2016年以降に発売されたテーラーメイドのアイアンセット中古のモデルから、人気が上位にランキングされている高評価モデルをピックアップ、ロフト設定やコンセプトをお伝えします。
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テーラーメイドアイアンセット歴代中古モデルのロフト設定
中古のマーケットに在庫があることをベースとして、2016年以降に発売された各モデルのロフト設定をお伝えします。モデルを購入するときに、または、いま現在使用しているモデルのロフト設定がどうなっているのか、参考データとしてご覧ください。
★ロフト★M2≫GLOIREエフ≫P770(2016)≫P790(2017)

★ロフト★M3≫M4≫P760≫Mグローレ

★ロフト★M5≫M6≫P790(2019)≫P770(2019)≫SIMグローレ

★ロフト★P7MB≫P7MC≫SIMMAX≫SIMMAX OS≫P790(2021)

★ロフト★SIM2MAX≫SIM2MAX OS≫ステルス≫ステルスグローレ≫ステルスHD

★ロフト★P7MB(2023)≫P7MC(2023)≫P770(2023)≫P790(2023)≫QiHL

★ロフト★P770(2024)≫P7CB(2024)≫Qi≫Qi MAX LITE≫P790(2025)

テーラーメイドのアイアン歴代中古モデルの選び方
先にお伝えしたロフト設定は、対象とする期間に発売されたすべてのモデルではありません。
それでも、これだけの多種多様なモデルがあります。ここで選び方を間違えると、優れた性能も活かせなくなってしまいます。
30以上あるモデルたち、年式が違うので価格も違います。そして、ヘッドの形状も構造も違うため、それぞれに「性能の持ち味」が違います。
ゴルフを始めたばかりの初心者に推奨するような「やさしさ重視」のモデルもあれば、「力を使わずに楽に振りたい」シニア世代のゴルファーにおすすめするタイプもありますし、アイアンに操作性とフィーリングを求める上級者にオススメしたいモデルもあります。
ここからは、ゴルフ歴と平均スコアでの3つのカテゴライズとして、①初心者②中級者③中級者~上級者。
そのなかで、ヘッドスピードに応じた推奨するスペックを、【①ヘッドスピード40m/s未満】【②ヘッドスピード40m/s以上】の2つにカテゴライズ。
歴代モデルから厳選したおすすめモデルを各カテゴライズで2つずつ、計8つのおすすめモデルをご紹介していきます。
すべてのゴルファーに完璧にフィットするような100点満点のカテゴライズにはならないかもしれませんが、選ぶときの参考資料にはなり得るかと思います。
※各モデルとも購入するときに検索がしやすいように、中古のマーケット【ゴルフドゥ公式サイト】のご案内もしていますので、あわせてご覧ください。
ヘッドスピード40未満の初心者におすすめしたいアイアン
M GLOIRE(エムグローレ)

2018年に発売されたモデルです。
初心者ゴルファーにおすすめするモデルです。性能はもちろんですが、ゴルフを始める時期の初期投資をできる限り最小限になるように、コストパフォーマンスの良さも重視して、こちらのモデルをピックアップしました。
標準シャフトとしてラインナップされていたのはスチールとカーボンが各1種類の計2種類。
スチールもかなりの軽量タイプではありますが、HSが40未満のゴルファーへの推奨です。できる限り軽量で振りやすいほうがいい、という意味で、装着シャフトは純正のカーボンをおすすめします。
SIM GLOIRE(シムグローレ)

2020年に発売、≪M GLOIRE≫の次作になるモデルです。比較して、斬新なテクノロジーが搭載されたわけではありませんが、全体的な完成度は着実に上がったといっていいでしょう。
ドライバーとともに、高い評価を得たモデルでもあります。
テーラーメイドの自信作ともいえるモデルである証拠に、標準シャフトは3種類、カーボンが1種類、スチールが超軽量と軽量の2種類。
幅広い層のゴルファーに対応すべく、スペックの幅もひろげたラインナップになっているのがわかります。
ただ、中古のマーケットにある在庫は、半数がカーボンですから、やはり「軽くて振りやすい」性能のニーズがいちばんだったのが、こちらにも反映されているようですね。
ヘッドスピード40以上の初心者におすすめしたいアイアン
GLOIRE F(グローレエフ)2017

2016年に発売されたモデル。先の2つのグローレブランドとは、ちょっと一味違うGLOIREです。
Fの文字はフォージドを意味します。単一素材での軟鉄鍛造ではありませんが、シャープなヘッドフォルムを実現させながら、キャビティ構造でやさしさも忘れず、さらにはフォージドフェースを採用して打感の良さにもこだわった一作。
標準シャフトとしてラインナップされていたのは2種類。
ヘッドスピードが40以上のゴルファーへのおすすめです。推奨するのはスチール≪N.S.PRO930GH≫、あまり見かけない、オリジナリティのあるシャフトです。
年式のこともあり、こちらもコストパフォーマンスは抜群です!
M6

2019年発売のモデル。同年式にM5とM6がラインナップされていますが、初心者ゴルファーにおすすめしたいのは、こちらの≪M6≫。ドライバーもフェアウェイウッドも、そしてユーティリティも含めて、歴代モデルのなかでもトップクラスの高評価を得たシリーズです。
アイアンセットも同様に、「つかまりの良さ」「ミスヒット時の飛距離サポート力」など是非とも欲しい性能たちが高いレベルで備わっていたモデルです。
標準シャフトは2種類、スチールとカーボンが各1種類ですが、SでもRでも90g台の重さになっているシャフト≪REAX85JP≫装着がオススメです。
ヘッドスピード40未満の中級者におすすめしたいアイアン
SIMMAX(シムマックス)

同年式の同ブランドには、他に≪SIMMAX OS≫というヘッドサイズが少し大きい仕上がりになっているモデルもあります。
ですが、中級者へのおすすめです。ミスヒットを助けてくれる寛容性もありながら、構えたときに操作性をイメージさせてくれる、シャープな顔立ちも大事なピースになりえるということで、こちらのモデルをおすすめとしました。
標準シャフトには2種類ありますが、推奨するのは純正のカーボン。
SでもRでもシャフト重量が50g台ですから、「振りやすさ」を考えたときのスペックとしては申し分ないと思います。
STEALTH GLOIRE(ステルスグローレ)

中級者ゴルファーへのおすすめではありますが、「軽量」「振りやすさ」「飛距離性能」「ドローバイアス」などなど、アベレージタイプとしての性能をいちばんに考えたときに、いちばんオススメできるモデルとして、こちらの≪ステルスグローレ≫をピックアップしました。
標準シャフトには3種類ありますが、やはり一番のおすすめは純正カーボンになるでしょう。
Rフレックスで52gになりますから、軽さとしては間違いなくトップクラスになります。「とにかく軽くて振りやすいのが欲しい」というゴルファーには申し分ないスペックです。
ですが、スコアアップを求める方でしたら、「振りやすさ」だけでなく、シャフトに「安定感」を求める方もいるかもしれません。
そんな方には、純正のスチールシャフト≪N.S.PRO790GH≫をおすすめします。
Sで85g、カーボンに比べれば重量感はありますが、スチールとしては超軽量の部類に入ります。
スチールシャフト装着の品、中古のマーケットを見てみると、意外に在庫は豊富ですよ。
ヘッドスピード40以上の中級者におすすめしたいアイアン
P・790(2019)

テーラーメイドが誇る中空構造のアイアンをご紹介します。
「テーラーメイド歴代モデル」からのピックアップではありますが、「中級者への推奨」「スタイリッシュなヘッドデザイン」「それでいて高い寛容性」というフレーズが並ぶと、この≪P・790≫は全メーカーの中でもトップクラスに入るおすすめモデルかと思います。
とにかく、テーラーメイドの≪Pシリーズ≫、この数年で人気が急上昇していますので、中古のマーケットでも高値をつけています。
標準シャフトとしてラインナップされていたのは、スチールだけです、2種類。
そしてマーケットで在庫が豊富なのは、高い人気を誇る≪N.S.PRO MODUS3 TOUR105≫。
5番からピッチングウェッジまでの6本セットを軸として、最安値でも6万円前後。この価格を見ただけでも、評価の高さがわかります。
P・790(2021)

前作のストロングポイント、すべての要素を継承して2021年に発売されたのがコチラのモデルです。
もちろん継承しているだけではありません。採用されている素材も進化、ともなって寛容性はさらにアップされていますし、忘れてならないフィーリング面、打感を向上させるテクノロジーも進化しています。
ただ、標準装着シャフトのテイストだけは変わりました。ダイナミックゴールドがなくなり、代わりにN.S.PRO950GHneoがラインナップ。
この変化は、世のゴルファーのニーズに合わせてきたと推察します。
スチールシャフトが似合うカテゴリーとはいえ、ハードなスペックよりも、より振りやすい軽量タイプのシャフトを装着させてきた感がありますね。
ヘッドスピード40未満の中級者~上級者におすすめしたいアイアン
STEALTH(ステルス)

ドライバーが空前の大ヒット作となりましたが、それはアイアンセットも同様です。
「飛距離」「寛容性」「高弾道」「フィーリング」という、「やさしいアイアン」を追求したときに、要求される性能のすべてにおいて向上させるためのテクノロジーが注ぎ込まれています。
やや面長のヘッドシェイプではありますが、極端なグースネックにしていないところが、中級者にも上級者にもオススメできるポイント。
満載になっているテクノロジーは明確に「やさしさ」を連想させてくれますし、それでいてヘッド形状はボテッとしておらず、構えやすさのイメージも大事にしてくれています。
これだけ褒め言葉が並ぶと、中古のマーケットの在庫もご想像がつくかと思います。
STEALTHシリーズ全体に言えることですが、圧倒的に豊富な在庫量を誇っています!
標準シャフトは、スチールとカーボンが各1種類。カーボンはSもRもシャフト重量が60g台ですから、操作性も求めたい中級者~上級者のゴルファーにオススメできる、しっかり感も持ち合わせている装着シャフトかと思います。
Qi(キューアイ)

STEALTHの後継モデルといっていいでしょう。
ですが、ヘッドサイズがすこし大型になり、比例してスイートエリアも拡大されているポイントが、この数年のトレンド寄りになっているかと思います。
操作性よりも、直進性に重点をおき、アレコレ考えずに、ショットにつながるイメージをよりシンプルに、というところですね。
標準シャフトは、スチール2種類、カーボンが1種類。中古のマーケットではカーボンが半数を占めています。
ヘッドスピード40以上の中級者~上級者におすすめしたいアイア
P・770(2023)

「Pシリーズ」の存在を、アイアンセット界の超一流ブランドに押し上げた「中空構造」モデルの一角ともいえる「P・770」のブランド。
≪P・790≫はやや大きめ、こちらの≪P・770≫はスマートなヘッドサイズ。
おそらく、何も知らずに構えたとすれば、中空構造だと思うゴルファーは少ないのでは、というくらいにスタイリッシュに仕上がったデザインになっているモデルです。
ロフト設定は、5番で25.5度、PWが46度ですから、ストロングロフトでさえありません。
アイアンには操作性を求めたい、でもミスヒットをサポートしてくれる寛容性も捨てがたい、というゴルファーには、超一級品ともいえるアイアンではないでしょうか。
標準シャフトにはスチールとカーボンが各1種類。
カーボンには純正装着ではめずらしい≪ディアマナサンプ≫がラインナップされていますが、驚くべきは、中古のマーケットにはカーボン装着の品のほうが多いこと。
スチールのダイナミックゴールドイシューのほうが少ないのです。
カーボンシャフトの重量は94g、これは魅力的ですよね。
しっかり感があるカーボンシャフトと、洗練された仕上がりの中空構造のヘッド。
他のメーカーでは、あまり見ることができないコラボレーションだと思いますよ。
P・7MC

こちらは中空構造ではありません、バリバリの軟鉄鍛造アイアンです。
ヘッドの造りはハーフキャビティ、ロフト設定もヘッドシェイプも、すべてがアスリートタイプであることを明確にイメージさせてくれます。
マッスルバックの≪P・7MB≫よりは寛容性がありますが、このテイストは、操作性と打感こそが最優先というモデルになるのではないでしょうか。
装着シャフトの標準ラインナップは≪P・770≫と同じですが、中古のマーケットの在庫比率には違いがあります。スチールとカーボンが半々というところですね。
スチールが圧倒的ではないところ、バリバリのアスリートタイプなのに、DGやMODUSがほとんどではないこと。時代の変化を感じますね。
まとめ
ドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティからアイアンセット、そしてウェッジにパター。
すべてのゴルフクラブにはコンセプトがあり、スペックやフィーリングにも違いがあり、ジャストフィットを探し出すことは、スイングレベルを上げることと同じくらいに重要なピースとなっています。
とくにアイアンは、スコアメイクの鍵を握るアイテムです。グリーンをキャッチすること、パーオン率を上げることは、そのホールのスコアにも直結し、18ホール全体のリズムをも左右します。
ドライバーにもパッティングにも影響が大きいですし、プレッシャーの軽減にもつながりますからね。
今回お伝えしたテーラーメイドのアイアン歴代モデルの選び方。簡単にジャストフィットにはたどり着けないかもしれませんが、あなたのスコアアップの一助になれば幸いです。まずは中古モデルのマーケット、検索してみてくださいね。
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