今回は次の4つのポイントを満たしたモデルをご紹介します。
①PINGピンのモデルを使ってみたい!
②ヘッドスピード40m/s以上におすすめ
③90切り80切りを目指す中級者に推奨
④5万円台6万円台の中古品を探している
ご紹介するのは、2018年に発売されたPINGの【ⅰ210アイアン】。
発売から7年を経過し、決して最新モデルとはいえないのに、まだまだ高い人気を継続しているモデル。
トーナメントプロの使用実績は最高級、歴代モデルのなかでもトップクラスの評価をもつ名器【PING i210】アイアンについて、詳しくお伝えします。
記事のさいごには中古マーケットの在庫&価格状況もご案内しています。ぜひご覧ください。
※本ページにはプロモーションが含まれています

全英女子オープン優勝時の使用モデル
まだまだ記憶に新しい2019年、渋野日向子プロの全英女子オープンでの優勝。
日本人が世界のメジャー大会で優勝したのは42年ぶり、その後松山英樹プロのマスターズ優勝や女子ツアーにおけるメジャー優勝が続いたので、渋野プロの優勝が道を切り拓いたという感さえあります。
同時に、ゴルフ業界に身をおいている筆者としては、使用していたメーカーがPINGということも印象的でした。
2017年に発売された【G400】シリーズから日本市場での存在感を一層増してきたメーカーでしたし、PING契約プロでは鈴木愛プロや比嘉真美子プロも実績を残していましたから、男女含めた近年のプロゴルフ界における最高実績を遂げた選手が、PINGブランドのキャップを着用していたことは、PING時代の到来を告げているとしか思えませんでした。
女子ツアー使用実績は申し分なし
アスリートタイプのヘッドフォルムとロフト設定でありながら、キャビティバック形状で寛容性も持ち合わせている。
このコンセプトのアイアンは、【i210】が初めてではありません。前作として【i200】が発売されていましたし、前作は2017年から2018年で国内ツアー12勝という実績も残していました。
コンパクトなヘッドサイズのマッスルバックやハーフキャビティだと上級者向けのイメージが強過ぎますよね、使い手が限られます。
ですが、小さ過ぎず大き過ぎずのヘッドサイズをベースに、ストレートに近いネック形状と連結したヘッドフォルムの全体像にさせると、キャビティ効果が期待されるバックフェースにすれば、上級者へのステップにいる中級者にも使えるコンセプトになる。
男子ツアーよりも女子ツアーでのプロモーションが強かったのもメーカーの戦略かもしれません。女子プロのほうが、男子アマチュアゴルファーにとって共感が得られますからね。
5番で26度、PWで45度というロフト設定。ストロングロフトではなく、飛距離重視コンセプトではありませんでしたが、人気のほうが上回っていました。
もちろん、非凡な販売量を記録したのは、プロの実績による話題性と人気度だけではありません。頷かせるだけの性能を備えていたからです。
とくに、日本人が好むソフトな打感。フェースに食いつくような打感は軟鉄鍛造に慣れ親しんだ日本人にとって、必要不可欠ともいえるピースのひとつだからです。
異素材採用でソフトな打感を追求
フェースの裏側にエラストマーCTPという素材を配置しています。
理由は、打感の向上です。もちろん重心を低く深くすることに貢献してくれるので、高弾道や寛容性向上にもつながりますが、いちばんの目的はフィーリング。
ヘッド素材はステンレススチールなので、そのまま造れば軟鉄鍛造には敵わない。
しかし、筆者の知る限り「フィーリングなんてどうでもいい」というゴルファーは滅多にいません。
インパクトの瞬間に手に伝わる打感は、「心地よい」という感覚的なことだけでなく、「フェースに食いついたボールを操る」という操作性にも直結する要素になるからです。
その証拠に、といっては変ですが、次作【i230】でもエラストマーインサートは継続して採用され、最新モデル【i240】でも同様に装備されています。
軟鉄ではないし、鍛造でもない。でもフィーリングでは負けていない。
体感しないとわからないジャンルのことですが、前述のとおりトーナメントプロの使用実績は文句なし、信頼感はあると思いますよ。
フィッティングメーカーならでは!多彩なシャフトラインナップ
この年代のスチールシャフトといえば、代表的なのが【N.S.PRO MODUS3 TOUR105】。
重量はハードではない、でも硬い。
この10年の期間ではトレンドとなっているシャフトですが、【i210】の装着シャフトでもいちばん在庫が豊富となっています。
ただ、フィッティングメーカーとしては世界ナンバーワンのPING、中古マーケットの在庫たち、装着シャフトラインナップが豊富なのも特徴です。
MODUSの120もあれば、ダイナミックゴールドもある。950ネオもありますから、選択肢が豊富です。
中級者の人だと、シャフトを指定したい方も多いですからね。
タイミングがあえば、あなたのお気に入りのシャフトと出会える可能性もありますよ。
中古マーケットの在庫&価格状況

この記事配信時点、中古市場の最安値をみると3万円台や4万円台の品もありますが、在庫はごくごく少数。
装着シャフトを指定することを想定すると、5万円台か6万円台の中から検索するようになるでしょう。
こちらで中古マーケット【ゴルフドゥ公式サイト】から、装着シャフトごとの在庫&価格状況をご案内しますので、よろしければご覧くださいね。
装着シャフト:NSプロMODUS3 TOUR105
近年、もっともトレンドとなっているスチールシャフトです。使用者も多いですし、比例して中古市場の在庫も多いですよ。
装着シャフト:ダイナミックゴールド
スチールシャフトの王道として、長年にわたり愛され続けているシャフトです。唯一無二の特徴ともいえる「粘り」は他のシャフトでは味わえないフィーリングといってもいいでしょう。
装着シャフト:N.S.PRO 950GH neo
日本のゴルファー界においてベストセラーになった【N.S.PRO 950GH】。ダイナミックゴールドよりもMODUS105よりも軽く振りやすいことで大人気となったシャフトですが、さらに振りやすいフィーリングで誕生したのが、こちらの「950ネオ」。
「振りやすいスチールシャフト」をお探しの人におすすめしたいシャフトです。
まとめ
PINGが誇る名器としては、飛び系にみえない飛び系525アイアンもあります。
まだご存じでない方は、詳しくご紹介している記事もありますので、合わせてご覧くださいね。
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