「フェアウェイウッドの購入を考えている、3番はいらないので5番と7番でそろえたい」
「2本一緒にそろえたいからコストパフォーマンスも大事 できれば1本2万円未満の品があれば」
今回は、このようなご希望をおもちのゴルファーにおすすめするフェアウェイウッドTOP5をランキング形式で、前半にヘッドスピード40m/sのゴルファー、後半に40m/s未満のゴルファーへのオススメモデルをご紹介しています。

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「飛ばすフェアウェイウッド」から「狙うフェアウェイウッド」へ
クラブ機能の進化は、「フェアウェイウッド」というアイテムの「存在価値」をも変えてきています。
「飛距離を求めるクラブ」から「グリーンを狙うクラブ」へと変わってきているのです。
ご存じのとおり、14本のセッティングのなかではドライバーの次に飛距離がでるアイテムですから、プロダクトとしてのパフォーマンスも「飛ばすこと」の進化にフォーカスされていましたし、ゴルファーが求める役割も「できるだけ飛距離をかせぐ」ことが最優先とされていました。
そのニーズが高かったことを証明したのが、テーラーメイドが2012年に発売した『ぶっ飛び系フェアウェイウッド』の異名をもった『ロケットボールズ』。
低スピン機能で飛距離をかせぐストロングポイントは、それまでになかったコンセプトでもあり、史上最高レベルの大ヒット作となりました。
時を経て、今度は飛距離だけでなく、さらなるバージョンアップが求められています。
それは「高弾道」と「寛容性」です。
グリーンをとらえるためには、着弾してから転がりが少なくなる高い球筋が必要になります。
そして、狙った方向に飛ばしてくれる、多少のミスをしてもサポートしてくれる寛容性の高さ。
この2つの要望は、フェアウェイウッドのヘッド、クラウンやソールにカーボンを採用していくことで可能になっていきました。
ドライバーではすでに採用されていた「カーボンコンポジット」の複合構造ですが、テーラーメイドやキャロウェイなどの「最新テクノロジーの旗手」たるメーカーたちが、2010年代に続々とフェアウェイウッドにも搭載していきます。
構造の進化は「重心設定の自由度」を上げることにもなり、「高い弾道」と「高い慣性モーメント」の度合いをどんどん高めていきます。
「ひたすら飛ばす」ことから「狙ったところへ」というフェアウェイウッドに進化していったのです。

5番ウッドや7番ウッドが「便利なアイテム」から「必須アイテム」に
フェアウェイウッドに求めるパフォーマンスが「飛ばすこと」から「狙うこと」へシフトしていくと、セッティングにも変化がみられます。
5番ウッドの次は、ロングアイアンかユーティリティで、というセッティングから、「より高弾道のフェアウェイウッドへ」という認識に変わっていったのです。
7番や9番がその典型です。
使いこなせれば、かつてのロングアイアン、3番アイアンや4番アイアンを担当する距離ですから、スコアアップへのプラスアルファは計り知れません。
そもそもがむずかしいアイテムでしたから「芯に当たってくれれば」「なんとかグリーン周辺までいってくれれば」というように難度が高かった距離にたいして、「グリーンに乗せにいく」というイメージまで高めてくれたのです。
この変化は、ロングレンジのセッティングにも反映しています。
番手としては「飛ばすため」の3番ではなく、「狙うため」の5番や7番をキャディバッグにいれるゴルファーが多くなりました。
これは、シニア世代のかたやレディースゴルファーにかぎった傾向ではなく、ミッド世代の男性ゴルファーでも多くみられることです。
あとは、「フェアウェイウッドかユーティリティか」という選択肢。
どちらも特徴がありますから、個々のゴルファーによって相性にも違いが出てきます。
「アイアンに近い感覚で振りやすいユーティリティ」か「高弾道で寛容性も高いフェアウェイウッド」か。
後者を試したことがない方は、是非とも一度体感してみてください。
相性がよければ、長いコースでのパーオン率、グッと上がっていく可能性大ですよ。

おすすめモデル TOP5(ヘッドスピード40m/s以上)
ここからは、過去の人気モデルから、おすすめするフェアウェイウッドをご紹介していきます。
ポイントは次の3つ。
①中古に7番がある
②中古で2万円未満の品がある。
まずは、前半にヘッドスピード40m/sのゴルファーへのおすすめモデルです。
※在庫有無の記載は3月27日時点でのデータになります。
各モデルごとに⦅Golfdo⦆在庫・価格状況をご案内しています。気になる品があればCHECKしてみてください。
5位 スリクソン Z F85

2018年発売のモデルです。
アスリートタイプのブランドではありますが、意外にもカスタムシャフトの在庫が少ない。
ダンロップの場合は、自社製の純正シャフト「Miyazaki」ブランドの評価が高いのも理由のひとつでしょう。
もっとも在庫が多いのは、純正標準シャフトの「Miyazaki Mahana」。
Sフレックスで50g弱なので、比較的軽い部類に入ります。
ドライバーもそれほど重いスペックを使っていない方におすすめするタイプですね。
いちばん多い装着シャフトでしたら、7番ウッドの在庫があります。こちらも揃えることが可能ですね。
4位 タイトリスト TS2

2018年発売のモデルです。
アスリートタイプのイメージが強いタイトリストですが、この「TS2」は、「つかまりのよさ」と「高弾道」の性能が秀でています。
さらには、ロフト設定もすこし変わっています。
通常の3番設定が15度で、そのうえに4番扱いともいっていい16.5度があります。
そして、18度の5番、21度の7番という番手設定。
7番は在庫がごく少数なので稀少な存在です。
3位 キャロウェイ ROGUESTAR

2018年発売のモデルです。
前年に「EPICSTAR」が発売されました。
キャロウェイ独自のテクノロジー「ジェイルブレイクテクノロジー」が搭載されたドライバーとして話題作となりましたが、フェアウェイウッドに搭載されたのは、この『ROGUE STAR』からになります。
話題性のたかさもあってか、このモデルは装着シャフトのラインナップがじつに豊富です。
超軽量級の純正シャフト『FUBUKI SPEEDSTAR』もあれば、カスタムシャフトのなかでも剛性高めのハードなスペックともいえる『TOUR-AD IZ7』が装着された品もありますから、幅広いタイプのゴルファーに人気が高かったのがよくわかります。
そして、装着シャフトが制限されますが7番ウッドの在庫があります。
純正シャフト『SpeederEVOLUTION forCW50』のSRフレックスが装着されたスペックでしたら、7番ウッドがあります。
もちろん5番ウッドもありますし、なによりも嬉しいのはコストパフォーマンスが抜群なこと!
このモデルでしたら、2本同時にそろえても3万未満で買いそろえることができます。
2位 ブリヂストン TOUR B JGR2017

2017年に発売されたモデルです。
ドライバーでもご紹介していますが、『JGR』のブランドは本当に人気が高い。
2015年モデルと2019年モデルもありますが、どれもヒット作となっています。
そして、こちらのモデルをチョイスするようでしたら、おすすめするシャフトは純正標準シャフトの『TG1-5』。
Sフレックスで50gを超えていますから、重過ぎず軽過ぎずというまずまずの重さです。
そして、これが大事、7番ウッドがあります!
もうひとつコストパフォーマンスも抜群!2本同時に購入しても、2万円前後でそろえることができます!
1位 テーラーメイド M6

2019年発売のモデルです。
この年、ドライバーの『M5』『M6』では「スピードインジェクション」というテーラーメイド独自の飛距離アップテクノロジーを搭載させて大きな話題となりました。
その流れをうけたこともあり、フェアウェイウッドもユーティリティも高評価。
中古クラブのマーケットでも驚異的な在庫数を誇っています。
さて、その視点で見ますと、他のモデルと比較して嬉しいのが、カスタムシャフト装着の品数。
この時期、フジクラ社の『Speeder EVOLUTION』のシリーズが大人気となっていました。
いわゆる「走り系」の筆頭としてナンバーワンの人気者だったわけですが、そのシリーズの5代目『Speeder661 EVOLUTIONⅤ』が装着されているモノが多数あります。
さすがに7番に装着されている品はありませんが、5番はたくさんありますから、ドライバーで同じシャフトを使用しているかたには、最高のマッチングになるでしょう。
ちなみに、純正標準シャフト『FUBUKI TM5 2019』装着でしたら、7番ウッド、数本あります。
おすすめモデル TOP5(ヘッドスピード40m/s未満)
さて、ここからはヘッドスピードが40m/s未満のゴルファーにオススメするフェアウェイウッドTOP5をご紹介していきます。
2つのポイントは前半と同じですが、グリーンをとらえるための「高弾道」と「寛容性」は、より重要な性能になってきますよね。
それに、シニア世代のかたであれば、シャフトが楽にしなってくれることや、軽量化がなされていることも欠かせないファクターになってきます。
5位 ダンロップ ゼクシオプライム(7代目)
2012年に発売されたモデルです。
『XXIO PRIME(ゼクシオプライム)』は、レギュラーモデルの『ゼクシオ』と比較して、より軽量になっていて振りやすいコンセプトになっているシリーズです。
初代モデルが2001年に発売されて以降、いま現在では12代目が発売されているくらいですから、こちらも怪物ブランドといっていいでしょう。
カラーリングにゴールドが使われていて、「ラグジュアリー」や「プレミアム」というキーワードが似合うテイストになっていますが、あわせるように販売価格も高めに設定されているモデルです。
性能面、最大の特徴は「軽量」と「振りやすさ」。
同時期の「ゼクシオ」レギュラーモデルと比較すると、クラブ総重量はそれほど変わらないのですが、シャフト重量がかなり軽くなっています。
ゼクシオもシニアゴルファーをターゲットとして軽量タイプをいうコンセプトなのに、さらに軽くなっているのです。
もともとが高額モデルであるため、2万円未満の品があることをベースにすると、やや年式が古くなってしまいます。そのうえ中古マーケットの在庫は決して多くはありません。
ただ、「できるだけ軽いモデルがほしい」というゴルファーには、最適格ともいえるフェアウェイウッドかと思います。
4位 ブリヂストン TOUR B JGR2017
前半でもご紹介したモデルですが、こちらでは装着シャフトが違います。
「Air Speeder G」というシャフト。
ブリヂストンとフジクラが提携してつくられた純正扱いのシャフトになりますが、カスタムシャフトとして「Air Speeder」というシリーズがありましたので、同じコンセプトといってよいと思います。
フェアウェイウッドの場合、シャフト重量が43g、トルクが6.6という数値は相当なモノです。
「振りやすさ」にフォーカスするとすれば、トップクラスのモデルといっていいでしょう。
その証拠に、中古市場の在庫が多い!
標準タイプやカスタムシャフトの品もたくさんあるのに、この「Air Speeder G」装着の品が、全体の2割近くになっています。
ヘッドのコンセプトはドライバーと同じく「つかまり重視」。
打感やヘッドシェイプは、国産メーカーならではの日本人好みのテイストになっています。
3位 ヤマハ インプレスUD+2(2019モデル)
2018年発売のモデルです。
ヤマハは「インプレス」と「RMX」という2大ブランドでの展開となっていますが、こちらの「インプレス」は、ダンロップでいうところのゼクシオと同じようなイメージ。
やさしく振りやすいアベレージタイプとしてのブランドコンセプトになっています。
そのブランドから2016年に発売されたのが今作。
ネーミングの由来は、「プラス2番手の飛び」。
いまではアイアンのひとつのカテゴリーとして完全に定着した「飛び系アイアン」の元祖ともいえるモデルになります。
それまでになかった性能とコンセプトをもったアイアンは瞬く間に大ヒットモデルとなりますが、同シリーズにラインナップされていたドライバーやフェアウェイウッドの評価も負けてはいませんでした。
その理由は、ドローバイアスの機能がストロングポイントとなっていたからです。
スライスを軽減してくれるつかまりの性能は、アベレージゴルファーにとっては大歓迎な機能です。
さらには、ヘッドデザインやフィーリング面が国産メーカーならではの「日本人好み」のテイストに仕上がっていたこともあり、海外メーカーの人気モデルとのすみ分けがされたこともヒットの要因になりました。
ブランドネーミングとしては、2年後の2018年に2代目が発売。
中古市場の在庫数なども加味して、こちらの2代目をオススメとしています。
2位 テーラーメイド M GLOIRE
2019年発売のモデルです。
アベレージタイプのフェアウェイウッドをおすすめするには、この「GLOIRE」ブランドは外せません。
「M GLOIRE」の「M」は、マルチマテリアルの略。
グローバルモデルとして展開されている「M1」や「M2」のシリーズから搭載された「カーボンコンポジット」の複合構造ヘッドのテクノロジーが搭載されたことを意味しています。
GLOIREブランドの前作としては「GLOIRE F(2代目)」が2018年に発売されていますが、クラウンとソールにカーボンが採用されたことで、余剰重量をドローバイアス機能と寛容性の向上につなげているので、パフォーマンスの前作比が明らか。
とくにドライバーがヒット作となっていますが、フェアウェイウッドとユーティリティも同様にヒット作となりました。
1位 ダンロップ ゼクシオ10
2017年に発売されたモデルです。
いわずと知れた王道ブランドのモデルですが、歴代モデルのなかでも評価が高かった10代目をオススメとさせてもらいました。
アベレージタイプには絶対に欠かせない「軽量」「振りやすさ」「ドローバイアス」の特徴は、もれなく高いレベルでそなわっています。
現行の13代目からみると3代前ですが、この年式あたりはコストパフォーマンスもよくなっています。11代目は2万円未満の品はわずかですが、今作は豊富にありますから、番手もフレックスも選択肢には困らないでしょう。
まとめ
今回は「コストパフォーマンス」と「高弾道&寛容性」の2つのポイントにフォーカスしておすすめモデルをご紹介しました。
ドライバーに搭載されるテクノロジーが、フェアウェイウッドにも同じように搭載されている例が多いので、この10年以内での進化も、ドライバーと同じようにすさまじいスピード感があります。
フェアウェイウッドというアイテムは、ラウンドで使う回数は少ないかもしれませんが、難易度が高いシチュエーションが多いだけに、そこで活躍してくれればラウンド全体のスコアアップにもつながってくれます。
ぜひ、いろいろと試してみてください。
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