PING(ピン)ユーティリティ歴代モデルから初心者&中級者におすすめの人気中古モデルと名器をご紹介

ユーティリティ
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PING(ピン)のユーティリティ(ハイブリッド)➡直進性の高さとロフトバリエーションの多さが魅力です!

世界ナンバーワンのフィッティングメーカーとして知られるPING(ピン)

近年では、日本市場でもトップクラスの人気メーカーとなっていて、ドライバーからパターにいたる全てのカテゴリーで、多数のヒットモデルを世に送りだしています。

今回は、その中でも高い評価をえているユーティリティ(ハイブリッド)のカテゴリーから、過去の歴代モデル、中古市場に在庫もある名器をご紹介します。

プロフィール

※本ページにはプロモーションが含まれています

世界的な人気メーカー『PING(ピン)』 フィッティングでは第一人者の歴史があります

日本のゴルフ業界では、ダンロップやブリヂストンなどの国内メーカーと、テーラーメイドやキャロウェイなどの海外メーカーがそれぞれ性能の高いモデルを発売して、市場をにぎわせてくれています。

そんな海外メーカーの中でも、特に2010年代から近年にいたる期間で、日本市場で急成長をとげているのがPING(ピン)になります。

世界のマーケットでは、アイアンやウェッジ、パターのカテゴリーで長年にわたりトップクラスの実績をもっていたメーカーです。

1980年代に発売され、当時としては画期的だったキャビティバック形状のアイアン『EYE2』は、空前という表現が使われるくらいの大ヒット。

アイアンというアイテムに「やさしさ」という性能をもたらしてくれた、歴史に名を残しているモデルです。

そしてパターでは、タイトリストのスコッティキャメロン『NEWPORT』やオデッセイの『#1』の形状の原型ともいっていい『トゥ・ヒール』バランスを世に送り出しています。

この形状が「ピンタイプ」とも呼ばれているのは、その歴史があるからといわれています。

PINGでは『ANSER(アンサー)』というネーミングで、ここまでの歴史のなかでも現行の各シリーズでも、欠かせない人気の形状として継続しています。

そして、PINGが世界最高峰のメーカーとして存在し続ける所以は、なんといっても1972年から始まった独自のフィッティングシステム「カラーコードチャート」かと思います。

他にもフィッティングをシステム化しているメーカーはありますが、おそらく歴史も質も実績もPINGにはかなわないでしょう。

日本でも、フィッター在籍店舗がありますし、都心近郊に直営店もあります。

また、全国各地でフィッティングイベントを定期的に開催していますから、「一度本格的なフィッティングをうけてみたい」というかたはいつでも体験することができます(要予約の可能性大ですが…)。

このサービスの良さだけでもトップクラスといえるでしょう。

2017年に発売された『G400』シリーズ以降トップメーカーとして大人気に

PINGのモデルのブランドネーミングとしては、『i(アイ)シリーズ』『G(ジー)シリーズ』があります。

ややアスリートテイストの強い前者と、やさしさの性能を前面にだした後者、かつては両ブランドにドライバーからアイアンまでがラインナップされていましたが、2014年に発売された『i25』 シリーズを最後に、『i』のネーミングはアイアン専用になります。

今回のテーマであるユーティリティ(ハイブリッド)も同様、2014年に発売された『G30』以降はGブランドのみの展開になります。

2014年発売の『G30』、2016年発売の『G』シリーズは、ドライバーからアイアンにいたるまで、PINGのストロングポイントでもある「高い慣性モーメント」がアピールされて、日本市場での評価を着実にあげていきました。

そして、2017年に発売された『G400』シリーズで、その人気の高さは決定的になります。

ドライバーでは『G400』と『G400SFTEC』、そして『G400LSTEC』の3種類。

フェアウェイウッドでも同様のタイプのラインナップで3種類がありましたが、ユーティリティでは1種類のみ。

ただ、17度から30度まであるロフトバリエーションと、シニアゴルファー向けの軽量級からハードヒッター向けの重量級まで揃っている純正シャフトの多彩なラインナップをベースとして、前述した高慣性モーメントによる直進性の性能です。

「なにかイイ感じのユーティリティはないかな?」と日々検索しているゴルファーの目にとまるには充分なモデルとなりました。

それから、2019年に発売された『G410』シリーズ、2020年に発売された『G425』シリーズ、そして現行モデルとなる2022年発売『G430』と2023年発売の軽量タイプ『G430HL』まで、市場からの高評価を継続しています。

PINGから過去に発売されたアイアンの名器をご紹介している記事です。合わせてご覧ください。

いまでも高い人気を誇る“名器”『G410』シリーズ

別の記事でドライバー『G410PLUS』をご紹介していますが、現行モデルから2代前のモデルであるにもかかわらず契約プロに使用選手がいるなど、すでに名器といわれているシリーズになります。

ユーティリティも同様。

実は中古市場の在庫が少ないのですが、渋野日向子プロの全英女子オープン優勝とその後の大活躍などがあり、当時の需要に対しての生産が間に合っていなかったのも要因のひとつといわれています。

前作となる『G400』シリーズとの違いは、ロフトライ角調整ができるスリーブが搭載されたこと、そして純正で12種類ものシャフトがカタログ展開されていたこと。

特に前者は、アイアンとの距離の連動性が欲しいユーティリティとしては、嬉しい機能ですよね。

1度か1.5度のロフトが調整できれば、2本セッティングすると担当距離の幅を大きくすることが可能になります。

19度と22度をいれると3度の差しかありませんが、22度を1度寝かせて23度にすれば、ちょうど1番手くらいに差になります。

前後のフェアウェイウッドやアイアンとの兼ね合いを考えると、もともと持っていた直進性の高さにロフト調整がプラスされたことは、大ヒットになるには充分な追加機能だったかと思います。

このモデルの特集記事です。中古マーケットの在庫&価格状況も検索できますよ。合わせてご覧ください。

超一流メーカーとして定着した『G425』シリーズ

2020年に発売された『G425』シリーズは、前作と前々作で得てきた評価が一過性のものではなく、テーラーメイドやキャロウェイなどに負けない、最前線のトップメーカーの一角に加わったことが認識されたシリーズといえるでしょう。

このモデルの中古品在庫状況
➤2024年12月時点の最安値は17,000円前後

ドライバーなどのウッド系だけでなく、アイアンやウェッジ、もともと歴史をもっていたパターでもトップクラスの販売量となっていきます。

そのなかで、ユーティリティも大ヒット。

ロフトバリエーションがさらに増えました。

なんと34度までのラインナップ。

むずかしいロングアイアンの代替えとして認識されていたユーティリティは、近年ミドルアイアンさえも不要とする認識のなかで30度以上のロフトバリエーションがニーズとして高まってきていました。

ストロングロフト設定のモデルであれば、7番で30度や31度くらいになりますから、30度や34度のユーティリティは、まさにど真ん中の距離です。

けっして多くはありませんが、中古市場にこのロフトの在庫が数本あり、装着シャフトのタイプが多岐にわたっているのが、多様なゴルファーからニーズがあった証拠でしょう。

もうひとつ、17度のロフトも見逃せません。

ウッド型ユーティリティの17度くらいのロフトは、「ユーティリティとしてはむずかしい部類に入る」といわれています。

同じくらいのロフト設定のフェアウェイウッドならば、高弾道で打つことが可能ですし、それがストロングポイントともなります。

ただ、ユーティリティの場合はそこまでの打ち出し角が確保できないので、グリーンを狙うアイテムとしてはフェアウェイウッドには敵わない認識がありました。

しかし、「クラブ長さが短くて振りやすい」というメリットがあるうえに、PING特有のストロングポイントでもある「直進性の高さ」が加わります。

「フェアウェイウッドがちょっと苦手で…」という方や、「狭いホールのティーショットなどで使いたい」というハードヒッターのかたには、これまたど真ん中のニーズだったのでしょう。

こちらも中古市場の在庫がありますし、ハイロフト同様にシャフトのタイプも多彩です。

現行モデルの『G430』と画期的な軽量タイプ『G430HL』

『G425』シリーズの次のシリーズとして2022年に発売された『G430』

こちらもしっかりと大ヒットになりましたが、ここに追加されたカタチであわせて発売となった『G430HL』がPINGの歴代モデルを考えると、実に画期的な登場となります。

他のメーカーでいえば、ダンロップの『ゼクシオ』や、さらにシニアゴルファーむけの『ゼクシオプライム』などがありますが、PINGでは装着シャフトで軽量級がラインナップされてはいましたが、ゼクシオのような軽量タイプをコンセプトの軸にしたモデル自体はありませんでした。

ですが、シニアゴルファーやレディースゴルファーからのニーズは少なからずありましたし、これだけの人気メーカーとなったPINGですから、「軽量タイプを展開しないのはもったいないな」という感は長年ありました。

そこに、満を持して、ではないですが、ドライバーからユーティリティまでがラインナップされた今シリーズが発売されたのですから、PINGのファンとしては「待ってました!」というところでしょう。

残念なことに、昨今の諸事情から、ゴルフクラブも困ってしまうほどに値が上がっています。

このユーティリティも定価で5万円を超えているので、10年前とはかなりの金額差がありますから中古市場の在庫数はまだまだ、ロフトも19度から26度までの状況です。

まとめ

ユーティリティは、ロングアイアンやミドルアイアンの代わりとして誕生したアイテムです。

仕事としては、グリーンをとらえることがメインになりますから、備えておいて欲しい性能としては「方向性を保ってくれる直進性」と「ミスをしても距離のロスがすくない寛容性」が最優先となります。

前者は高い慣性モーメントが、後者はヘッドの素材と構造がキーポイントになりますが、PINGはそのジャンルでの評価が見事に高いメーカーです。

フェアウェイウッドとアイアンとのセッティング次第にはなりますが、ユーティリティは1本だけでなく2本や3本をキャディバッグにいれるケースもあります。

ただ、別の記事でもお伝えしたことがありますが、別アイテムとの総重量などのマッチングには充分な配慮が必要です。

いかに優れた性能を持っていたとしても、セッティングを間違えてしまうと、それが活かされずに、もったいないことになってしまいます。

おすすめのひとつとしては、フェアウェイウッドとユーティリティのモデルとシャフトをそろえてしまうこと。

PINGであれば、どちらも評価が高いですし、前述したようにシャフトラインナップも豊富ですから、合わせやすいですよ。

長い距離を担当するこのカテゴリーが頼りになると、スコアへの影響は大です。

是非いろいろと試してみてください。

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