「ベストスコア100切り達成!次の90切りを目標にアイアンセットを新調したい!おすすめする性能をもったアイアン最新モデルは?」という思いをもつゴルファーにお届けする記事です。
業界では2024年はアイアンのNEWモデル大豊作の年といわれています!
とはいえ、どんなタイプがいいのか?人気メーカーがラインナップしているモデルは、クラブの多様化のおかげで複数のタイプがあります。せっかく最新モデルを手にするならば、選び方を間違えたくないですよね。
この記事では、2024-2025のシーズンで人気メーカーから発売されたアイアンセット最新モデルの中から、90切りを目標にしている中級者ゴルファー(対象ヘッドスピード40~45m/s)にオススメする特選10モデルをご紹介します!
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初心者向け・中級者向け・上級者向けのアイアンセットの違いは?
選び方のキーワードは「ヘッドの造りと構造」「ヘッドサイズとシェイプ」「ロフト設定」
まずはここからご説明していきましょう。
複数のアイアンモデルをラインナップしていて、ビジュアルで性能がわかりやすいテーラーメイドの最新モデルを例にしてご説明していきます。この記事配信時点でのラインナップ全てではありませんが、参考モデルとしてご覧ください。
いちばん左がトーナメントプロが使うような性能のアスリートタイプ、いちばん右がもっとも「やさしい」という表現が似合うアベレージタイプになります。
『P・7MB』はマッスルバックのヘッド形状で軟鉄鍛造、完全な操作性重視、ヘッドサイズもコンパクトでシャープなヘッドフォルムに重きを置いているタイプ。ロフト設定は7番が34°でPWが47°、昔ながらのノーマルロフトの設定です。
2番目の『P・7CB』、CBはキャビティバックの略。1つめと同じく軟鉄鍛造の造りになっていますが、番手別にタングステンウェイトとセラミックコアが内蔵されているので、混じり気ナシのフォージドですありません。ですが、構えたときのイメージはコンパクトでシャープのひとこと。ロフト設定も『P・7MB』に近く7番が33°でPWが46°になっています。
3番目の『P・770』はガラッと変わって中空構造。そして構造もテクノロジーが満載されています。ヘッド内部には番手別に重心位置を管理できるタングステンウェイトを配置され、食いつく打感を演出するウレタンフォームも充填され、フェースには反発性能に優れた素材を採用するなど、「やさしさ」の性能を上げるために異素材をバランスよく融合させています。
ただ、ヘッドサイズは2番目と同じくできるだけコンパクトに、構えやすいヘッドシェイプもほぼ同様に。ロフト設定にはモデル別の違いとして7番が33°でPWが45°になっています。
さて4番目、『P・790』。軟鉄鋳造の中空構造、ヘッドの造りや構造は寛容性を上げることが優先されていて3番目に近いですが、明らかな違いがヘッドサイズとロフト設定。構えやすさを維持しつつ少しだけ大きめのヘッドサイズになっていて、ロフト設定は7番が30.5°でPWが45度と完全なストロングロフトになっています。
さいごに5番目の『Qi』。ステンレススチールの鋳造の造りで、さまざまな素材を採用し中空とフルキャビティを融合させたような「飛距離性能アップ」への徹底ぶり。ヘッドサイズも可能な限り大きく、一目で「やさしさ」を感じさせるようなテイストに仕上がっています。ロフト設定は7番が28°PWが43°、いわゆる「飛び系」のセッティングになっています。
5つのモデルをピックアップして、それぞれの特徴をご説明しましたが、今回のテーマ「中級者におすすめ」という観点でいうと、推奨するのは3番目と4番目。着目して欲しいのは、上の文章の太文字のところです。
中級者ゴルファーにおすすめするアイアンセットの特徴は?
飛距離も方向性も助けてくれる「やさしさ」と、操作性をイメージしやすい「かっこいい」ヘッドシェイプ
5つのモデルのなかで中級者におすすめしたいのは、3番目と4番目のタイプ。
テーラーメイドのアイアンを例にしているので、中空構造やウレタンフォームなどは、あくまで参考例と思ってください。ですが、主要な人気メーカーが競って発売しているモデルには、同じように魅力的なテクノロジーを搭載していることが多いのも事実です。
フォーカスしたいのは「性能」と「ビジュアル」、この2点です。
5つのモデルのなかでいえば、2番目と3番目のいちばんの違いは「やさしさ」の性能をいかに向上させる造りになっているか。3番目には、アイアンのような小さなヘッドの中に細かなテクノロジーが満載、とにかく寛容性を上げることを目的にさまざまな工夫が施され、それでいてコントロール性能や打感のよさを損なわないことにも注力されています。
3番目と4番目の違いは、ヘッドサイズとヘッドシェイプ、そしてロフト設定です。2つの選択肢があるのは、アイアンというアイテムへのイメージがゴルファーそれぞれに違うからです。アイアンに「操作性」を求めるか「やさしさ」を期待するか。もっとシンプルに表現するならば、アイアンを得意としているか苦手としているか。
90切りのためにはどんなアイアンを選べばよいか?
あなたのプレースタイルと得意不得意に応じた選び方でスコアメイクはガラッと変わります
初心者のときと、中級者のステップにいる今のあなたとのいちばんの違いは、ショットの安定感かと思います。練習場やコースでミスショットが多かったときと比較して、感触のいいショットの数が全然違う。ドライバーもアイアンも真っすぐ飛んでくれてバーディーチャンスがあるラウンドも増えてきて、着実に上達している実感もあり、ゴルフの面白さがわかってきた時期かと思います。
同時に奥の深さも少しづつわかってくる時期でもあります。上手くなったと思ったら調子が悪くなる。スイングがわかってきたと思ったら、どうしてミスが出るのかわからなくなる。その作業の繰り返し。
筆者自身ももちろん経験がありますが、ゴルフ人生には試練が多い…。ですが、ここを乗り越えてこそ先の喜びがあるのも事実ですし、それもゴルフの醍醐味であるともいえます。
アイアンを選ぶときの大事なポイント。90を切るために、スコアメイクの質をあげるために見極めたいのは、あなたの得意不得意です。
ドライバーの飛距離と確実さを長所としているのか、切れ味のいいアイアンショットを武器としているのは、それともスコアを崩さないアプローチやパッティングなどのショートゲームを得意としているのか。
すべてのゴルファーがすべてのステージを得意にしているわけではないと思います。「上級者ならば全部得意なのでは?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。苦手なアイテムもありますし、ラウンドの時に嫌なイメージを消せないホールもあります。
ただ、さまざまな工夫を凝らして、特に道具(クラブ)の利点を最大限に活用して、なんとか弱点を補っていくことを知っています。
ドライバーが苦手でスライスが多ければ、つかまりのいいモデルを選ぶ。アプローチの距離感が苦手ならばロフト設定を厚くする、などなど。工夫のバリエーションは無数にあるといってもいいくらいです。
今回のテーマであるアイアンの選び方でいえば、アイアンショットの得手不得手がポイントになります。90切りを目標にしているあなたが、アイアンを長所にしているか、苦手としているか。
5つのモデルの中の、3番目と4番目の違い。「やさしさ」を演出してくれる性能はほぼ同じですが、ヘッドサイズとヘッドシェイプが違います。
コンパクトなヘッドサイズの3番目は、アイアンを得意としているゴルファーにおすすめするタイプ。構えやすくてシャープなヘッドフォルムは操作性をイメージしやすい。
そして4番目はアイアンを苦手にしている方におすすめするタイプ。性能は3番目と近い、でも構えたときに「安心感」を暗示させてくれるような程よい大きさを備えてくれています。
【2024-25】中級者におすすめするアイアンセット最新モデル
「やさしさ」と「カッコよさ」が共存している中級者におすすめするアイアン、2つのタイプ
主要な人気メーカーから発売されている新作の中から選りすぐったモデルをご紹介します。前半は操作性をイメージしやすい3番目のタイプ。後半は「やさしさ」を感じやすい4番目のタイプをご紹介していきます。
90切りを目指す中級者ゴルファーにおすすめする”スタイリッシュ優先”アイアン
①ダンロップ SRIXON ZXi5
ダンロップから発売されている『SRIXON ZXi5』。2020年に登場した『ZX』ブランドの3代目になるシリーズですが、もはや完成形ともいっていいクオリティの高さになっています。
標準装着シャフトのラインナップは、カーボンが1種類でスチールが2種類。MODUS105もあれば950neoもあり、それでいて60g台のカーボンシャフトも準備してくれているあたり、幅広い年代のゴルファーに使えるイメージともなっています。
②タイトリスト T200
世界のマーケットでトップクラスの位置に居続けるタイトリストのアイアンの評価。
2019年に登場した『Tシリーズ』は、「クラブの多様化」というシステムを確固たる概念に定着させました。第3世代ともいえるシリーズのなかには、5つのタイプがラインナップ。
『T200』は、今回おすすめするコンセプトに合致した、絶妙な「やさしさ」と「飛距離性能」を持ったスタイリッシュなアイアンとなっています。
③キャロウェイ X-FORGED STAR
キャロウェイも革新的テクノロジーをお家芸としていますが、アイアンのカテゴリーでも真価を発揮しています。
というよりも、多様化過ぎてキャロウェイファンがチョイスするときに悩んでしまうほど。
そのなかでピックアップしたのが、この『X-FORGED STAR』。じつは複合構造ではありません、完全な1ピースの軟鉄鍛造のヘッド構造となっています。
ですが、オススメとしました。理由は「飛び」と「高弾道」と「ラージヘッドサイズ」の3つの要素。
ストロングロフトになっているので「飛ぶフォージド」のテイストが強調されていること。そして単一素材の軟鉄鍛造としては限界バリバリの低重心設計になっているので、球の打ち出しを確保してくれること。さらにはヘッドサイズが大きくみえるような外観の工夫が施されていること。
なによりも、カッコいい。キャロウェイファンにはたまらない逸品かと思いますよ。
④ミズノ ミズノプロ245
誰がなんといおうと、世界に誇れるアスリートタイプとしての王道ブランド『ミズノプロ』。
打感と打音、フォルムと操作性へのこだわりには、「妥協」というキーワードがもっとも似合わないメーカーともいえます。
そのなかでピックアップしたのが『ミズノプロ245』。中空構造になっていて、ストロングロフトの設定、。今回オススメしているコンセプトに、絵に描いたようにピッタリとハマっているモデルかと思います。
⑤テーラーメイド P・770
参考例として、だけではなく、業界全体を見渡してもトップクラスの評価を得ているモデルといえるでしょう。
中空構造のなかにはタングステンウェイトが内蔵されていますが、なんと番手別に細かく設定をかえているので、中空構造独特の「飛び過ぎ」もおさえているとのこと。
飛んでくれるのは嬉しいけど、グリーンをオーバーしてしまっては困る。
「ただナイスショットを打てればいい」というところから、「スコアメイクに必要なショットを」というステップに中級者の方には、最適な働きかと思います。
そして、同時期の『P7CB』が、前作よりも少しやさしいテイストになったので、次のステップに進んだときの候補としても、イメージしやすいかもしれませんね。
90切りを目指す中級者ゴルファーにおすすめする”やさしさ優先”アイアン
①ダンロップ SRIXON ZXi4
①でご紹介した『ZXi5』との違いは明確です。
ロフトが少しだけたっていて、フェースの造りも重心配分も、ミスをしたときの飛距離面のサポート力に重点がおかれています。
そして、わずかに大きいヘッドサイズと、気持ちだけグースになっているネック形状。
なによりも同じシリーズのなかにある『ZXi5』と『ZXi4』、比較してチョイスすることができるのも、大きなストロングポイントといえるでしょう。
②タイトリスト T350
こちらも比較しやすい、タイトリストの『Tシリーズ』の一角にあるモデルです。
②でご紹介した『T200』との違いは、SRIXONと同様。
「飛距離」と「寛容性」を向上させるためのテクノロジーはほぼ同等。
なのに、少しだけヘッドサイズをラージにしているところは、テーラーメイドの参考例の3番と4番の比較と同じ、理想像になっているかと思います。
③キャロウェイ APEX Ai200
ついに、アイアンのカテゴリーにも「Ai」の2文字が登場してきました。
「さすがキャロウェイ」の一言につきます。
ボディは軟鉄鍛造、フェースには強度と反発性の高さが特徴の「カーペンター455スチール」という素材が採用され、ヘッド内部には打感向上のためのウレタンが搭載された、最高級の複合構造&中空構造。
ですが、『APEX』ブランドを背負っている以上、スタイリッシュな外観へのこだわりについて、妥協は見られません。
「かっこよさ」は第一に、キャロウェイファンの期待を裏切らない一作になっているモデルです。
④ダンロップ ゼクシオエックス
中空構造ではありませんが、今回のコンセプトにこれほど合致したモデルはないかと思い、ピックアップしました。
アベレージタイプとしては王者に位置する『XXIO(ゼクシオ)』ブランドですが、違うタイプとして2019年に新しいブランドネーミングで発売された『XXIO X-eks-』。
レギュラータイプのゼクシオがシニア世代へのおすすめモデルであるのに対して、まったく違うテイストで、20代から40代のミッド世代のゴルファーに「やさしさ」を提供してくれたシリーズ。
SRIXONブランドよりも、やや大きめのヘッドサイズですが、キャビティ構造もヘッドフォルムも「ゼクシオらしさ」が見え隠れしています。
今では、人気モデルの域を超えて、日本のゴルフクラブの中では伝統の文字が似合ってしまうほどの存在になった『XXIOゼクシオ』。
ブランドに対する安心感だけでも価値があるモデルかと思います。
⑤テーラーメイド P・790
『P・790』というブランドネーミングが初めて世に登場したのは2017年。
当時も、「世界のテーラーメイドが造った中空構造」ということで話題を集めましたが、上級者にとっては「飛び過ぎ」、また中空独特の打感の鈍さもあったため、存在感を示しだしたのは2019年に発売された2代目からといってもいいかもしれません。
2023年に発売された今作は、もはや「中空アイアン」の第一人者的な存在に。
今回のコンセプトに則した「ミスをカバーしてくれるやさしさ」と「かっこいいのに絶妙なヘッドサイズ」という観点では、「中空構造はこのために生み出されたテクノロジー」といえるほどに高い完成度にまでたどり着いていると思います。
まとめ
ベストスコアが90をきれば、次は80切りが目標ですよ!
上級者へのステップです、決して選ばれた人だけの世界ではありませんし、努力が報われたときには最高の景色とこの上ない達成感が待っていると思います。
道具の選び方は、こちらを頼りにしてくださいね。
最新モデルから中古モデルまで、さまざまなタイプがありますから、興味津々になって、ぜひ色々と検索してみてください。
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