初心者から上級者までおすすめできるブリヂストンのゴルフボール ランキング上位の飛距離性能と最強レベルのスピン性能

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タイガー・ウッズをはじめとして、世界のトッププロたちから最強レベルの高い評価を得ているスピン系ボールTOUR B XTOUR B XS。そして、飛距離アップを追求するディスタンス系のボールとして確固たるブランドを確立した感があるTOUR B JGR

ブリヂストンのゴルフボールは、各カテゴリーにおいて長年の信頼と実績があり、他の主要メーカーと比較しても常に満足度のランキング上位に入る人気を誇っています。

今回は、ブリヂストンのゴルフボールにフォーカスして、性能の比較と、おすすめするゴルファーなどをお伝えしていきます。

ブリヂストンのゴルフボール一覧

まずは下の図をご覧ください。

ブリヂストンゴルフボール一覧

2024年5月時点でのブリヂストンのゴルフボールのラインナップです。

公式サイトでは1ダース価格をオープン価格として記載していますので、あくまで参考価格として見てください。

各モデルの特徴をご説明する前に、ブリヂストンのゴルフボールの歴史に触れておきたいと思います。

ブリヂストンのスピン系ゴルフボールの評価

1990年より前、それまでツアープロたちが使用していたボールはいわゆる糸巻きのボールでバラタカバーという素材が採用されていましたが、1990年代に入りソリッドボールが登場します。

ボールの芯を特殊合成ゴムで均一にすることで個体差をなくなり、あわせて性能もアップ。

ブリヂストン製のレイグランデWFという2ピースボールを、PGAツアーのトップにいたニック・プライスが使用して大活躍したことをきっかけに、一気にボール市場の様相は変わっていきます。

その後2000年代に入ってから、タイトリストがウレタンカバーが採用されたPROV1を発売。

ここから「スピン系ボールといえばウレタンカバー」という時代が始まり、いまでもタイトリストは世界のトップクラスの地位に居続けています。

さて、タイトリストだけでなく、キャロウェイやテーラーメイドなどの世界トップクラスのゴルフメーカーがゴルフボールを展開しています。

にもかかわらず、日本のメーカーがつくるゴルフボールは高い評価を得ています。

特に、今回のテーマとしているブリヂストンのスピン系は、冒頭でもお伝えしたようにタイガー・ウッズなどの誰もが認める超一流のツアープロ達から支持されていて、いま発売されている「TOUR B」のNEWモデルには「ブリヂストンの技術者たちは天才だ」というこれ以上ない賛辞が送られているほどです。

ブリヂストンのディスタンス系ゴルフボールの評価

スピン系ボールは、飛距離ももちろん求められていますが、それ以上にアイアンやウェッジのスピンコントロールの性能のほうが優先順位は高く設定されています。

たいしてディスタンス系のボールは、何しろ遠くへ飛ばすことが最優先

ドライバーの高反発と同じく、ボールの分野でも「飛び過ぎる」という構造で、競技ではルール上使用不可となっているモデルもあります。

ですが、そのルールの範囲内で、まだまだ開発の余地はあるようで、年を重ねるほどに、各主要メーカーは高性能なゴルフボールを世に送りだしています。

ブリヂストンが発売するディスタンス系ボールは、特に人気と評価が高い。どの年代でも満足度ランキングは常に上位にいて、さまざまな世代のゴルファーから厚い支持を得ています。

筆者はゴルフ歴が30年を超えていますが、同じくらいの歴をもつゴルファーであれば、NEWING(ニューイング)というモデル名を知らない人はいないでしょう。

最初のモデルは1987年に発売されましたが、あまりに飛び過ぎてR&Aの公認を得られず、公式競技では使えなくなったという経緯をもつブランドです。

その後、ルールで許される性能にして、1994年に新たなモデルとして発売。

「大きな飛距離」「ソフトな打感」「ミスに強い」という性能を実現すべく開発された二重カバー構造の3ピースボールは、歴史に残るほどの大ヒット。

あまりに使用者が多かったため、「ラウンドでの誤球を失くすためにカラーボールができた」といわれるほど、ディスタンス系ボールの傑作となります。

このブランドは「NEWING SUPER SOFTFEEL」というネーミングにかわり、今ではカタログ外になっていますが、持ち得るテクノロジーが色褪せることはありません。

のちほどご紹介する「JGR」や「PHYZ」にもイズムは継承されていますし、スピン系のTOUR Bとともに、ディスタンス系ゴルフボールのジャンルでも、継続して高い評価と人気を誇っています。

ブリヂストンゴルフボール 各モデルの特徴とおすすめ

ここからは、各モデルの詳しいご説明とおすすめするゴルファーについて、お伝えしていきます。

TOUR B X ・ TOUR B XS

ナイキがクラブとボールの展開をやめたときに、タイガー・ウッズが選んだのがブリヂストンのスピン系ボール。年齢としては40代後半にさしかかってはいますが、まだまだ世界のトップに君臨しているスーパースターです。

デビュー当時は飛距離のすごさが目立っていましたが、ここまでの圧倒的な実績を残せてきたのは、なんといっても「アイアンの名手」だったことが理由でしょう。

林からのリカバリーでものすごいインテンショナルスライスをかけてグリーンをキャッチしたショットなどを動画でみることがありますが、エキシビジョンなどではなく、実際のトーナメントで打っているショットです。

タイガー・ウッズには、「正確なショット」というイメージももちろんありますが、高い球低い球、そして右へ左へ、自在に球筋をコントロールしてグリーンをとらえている映像の記憶が濃いのは、おそらく筆者だけではないでしょう。

そんな稀代のショットメーカーが絶賛するモデル。コントロール性能とスピン性能の双方が高いレベルで評価されて、しかもモデルが変わるたびに進化して、さらに高い評価を得ているほどです。

今回のモデルでは、前作でいわれた「乗り感」にくわえて、軟らかな打音を実現した「ディープ感」が評価のポイントとして加わっています。

飛距離アップにつながるボール初速や、アプローチショットでのスピン性能など、妥協して使用することをしないトーナメントプロのトップ中のトップたちが絶賛しているモデルです。

TOUR B X

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2つのタイプを比較すると、TOUR B Xはやや飛距離重視のタイプ。

とはいえスピン性能はしっかりあります。打感はやや硬めで高弾道、男女あわせて日本のトーナメントプロももちろん使用しているタイプです。

TOUR B XS

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たいしてTOUR B XSは、スピン重視で打感は柔らかめ。

タイガー・ウッズは長らくこちらのタイプを使用していましたが、昨年からはTOUR B Xと併用しているとのこと。

ちなみに、筆者はエースモデルとして、このTOUR B XSを長年使用しています。

他メーカーとのスピン系との比較

正直いいまして、TOUR Bをオススメはしますが、「最強」というキーワードは使えません。他メーカーのモデルも性能がイイものは、もちろんありますしね。

ただ、タイトリストやスリクソンと比較すると、カバーの柔らかさという点では、勝っているかと思います。

このように、ボール同士を擦りあわせてみると、TOUR B XとXSは本当にやわらかい!

この柔らかさではブリヂストンとキャロウェイのスピン系がイイ勝負をしていると思いますよ。

TOUR B JGR

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ウレタンカバーではありませんから、スピン系ではなくディスタンス系にカテゴライズされるモデルです。

ですが、あまりに飛んでくれるため、一時、男子プロに使用者がいたほどに高い評価を得ているシリーズです。

とにかく、独自製法による「コア」のスペシャル感がメーカーからアピールされていますが、筆者のまわりで使った方たちの情報からでも、マイナス面の評価がほとんどありません。

ディスタンス系は「どれだけ飛んでくれるか」というポイントがなによりも大事なのですが、他のモデルたちと比較して劣ることはなく、このシリーズのリピーターになっている人が多いくらいです。

メーカー公式記載では、対象ヘッドスピードを40m/s前後に限定して設定して、打感もディスタンス系の中では硬めに入りますので、どちらかというと叩きにいく男子ゴルファーにオススメするタイプですね。

TOUR B XS と JGRの比較

同じTOUR Bブランドですから、この両タイプの違いと比較についても触れておきましょう。

もっとも大きな違いは「ウレタンカバーが採用されているかどうか」

どちらも飛距離のパフォーマンスは高いでしょう。ですが、アイアンやウェッジでのコントロール性能にはあきらかに違いがあります。

コントロール性能とは、スピンコントロールという言い方に置き替えることもできます。

焦点は、ドライバーではなく、グリーンやピンを狙うショットのとき。スピンをかけてピタッと止める球をイメージするのか、転がりをふくめた球で距離をつくるのか。

ピンの奥に落としてバックスピンでもどして、という球筋のイメージを持つようでしたら、確実にウレタンカバーのボールがおすすめです。

というよりも、ウレタンカバーでなければ不可能でしょう。

「JGRのようなディスタンス系でもスピンをかけたことがあるよ」というお話をきいたこともあります。ですが、おそらく番手は9番やピッチングウェッジ、グリーンのコンディションも柔らかめで重めだったと推測します。

硬めで速いグリーン、7番や6番の番手であればスピンを効かせるのはウレタンカバーが最適ですし、アプローチショットでも同様です。

JGRの飛距離は魅力的かもしれませんが、比較したときの選択のポイントは「どんなショットをイメージするか」だと思いますよ。

PHYZ(ファイズ)

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ボール全体のカテゴリーでいうと、いわゆるプレミアムディスタンス系というところですね。

TOUR B Xでさえ3ピースなのに、こちらは4ピースですから、とにかく飛びに特化した性能をもつモデルといっていいでしょう。

特徴は、なんといってもコアの軟らかさ

メーカー公式で「PHYZ史上最軟コアで無駄なドライバースピンを抑制」とあります。

インパクトでコアがつぶれるほど低スピン弾道になり、前に進むパワーの威力が増します。

それだけだと中弾道になってしまいますが、ディスタンス系特有のディンプル形状にもなっていますから、近年のトレンドとなっている「高弾道低スピン」を可能にしてくれるドライバーとの相性はバッチリでしょう。

こちらは公式記載で「ヘッドスピード38m/s以下でもっと飛ばせる新設計」とありますから、シニアゴルファーやレディースゴルファーにおすすめするタイプになっているかと思います。

SUPER STRAIGHT(スーパーストレート)

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モデルネーミングのとおり、直進性を向上させたモデルです。

コアの軟らかさで低スピン弾道にするストロングポイントはディスタンス系ならではですが、もうひとつのめずらしいアピールポイントは中弾道という特徴。

ディンプルの設計で、飛距離を求めた高弾道ではなく、あえてミスを軽減させる中弾道タイプにしているようです。

EXTRA SOFT(エクストラソフト)

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モデルネーミングのとおり、打感のソフトさが特徴となっているモデルです。

そして、パッケージのバリエーションにピンクがあることからも、レディースゴルファーにオススメするタイプとなっていることがわかります。

TOURSTAGE EXTRA DISTNACE(ツアーステージエクストラディスタンス)

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かつてはブリヂストンのメインブランドとして、世界で大活躍していた「ツアーステージ」ブランドのボールです。筆者もドライバーやアイアンで使用していたブランドなので懐かしいかぎりです。

さて、こちらのモデルは、いわゆるコスパ優先モデルといっていいでしょう。

2ピース構造で、1ダースの価格は2千円未満ですから、各メーカーがラインナップしているエントリーモデルのような位置づけになっています。

先にお伝えした「EXTRA SOFT」も2ピースでしたが、こちらは打感がやや硬めです。

あくまでコストパフォーマンス優先という感じがします。

これからコースデビュー、なによりも激安のボールが欲しい!という方におすすめするモデルです。

まとめ

スピン系のTOUR BのXとXS。そして、ディスタンス系のJGRとPHYZ。

同じカテゴリーのなかで、違うタイプがありますが、いちばんのオススメは1スリーブ(3個入り)を購入して、実際に使って比較してみることです。

1ラウンドのなかで、3ホールか6ホール使って、次は替えてみて、すぐに比較してみる。

ドライバーの感触も、アイアンやウェッジでのフィーリングも明らかに違いがありますが、どちらがあなたに合っているか、どちらがより高いパフォーマンスを示してくれるか、やはり実践での体感による比較がいちばんでしょう。

意外に思われるかもしれませんが、フィーリングでわかりにくければ、スコアのいいほうが相性良好、というジャッジもOKだと思いますよ。

筆者もさまざまなスピン系を試しましたが、性能だけでなく、「TOUR B XS」を使用したときのスコアがいちばん良かったのもリピーターになった理由のひとつです。

まずは、2種類くらいに絞ってみて、是非実際のラウンドで試してみてください。

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