今回は「できるだけ安い価格で、でも性能が良い人気メーカーのドライバーが欲しい!」という方に、1万円以下で購入できるおすすめ中古ドライバーTOP3をご紹介します。
おすすめするゴルファーは20代・30代・40代の男性、そして初心者の方。
「コストパフォーマンスの良さ」と「初心者にも使えるやさしさ」は、これからゴルフを始めるかたや始めて間もないかたにとっては、両方ともおさえておきたいポイントですよね。
年代の平均として、ヘッドスピード40m/s以上のゴルファーにおすすめできるスペックのモデルをランキング形式でお伝えしていきます。
「すぐに購入したい!」という方のために、中古クラブ市場の在庫状況もご案内していますので、合わせてご覧ください。
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3位キャロウェイ GBB EPICSTAR 2017
飛距離性能抜群のキャロウェイ独自のテクノロジーが搭載されたモデルです
2017年に発売されたモデルです。
モデル名にある『GBB』は『グレートビッグバーサ』の略。
2024現在ではキャロウェイファンで知らない人はいない『EPIC』というブランドネーミングですが、世に登場したのはこのモデルが初めて。
そのため、すでにキャロウェイのメインブランドとして知られていた『グレートビッグバーサ』を冠につけて発売しています。
ただ、このモデルから搭載された新しい機能「ジェイルブレイクテクノロジー」が見事な性能をもたらしてくれたので、発売直後からあっという間にブランド名は知れ渡っていきます。
ヘッドのフェース側内部に『2本の柱』を搭載してボール初速を上げるという性能。
「ボール初速アップ➡飛距離アップ」というわかりやすいパフォーマンスとイメージも、このモデルからスタートしたといってもよいかと思います。
おすすめするロフトと装着シャフト
初代EPICシリーズには数タイプがラインナップされていましたが、そのなかでも『EPICSTAR』は比較的オールラウンドな位置づけとなっていました。
ツアープロや上級者むけにタイプとして『EPIC SUBZERO』というモデルがありましたから、こちらのモデルは初心者のかたにもおすすめできるタイプとなっています。
ロフト設定は、9.5°と10.5°の2パターン。
中古市場の在庫状況とみると10.5°のほうが多いのですが、これはモデルの特徴が影響しています。
それほど球が上がりやすいタイプではなかったので、初心者のかたにも10.5°を推奨します。
装着シャフトは純正の『Speeder EVOLUTION for GBB』を主軸に、カスタムシャフトの『Speeder569EVOLUTIONⅢ』や『TOUR-AD TP5』などの在庫もあります。
ただ、純正シャフトの性能も決して悪くないですし、フレックスもSかSRであれば、ヘッドスピード40m/s以上のかたにもおすすめできます。
2位テーラーメイド M2 2016
トーナメントプロも使用した”名器”ともいえるドライバーです
2016年に発売されたモデルです。
この年代の前後では『Mシリーズ』がテーラーメイドのグローバルモデルのブランドネーミングとして定着していました。
この『M2 2016』は、その初代ともいえる位置づけのモデルになります。
テーラーメイドのドライバーは世界の全メーカーのなかでも、長年トップクラスの人気を誇っていますが、その理由のひとつが「チューニング機能」。
ヘッドの周囲やソールにスライドするウェイトを搭載して弾道調整ができるようにしたのも、ヘッドとシャフトを外してロフトやライ角などを変えることができる脱着スリーブをスタートしたのもテーラーメイドです。
この年代では、『M1』がチューニングできるウェイトスライドの機能を搭載、『M2』はスリーブのみの搭載でした。
本来、『M1』のほうがメインブランドの位置づけでトーナメントプロに使用モデルとなるはずでしたが、飛距離アップをはじめとしたさまざまな性能が高評価となり、この『M2』ドライバーは当時のタイガー・ウッズも使用したほどの存在感となります。
翌年には2代目の『M2 2017』が発売。フェース面積を拡大してドローバイアス(球をつかまえる機能)もアップするなど、こちらもヒットモデルとなりました。
おすすめするロフトと装着シャフト
発売時は、9.5°と10.5°、そして「HL」という表示になっている12°がありましたが、中古市場の在庫はごく少数です。
装着シャフトは、純正の『TM1-216』が多いですね。スペックもしっかりしているので、フレックスをロフトと合わせればOKかと思います。
ブンブン振りたいイメージのかたには「9.5°+Sフレックス」、軽く振りたいかたには「10.5°+SRフレックス」の組み合わせが推奨です。
1位ブリヂストン TOUR B JGR 2017
初心者の悩みでいちばん多い「スライスを軽減」してくれる性能をもっています
2017年に発売されたモデルです。
キーワードは『GR』というブランドネーミング。
ブリヂストンのブランドとして定着した『TOUR B』というブランドですが、以前は『TOURSTAGE(ツアーステージ)』というブランド名で、『V-IQ』や『X-DRIVE』などの数多くのヒットモデルを展開していました。
2010年代の後半に入ると、世界を舞台にしたグローバルな展開を視野に入れた『TOUR B(ツアービー)』ブランドが誕生。
ツアーステージの時代に、『GR』というネーミングのモデルを全盛期の宮里藍さんが使用していたこともあり、ドライバーからアイアンまで、そしてアスリートからアベレージまで幅広いゴルファーに大人気となりましたが、その後継の位置づけとして発売されたのが『JGR』。
男子トーナメントプロが使用するアスリートタイプも発売されていたのですが、市場ではこちらのほうがヒットモデルとなります。
人気の理由は「つかまりの良さ」。
アップライトなライ角や、ヘッドのターンを促進させる重心設計で、インパクトで球をつかまえてくれる性能が抜群で、スライスで悩むかたにもドローボールを打ちたいかたにも最高級のパフォーマンスを発揮!
今回のテーマでもある「初心者のかたにおすすめ」というポイントでも、「逸品」と表現したくなるほどのおすすめモデルかと思います。
おすすめするロフトと装着シャフト
このモデルがヒットしたもうひとつの理由が、装着シャフトのラインナップの多さ。
純正の標準タイプ『TG1-5』を軸にして、超軽量タイプの『AIR Speeder G』や、50g台のカスタムシャフト『Speeder569 EVOLUTIONⅣ』などもありましたから、とにかく幅広い層のゴルファーが使えるという、ちょっと稀少なシャフトラインナップ。
ロフト設定は、9.5°と10.5°の2種類。
おすすめのロフトは9.5°。
けっこう球をつかまえて上げてくれるタイプなので、9.5°でOKかと思います。
そして、シャフトとの組み合わせ。
標準シャフトの『TG1-5』のSフレックスが推奨ですが、なんとカスタムシャフト『Speeder569EVOLUTIONⅣ』が装着されていて1万円以下の品があります!
この年代では、シャフトのマーケットで大人気となっていた走り系シャフトの『Speeder(スピーダー)』シリーズですが、このヘッドと50g台のスピーダーシャフトの組み合わせは、実に魅力的です。
スライスを軽減してくれる、ヘッドの「つかまりの良さ」は、シャフトのしなりでパワーアップされます。
相乗効果を狙うには最高の相棒といえるでしょう。
まとめ
この数年、ドライバーの性能は着々と進化しています。
とくに、2015年以降はすさまじいスピード感があり、人気メーカーが競うように新しいテクノロジーを搭載して性能がアップされたNEWモデルを発売しています。
その恩恵といったら変な表現ですが、10年以内に発売されたモデルでも、1万円以下の品が購入できるようになりました。
といっても、「比較にならないほど性能が違う」というわけではありません。
たしかに、最新のドライバーのほうが、飛距離も方向性の安定感も上になります。それは間違いありません。
ですが、2010年前後に発売されたモデルと比較すれば、性能は格段にアップしていますし、今回ご紹介した3モデルは、期待に応えてくれるパフォーマンスを発揮してくれると思いますよ。
是非、中古市場をCHECKしてみてください。
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