性の助力こそが、このモデルの大ヒットの最大の武器であると思います。
標準シャフト装着でもまだまだ高価格 人気の高さがわかります
大ヒットの証でしょう。2019年に発売された、現在の現行モデルの2つ前のモデルであるにも関わらず、標準シャフト装着の品でも、2万円以下の品がほとんどありません。
ただ、310g台と違うのは、標準シャフト装着で対象の総重量となりますので、多少価格がさがるところ。本数は少ないですが、3万円以下の品があります。
コストパフォーマンスは良いとはいえませんが、近年のトップクラスに入る、名器です。おすすめの逸品です。
⑦キャロウェイ EPICSPEED(エピックスピード)
AI設計のすごさが2本の柱にも反映したモデルです
先ほどお伝えした『EPICSTAR』から、毎年NEWモデルが発売されていますが、その系譜が下記の通りです。( )は発売年。
EPICシリーズ(2017)➡ROGUEシリーズ(2018)➡EPICFLASHシリーズ(2019)➡MAVRIKシリーズ(2020)。
そして、この流れのあとに、2021年『EPICSPEED』のシリーズが発売されます。
2本の柱『ジェイルブレイクテクノロジー』はカタチを変えて、進化をして継承。
今作では、AIに設計させた『AIフェース』に加え、2本の柱の形状もAIが設計。
『ジェイルブレイク AIスピードフレーム』というネーミングになり、インパクト時の横方向へのエネルギーロスも軽減して、ボール初速アップにつなげる、という性能。
同時期発売では、3タイプ。スタンダードな『EPICSPEED』、やさしさのあるタイプに位置する『EPICMAX』、そして低スピン設定の最もアスリートタイプに位置する『EPICMAX LS』。
ヘッドのカーボン部分が増加して、そのまま重心位置の最適化につながっているので、前作よりも飛距離面と寛容性の双方の性能で向上している、という特徴になっています。
飛距離性能が抜群! 標準シャフト装着でも、しっかり振れるスペックです
標準シャフトのSフレックス装着で、総重量が302g。
シャフト重量やトルクなどは、それほどハードな数値ではありませんが、振ってみるとしっかりさを感じることができますし、ヘッドタイプとのバランスもとれています。
直進性よりは、飛距離面での性能のほうが評価が高いタイプですが、ハードヒッター向けのLSタイプもあるため、それほどアスリート向けに寄っているテイストではありません。
方向性にはある程度の安定感をもっていて、とにかく飛距離アップのドライバーを、とお探しのゴルファーにおすすめです。
2021年に発売ということで、まだまだNEWモデルの記憶が新しいところですが、翌年に発売された『ROGUE ST』も大ヒットとなったため、この『EPICSPEED』、中古市場でのコストパフォーマンスがよくなっています。
標準シャフト装着であれば、2万円台の品がたくさんあります。
⑧テーラーメイド STEALTH(ステルス)

2022年の大ヒットモデル 『カーボンウッド』という驚異的な新機能
2022年発売のモデル。こちらも同時発売の『STEALTH PLUS』を、310g台のおすすめでもご紹介しています。
ドライバーのフェースにカーボンを採用するという、驚異的ともいってよい新機能で、ドライバーにとって必要な、飛距離アップやスイートエリアの広さ、そして打感などのフィーリング面、すべてにおいて高評価となった、アスリートタイプとしての大ヒットモデルになります。
3タイプを同時期発売として、こちらの『STEALTH』はスタンダードの位置付け。これよりつかまりのよい『STEALTH HD』があるので、タイプ別としては、先にご紹介した『EPICSPEED』と同じくような立ち位置になるかと思います。
標準シャフトも高評価 中古市場に在庫多数あります
テーラーメイドのアスリートタイプのドライバー、とくれば、カスタムシャフト装着の品のオンパレード、と思われるかもしれませんが、中古市場をみてみると、標準シャフトの人気の高さがわかります。
最新作のひとつ前のモデルではありますが、3万円台の品もたくさんあります。
今作の『カーボンウッド』の威力、味わってみたい方は、是非ご検討ください。
⑨ダンロップ SRIXON ZX5MkⅡLS

SRIXONブランドの最新モデル トーナメントプロも使用者多数
こちらも2022年11月に発売されたばかり。
前作の『SRIXON ZX5』と『SRIXON ZX7』が大好評。特に松山英樹プロがマスターズ優勝時に使用していたということで、以降の大ヒットはご存じの通り。
ブランド名はそのままに、MkⅡ(マーク2)というかたちで継承。
そして、新作では3タイプのラインナップ。一番本格派の《DUNLOP SELECTSHOP限定》という扱いになった『SRIXON ZX7MkⅡ』。
そして、スタンダードな位置づけとなった『ZX5MkⅡ』と、低スピン設計でハードヒッターよりの重心設定となっている『ZX5MkⅡLS』、という3つのタイプに増えて、SRIXONファンにとっては選び甲斐のあるラインナップにしてくれています。
大ヒットの次作というプロダクトは、メーカーにとってとても重要です。
ファンの期待に応えれば大ヒットの継続になりますが、期待外れになると、競争が厳しいだけにあっさりとファンは離れていきます。
その意味では、今作は前者の評価、特に飛距離性能の進化については、文句ナシという評価になっています。
フルチタンヘッドで飛距離性能に特化 飛距離アップを求めるゴルファーにおすすめです
他の主要メーカーを見渡すと、ほぼ全てのドライバーがチタンとカーボンの複合構造のヘッドになっています。
理由は、より軽いカーボンとの複合にすることで、余剰重量を適正配置、寛容性などの性能を向上させることにつながる、ということにあります。
ただ、このシリーズの3タイプは、すべてがチタンだけのフルチタン構造のヘッド。
つなぎ目がないシームレスなボディになり、より大きくてスムーズなたわみを生む出すことで、これまでになかったボール初速を可能にした、というモデルのコンセプト。
寛容性、曲がり幅を軽減する性能のジャンルもしっかりとおさえていますから、飛距離アップを狙うゴルファーには、最高級におすすめのプロダクトになっています。
スピン量に悩むゴルファーにおすすめ 低スピンを生み出すLSのタイプです
通常販売の『ZX5MkⅡ』と『ZX5MkⅡLS』の2タイプのなかでも、後者は特に低スピン設計となっています。
飛距離を つくるのに重要な最適なスピン量は2000回転台といわれていますし、ヘッドスピードが40台だと、2000回転台前半で高い弾道であれば、最大限の飛距離をだしてくれることになります。
3000回転台の高スピンに悩むゴルファーには、この低スピン設計の『ZX5MkⅡLS』は、スピン量軽減の手助けになる可能性大、おすすめのプロダクトです。
ドライバーのスイングリズムがゆったり、というゴルファーにおすすめです
ひとつのポイントとしては、標準シャフトのスペックがそれほどハードではないことでしょうか。
Sフレックスでもシャフト重量が49g、トルクが5.8と比較的振りやすさ重視のスペックになっています。ゆったりしたスイングリズムで、ヘッドを走らせたいゴルファーにおすすめのセッティングかと思います。
⑩PING(ピン) G430MAX

PINGから発売の最新モデル すでに高評価を得ているモデルです
2022年11月に発売されたばかりのNEWモデルです。
同時期にシリーズとして発売されたのは3タイプ。スタンダードな『G430MAX』と、つかまり重視の『G430SFT』、そして低スピン設計の『G430LST』。
ドライバーの3タイプ展開は、ここ数年のシリーズと同じですが、シャフトのラインナップに少し変化がありました。
スタンダードな『ALTA J CB』ブランドは継続で、名称を『ALTA J CB BLACK』としています。
そして、これまでは元調子系の『TOUR173-65』が、ハードヒッター向けの標準装着シャフトとして設定されていましたが、新たに『PING TOUR 2.0 CHROME』と『PING TOUR 2.0 BLACK』の2タイプが60g台と70g台のスペックをそろえて登場。
ともにハードヒッター向けですが、CHROMEよりBLACKのほうがややハード、段階を選べるようなラインナップとしてくれています。
このG430MAXをヘッドとした場合、スタンダードな標準シャフトの『ALTA J CB BK』Sフレックスで総重量307g、ハードヒッター向けのシャフト2タイプの60g台を装着でそれぞれ309g・308gと、ほどよい重さに仕上げてくれています。
圧倒的な直進性と、進化した飛距離性能が融合
以前に、発売直後のNEWモデルご紹介のときにもお伝えしましたが、しっかりと前作『G425』シリーズをうわまわる性能をもっています。
大きくは3点。左右だけでなく上下の打点ブレへのサポート力アップ、超極薄フェースのパーセンテージ拡大、前作の課題だった打音の改良。
近年のPINGの大ヒットの要因は、なんといっても「大慣性モーメントによる圧倒的な直進性」という、方向性の安定感が突出していた点にありました。
そこに、フェースの進化が加わり飛距離性能のアップがもたらされた、ということであれば、極上のプロダクトになったといってもよいかと思います。
方向性の安心感が欲しいゴルファーにおすすめです
この重量帯をつかうヘッドスピードのゴルファーにとっては、飛距離性能は勿論ですが、好不調の波をいかに軽減してくれるか、というポイントも大事になってきます。
絶好調のときは、しっかりと飛距離をだしてくれる、そして不調のときは暴れてしまう曲がり幅をおさえてくれる、そんなドライバーがあれば、こんなにありがたいことはありません。
飛距離性能では、他のメーカーのプロダクトにも高評価のモデルがありますが、方向性の安定感が最優先、というゴルファーには、もっともおススメのドライバーかと思います。
標準シャフト装着でも300g以上のスペックになります。最新モデルなので、まだまだ高価格
上記シャフトの3タイプ、すべてが適正な重量とはなりますが、しなりの感じ方としては、やわらかい方から、ALTA J CB➡TOUR CHROME➡TOUR BLACK、という順になります。
スイングリズムがゆったりで、できるだけシャフトの走りで飛距離をだしたい、というゴルファーでしたらALTA J CB、シャフトの挙動をおさえて何よりも安定感が欲しい、という方でしたら後の2種類。
まだ新作発売開始から数か月経過したばかりで、新品が高額なため、まだ中古市場の品も高額ですが、上記の標準シャフト装着でしたら、6万円台の品もあります。
※モデル紹介の資料に記載されている重量の数値は、新商品として発売されていた当時の数値です。中古品の場合は、若干重量が変わっている場合もありますので、ご了承ください。
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