ゴルフグローブの基礎知識 天然皮革・人口皮革などの種類、サイズの選び方などをお伝えします。2024年版、フットジョイやキャロウェイなどの人気メーカーから、おすすめの最新モデル、レディースタイプなどもご紹介します。
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ゴルフのグローブは保護とグリップ力を担う大事な役割
ゴルフのグローブは、クラブやシューズなどと比較すると地味で目立たない存在ですが、プレーヤーとクラブをつなぐ、非常に重要性の高いアイテムです。
クラブを握ったときに滑らないようにしてくれるグリップ力と、マメなどができないように手を保護することが主な役割になります。
そして、素手に近い感覚で握れるフィット感などのフィーリング面や、消耗品であるがゆえに耐久性も大事になってきます。
こちらでは、そんな重要なアイテムになるグローブについての基本知識、素材の種類やサイズの選び方、おすすめの人気ブランドなどをお伝えしていきます。
グローブをはめるのは片手?両手? なぜ左手?
一般的には、右打ちの場合には左手に、女性は手を保護する意味で両手に着用する方もいます。
さて、なぜ片手?それも左手なのか?
諸説ありますが、ポイントとしては「できるだけ素手感覚が望ましい」ということと、スイング時は左手が支点になる」という点が挙げられると思います。
グリップを握る力の加減は、スイングの中でも重要な要素で、実際トーナメントを観ていても、フィーリングを重視して素手でプレーするツアープロもいるくらいです。
クラブは勿論両手で握りますが、遠心力を考えたとき、左手のほうが支点の役割になり負担がかかることもあり、素肌を保護する意味で左手だけ着用するというのが理由になっているかと思います。
パターを打つときはグローブを外すゴルファーも多い
グリーン上のパッティングのとき、または短い距離を打つアプローチの時などにはそれほど負担もかからないため、素手感覚を重視して、グローブを外す方も多くいます。
フルスイングではないので、グリップ力も必要ではありませんし、汗や雨などの影響ですべってしまうという心配もありません。
グローブの選び方で最も大事なサイズ選び。初心者の方へのご説明
一般的なサイズの数値としては、男性ゴルファーが21から26、女性の場合は18~21になり、このサイズの数値は、手のひらの周囲の長さのことになります。
メーカーやブランドによっては、S・M・Lといったサイズ表記のモデルもあります。
グローブで重要なのは滑らないこと。サイズ感はピッタリが望ましい。大きいのはNG
重さ300g以上のクラブを握って振るときに、滑らないようにするのが大事な仕事です。少し大きめのゆったりサイズを選んでしまうと、手のひらとグローブにすき間ができてしまい、フィット感が損なわれてクラブの挙動が不安定になってしまいます。
できれば、手のひらにジャストなサイズを選ぶか、もし2つのサイズのどちらかで悩んだら、小さいほうのサイズを着用して、使いながらフィットさせていくようにしましょう。
ゴルフのグローブの種類 『天然皮革』と『人口皮革』 それぞれの特徴と選び方
グローブの素材と特徴をふまえた種類としては、大きくわけて2つ、『天然皮革』と『人口皮革(合成皮革)』の2種類になります。そして、それぞれにメリットとデメリットがあり、選び方にもポイントがあります。
機能、コストパフォーマンスなどの視点になりますが、ポイントとしては「グリップ力」「フィーリング」「耐久性」「価格」「ファッション性」の5つになります。
ゴルフのグローブ 天然皮革 柔らかい素材とグリップ力が特徴
天然皮革は、おもに「エチオピアシープ」と呼ばれる羊の革が使われているタイプになります。
メリットは、圧倒的な柔らかさと、吸いつくようなグリップ力。
一度使用してこのフィット感を気に入ってしまうと、なかなか他のタイプがつかえなくなってしまうほどに、抜群の柔らかさを有しています。
生地も薄いタイプが多く、素手に近い感覚で握れることによるフィーリング面での人気が高いのが特徴ですが、革自体が高級なことから高価格なモデルが多く、コストパフォーマンスとしてはよくありません。
また、他のデメリットとして、汗や雨などの水分に弱いこと、生地の薄さからくる耐久性の弱さなども挙げられます。
ゴルフのグリップ 人口皮革 耐久性と、汗や雨への強さが特徴
人口皮革、そのなかでも合成皮革と呼ばれるタイプの特徴は、生地が厚めで耐久性が高く、全天候型とよばれる雨や汗に強いタイプがあり、ある意味で天然皮革のデメリットをカバーする機能が、そのままメリットになっている感があります。
柔らかさは天然皮革には勝てませんので、フィット感は劣りますが、素材製法の違いからさまざまなタイプのグローブをつくれるのも特徴です。
季節に合ったタイプ、夏用の涼感重視のメッシュ素材のモデルや、冬用に防寒機能を重視した暖かいモデルなどがあります。
また、白や黒がほとんどの天然皮革と違い、ゴルフウェアとのコーディネートを可能にしてくれる多彩なカラーリングのモデルがあるのもメリットといえるでしょう。
ゴルフのグローブ 初心者ゴルファーへのおすすめ
グローブには、1着1,000円前後の品から3,000円弱の品もあります。
大きくわけると天然皮革と人口皮革の2種類。
それぞれをもっと細かく分類すると、天然皮革でいえば生地が薄めの素手感覚重視と、厚めの柔らかさ重視。
人口皮革でいえば、スエード調の薄さ重視のタイプ、全体的にごわごわで耐久性とグリップ力重視のタイプもあれば、ナノフロントという新しいタイプの生地が採用された全天候型もあります。
消耗品であるがゆえに、コストパフォーマンスも重視したいところですが、まずはさまざまなタイプを使ってみて、自分の好みを探してみることをおススメします。
ゴルフのグローブ 人気ブランドからおすすめモデルをご紹介
フットジョイ
公式サイトをご覧いただくとわかりますが、モデル数の多さに驚かれるかと思います。
素材の種類も天然皮革から人口皮革、複合素材使用のモデルまで、実に様々。
ひとつのモデルで複数のカラーリングをきちんとラインナップしてくれているのも嬉しいところ。
全体的にシンプルなデザインが多く、アスリートゴルファー向けのテイストが多いのも特徴かと思います。
フットジョイのおすすめグローブ『ナノロックツアー』 トレンドとなっている『ナノ素材』採用モデル
生地が薄めながら、雨や汗にも強い、滑りづらい特質をもった素材『ナノフロント』を採用したモデルです。
このモデルのよいところは、グリップ力を重視する手のひら側にはナノフロントを採用して、柔らかさや質感をもちたい甲側には天然皮革を採用しているところです。
カラーはシンプルにホワイトとブラックの2色。このクオリティで2,000円しない価格は、嬉しいところです。
キャスコ
「グローブといえばキャスコ」といわれるくらい、国内では圧倒的な歴史と実績、信頼感をもったメーカーです。
天然皮革や人口皮革といった種類の多さはもちろん、カラーリングが豊富なモデルや、日本人特有の指が短めの方向けのモデルもあるなど、ラインナップはトップクラスのメーカーです。
キャスコのおすすめグローブ『パレット』 メンズもレディースもカラーが多彩
全天候型の合成皮革ですが、特徴はなんといってもカラーリングの多さ。
メンズで10種類、レディースも10種類。サイズ展開はメンズがSとMとL、レディースがSとM。
レディースは左手用と両手用があり、さらには指先がカットされたネイル対応タイプも3色展開。ゴルフウェアとのコーディネートにはコレがイチオシです
ミズノ
いわずと知れた、日本が世界に誇る総合スポーツメーカーです。
各分野で機能性重視の優れた商品を多数展開しているなかで、ゴルフのグローブも同様。
ゴルフシューズで『飛びスパイク』という概念を誕生させたメーカーらしく、グローブでも「グリップ力で飛距離を伸ばす」というコンセプトのモデルを展開。その特徴もあり、展開しているのはほぼ合成皮革です。
ミズノのおすすめグローブ『W-GRIP』 合成皮革なのに伸縮性抜群
合成皮革のモデルですが、特徴はグリップ力と伸縮性。
通常、天然皮革と比較すると生地が伸びない分がデメリットにもなりますが、複数の素材を採用することで、伸縮性を損なわず、それでいて合成皮革のメリットであるグリップ力を強化していているという嬉しいモデル。
機能重視のミズノらしい一品かと思います。
ブリヂストン
天然皮革から合成皮革、季節に応じたタイプなど、幅広く展開する国内トップクラスのメーカーです。
その中でも評価が高いのは、スエード調のタイプ。天然皮革のようなフィット感を醸し出しながら、しっかりと人口皮革のメリットである全天候対応や耐久性などを、持ち合わせたモデル。
トーナメントプロや上級者に使用者が多い、人気のタイプです。
ブリヂストンのおすすめグローブ『ツアーグローブ』 人口皮革とは思えない柔らかさ
クラリーノ採用の人口皮革のグローブ。とにかく柔らかさが抜群!
素手感覚を考えると、ある意味で「天然皮革以上なのではないか」と思えてしまうほどの特徴をもっています。
ブランド名やパッケージは変わりつつも、特徴を変えず、ブリヂストンが長年継続している大人気のモデルです。
キャロウェイ
クラブだけでなく、ゴルフウェアの分野でも大人気のメーカーだけあって、グローブのモデルでも、デザインやカラーリングが他のメーカーとは一味も二味も違います。
特にレディースモデルに関しては、特徴あるデザインの品があり、機能だけでなく、ファッション性の面からもグローブを楽しむことができます。
キャロウェイのおすすめグローブ『シェブデュアル』おしゃれなレディースモデルです
レディースのモデルです。全体的には合成皮革ですが、細部に女性ゴルファーには嬉しい細やかさがあります。
まずは手首周りの日焼け防止の観点から、手首部分を長めに設定。
そして、甲側にはニット素材を採用するとともに、吸汗とUVカットの機能もしっかりと搭載。
デザインはしっかりとキャロウェイらしい柄になっていて、他のメーカーにはないテイストになっています。
まとめ
天然皮革や人口皮革、モデルによっても感触や着け心地に違いがあり、さまざまなモデルを着けくらべると、違いがおわかり頂けると思います。
1着2,000円以上のモデルもありますが、ほとんどのモデルは1,000円台、練習量やラウンド数にもよりますが、すぐにダメになる、というほどの消耗品ではありません。
素材、性能、伸縮性、ファッション性、価格、ポイントはたくさんありますので、グローブというアイテムも、是非楽しみながら選んで頂ければと思います。
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