タイトリストの歴代中古モデルからおすすめする名器『T200アイアン』。90切り80切りを目指す中級者だけでなく初心者にもオススメできるアイアンセットです。
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タイトリストのT200アイアンの評価と魅力
タイトリストの『T200』アイアン。操作性がありそうなスタイリッシュなヘッドデザインなのに、多少のミスヒットでも方向性と飛距離を確保してくれる「やさしさ(寛容性)」も備えているアイアンです。
2019年にタイトリストの新たなブランドとして登場した『Tシリーズ』。
1年ずらして発売されたモデルも含めれば、5つのタイプがラインナップされていました。

もちろん、カラーリングやデザインが違うだけではありません。すべてのモデルに個性豊かな、明確なコンセプトがありました。
タイトリストというメーカーからイメージされるキーワードは「アスリート」や「上級者」という時代が長く続いていましたが、この『Tシリーズ』の登場で、そのイメージは完全に払拭されることになります。
もともと日本市場限定では『VG3』というブランドがありましたが、ブランドの終わり際にはアベレージタイプとしてのテイストが強くなり過ぎて、やや低迷気味になってしまっていました。
ですが、そのカテゴリーにおいても、『Tシリーズ』は期待に応えてくれています。
5番で20度、PWで38度という飛び系を超えた激飛び系のロフト設定になっている『T400』。
それよりはロフトが寝ていますが、5番で23度、PWで43度という飛び系のジャンルに入る『T300』。
どちらもヘッドサイズは大きめでしたが、全体的にはスタイリッシュなテイストに仕上がっていて、「タイトリストらしさ」という観点での妥協は絶対にしない気合が伝わってきたモデルになっていました。
そして、『Tシリーズ』の存在感をトップクラスの評価に押し上げたのが、今回のおすすめモデル『T200』 です。
このシリーズの前身ともいえる『AP』のブランドネーミングにおいては、2017年に発売された『AP3 718』が近いコンセプトだったかと思います。

ですがこの時代においては『AP2』の存在が長い間主役を張っていたこともあり、やや脇役の立ち位置になっていた感が否めませんでした。
ところが、『T200』が登場して以降、このコンセプトに対するニーズの高さが一気にクローズアップされます。
「スタイリッシュなのにやさしい」「操作性と飛距離の機能が共存している」。
タイトリストのアイアンを大好きなファンは多い、とはいえ軟鉄鍛造のマッスルバックやハーフキャビティはむずかしいし、なかなか使いこなせるものではない。
そんな思いをもつゴルファーにとっては、奇跡のような性能をもって誕生した『T200』。
『AP2』の後継としての『T100』をストロングロフトにした『T100・S』とともに、タイトリストのラインナップの中だけでなく、全メーカーのアイアンのなかでも、トップクラスの評価を得て、マーケット全体での主役級に躍り出ることになります。
「タイトリスト=難しい」ではない!初心者や中級者に推奨する性能
国内や海外のプロのトーナメントを観ていると、画面に映るタイトリストのクラブは、当然ではありますがツアーモデル、完全なアスリートタイプのモデルになります。
とくに男子の場合は、こちらのようなモデル。

マッスルバックやハーフキャビティの形状、近年のトレンドとなっている複合構造であってもロフトが寝ていて操作性重視のタイプがほとんどかと思います。
①フェースの芯でボールをとらえて、②入射角やヘッドの軌道を自在に操り、③フェードやドローなど球筋をコントロールする
③のように球筋をコントロールするのはゴルファーにとって理想ですよね。ピンポジション次第でもっとも適した球質を選択する。高い確率で寄せることができて、バーディーの確率も高くなる。
ですが、①と②が、なかなか簡単ではありません。
練習場で繰り返し打っているときでしたら、できるときもあるかもしれません。ですがラウンドでやるとなると確率がガクンと落ちます。

まず、フェースの芯でとらえるのがむずかしい。
コースでは、ティイングエリアのようなフラットなライは珍しいですし、ラフもあればバンカーもあります。芯を外す確率の方が高くなりますし、入射角や軌道にいたってさらに難易度が高くなるでしょう。
ここで欲しい性能は、クラブに求めたい仕事は、「芯を外しても距離も方向性もミスがミスにならないこと」。
もちろん、パーフェクトな結果は求めません。ですが、「あっミスヒット…」と思ってもグリーンの端くらいには乗ってくれる。花道くらいは確保してくれる。
マッスルバックやハーフキャビティとのいちばんの違いです。
『T200』のようなタイプは、実際に打ち比べてみるとわかりますが、歴然とした差があります。
練習場で数球、数十球打っていると差がわかりにくいかもしれませんが、コースで比較すると、もはや反論の余地なし。
とにかくやさしい性能をおすすめしたい。
あとは装着シャフトや番手構成を間違えないようにすることが大事です。
T200アイアンのロフトと装着シャフトと番手構成
性能はトップクラスの推奨ですが、だからといって「なんとなく」という感覚で購入するのはオススメしません。
ヘッドスピードにあった装着シャフトを選ぶこと。そしてクラブセッティング全体のなかで、有効に活用できる番手構成にすること。
この2つのポイントは「できれば」ではなく「絶対に」というレベルで覚えてほしいことです。
とくに、装着シャフト。ヘッドが理想のコンセプトでも、フィットしていないシャフトでは全く別物になってしまいます。
『T200』というネーミングでは、歴代3つのモデルがあります。
ここからは、中古のマーケット【ゴルフドゥ公式サイト】の在庫&価格状況もご案内しながら、モデルごとのオススメをお伝えしていきます。
■T200 2019年発売モデル

第1世代のモデルです。まだ『VG3』の名残があったのか、中古のマーケットをみるとカーボンシャフト装着の品が多いのも特徴ですね。

番手構成も6番からPWが多く、次には5番が加わるのではなく48度のウェッジが追加された6本セットが多い。
PWが43度なので、48度のニーズが多かったというところでしょう。
上記の装着シャフトのオススメはあくまで参考値です。ですが、ヘッドスピードが40以上のゴルファーには、やはりスチールシャフトの2種類をおすすめしたい。
しなりを求める1番か、硬さを求める2番か。筆者の意見ではありますが、初心者の方には1番を推奨します。シャフトのしなりを使えることは、スイングを整えていく意味でも大事なことですからね。
■T200 2021年発売モデル

第2世代のモデルです。『Tシリーズ』の人気と高い評価が完全に確立されたシリーズといってもいいでしょう。
トップブレードをシャープにしたヘッドフォルムは、かつての名器『AP2』に本当に似ています。
そして、第1世代で飛距離を重視していたテイストから、打感や球筋を『T100』のテイストに近づけた感があります。「ツアーディスタンスアイアン」という公式の呼称をつけていますから、「ツアー」の部分が強調されたイメージ、「飛んでくれるけど操作性やフィーリングも忘れていないよ」というニュアンスのほうがわかりやすいでしょうか。

中古マーケットの在庫も一気に豊富になります。ただ、同時に価格も跳ね上がります。
高評価ゆえ、というところですね。
そして、ロフト設定は前作から変化は少ない、ただ装着シャフトのラインナップはネーミングがガラッと変わっています。タイプが違いますので、選び方が重要です。
2種類のスチールシャフト、やや軽めの1番か、重めの2番か。中古のマーケットには同等の在庫数があります。
■T200 2023年発売モデル

バックフェースの雰囲気、さらにスタイリッシュになったと思いませんか?
ビジュアルだけでなく、前作より進化しているのがフィーリング面です。こだわりさえ感じるくらいです。

この理由は、同時期ラインナップにある『T100』や『T150』とのコラボレーションです。新作発売時ならば可能なカスタム。ロングやミドルは『T200』で、ショートアイアンは『T100』で、というブレンドができるように。テイストを揃えている。
クラブセッティングも進化しましたね。
装着シャフトは前作とほぼ同じ。スチールが2種類ですが、880をメインとしてオススメしたいと思います。
まとめ
タイトリストの名器、『Tシリーズ』の『T200』をご紹介しました。
90切り80切りを目指す中級者にオススメするアイアン、人気メーカーから発売されているモデルが多数ありますが、今作はトップクラスのクオリティになっていると思いますよ。
ぜひ検索してみてくださいね。
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