「初心者用のクラブセットでゴルフを始めてから数ラウンド、100切りを目指して、そろそろ好きなブランドのアイアンセットに買い替えたい」という思いをもつゴルファーにお届けする記事です。
テーラーメイドやキャロウェイなどの海外ブランドも高い人気がありますが、アイアンセットの人気ランキングではいつも上位に入る『SRIXON(スリクソン)』も魅力的ですよね。
日本人代表として、世界のツアーで大活躍している松山英樹プロが使用しているのも人気の理由のひとつです。ですが、それだけに「SRIXON=上級者向け」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
ひと昔前は確かにそうでした、「SRIXON=むずかしい」という図式がありましたが、今では全くそんなことはありません。逆に、多様なラインナップが充実しているのでオススメするモデルが複数あるくらいです。
この記事では、購入を検討している方に、価格帯別(2万円台・3万円台・4万円台)に具体的なモデルをご紹介します。推奨する装着シャフトなども合わせてご説明していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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人気ランキング上位のブランド=SRIXONスリクソン
男女トーナメントプロ御用達のブランド⇒クラブもボールもトップクラスの高評価
ゴルフを始めてから数ラウンドを経過して、「ゴルフの面白さ」に気づいてしまった方。
本腰をいれてゴルフを楽しもうと思うときに考えるのは、やはりクラブの買い替えでしょう。
初心者用のエントリーモデルとしてのクラブセットで始めた方もいれば、知人友人からお下がりのクラブをもらって始めた方もいるかもしれません。練習を積み重ねていくこと、実際にコースデビューをすることもできますが、ゴルフの情報が入れば入るほど、道具の好みが明確になってくる時期でもあります。
海外のトーナメントや国内の男女のツアーなどを観ていると、キャップのロゴや、使用しているクラブやボールなど、じつにさまざまなブランドを発見することになります。
ここで、あなたの好みにピッタリ合うテイストのブランドを見つけることもあるでしょう。そこから、ネット等で検索して、実際に店舗で実物をチェックしてみて、というプロセスになるケースも多いかと思います。
そのなかで、国内のツアーを観ていて目にすることが多いブランドに『SRIXON(スリクソン)』があります。
男女ともにクラブの使用者(契約プロ)もたくさん。冒頭にお伝えした、松山英樹プロの世界的な活躍はご存じのとおり。
2024シーズンの日本女子ツアーは年間ポイントランキングTOP5をTEAMスリクソンが独占するなど大活躍!
スリクソンブランドには、ゴルフボールも多数のモデルがあって、上級者向けのタイプだけでなく、初心者向けのリーズナブルな価格(1ダース2,000円前後)のモデルもあります。加えて、グローブやバッグ等のさまざまなアイテムがありますから、『SRIXON』のファンになる方は初心者から上級者まで本当にたくさんいます。
ただ、初心者の方や中級者の方からご相談を頂くことで多い内容は、「SRIXONブランド」のクラブのこと。「SRIXONは上級者向け」「SRIXON=むずかしい」というイメージをお持ちの方が多いのです。
確かに、トーナメントプロの契約選手が多いくらいですから、上級者向けのモデルもありますし、宣伝されているのは、このタイプが多いかもしれません。「松山英樹プロ使用モデル」というキーワードに惹かれて検索する方もいるかもしれませんが、明らかに初心者にオススメできるタイプではありません。使いこなすには、ある程度のゴルフ歴とショットの精度が必要になってきます。
初心者にオススメする「やさしい」アイアン
過去に発売された歴代モデルには初心者におすすめする性能のアイアンモデルがあります
ですが、「上手くなるまで、しばらくの間、SRIXONは使えないのか…」ということもありません! 初心者向け、中級者にオススメできるアイアンもたくさんあります。
少し歴史をさかのぼると、2000年代は「SRIXON=上級者向け」という認識が正しい年代でした。
「やさしい」「初心者向け」というキーワードは、ダンロップから発売されているもうひとつのブランド『XXIO(ゼクシオ)』が担当しているイメージ。
同じ時期にスリクソンのNEWモデルが発売されても、とても初心者にはオススメできないタイプばかり。様相が変わってきたのは2010年代に入ってからです。
2012年に新たなブランドネーミングとして『SRIXON Zシリーズ』が発売。
『Z925・Z725・Z525』という3つのタイプが、ドライバーとアイアンセットでラインナップ。
「9」がバリバリのアスリートタイプ、そして「7」がスタンダードで、「5」がやさしいタイプ。
2014年(Z545など)、2016年(Z565など)に後継モデルたちが発売されて、2018年にはシリーズ最後となる『Z785・Z585』が発売。「9」のタイプは2019年に『SRIXON Z-FORGED』に継承されて、この時点でSRIXONブランドは3タイプのラインナップ。
2020年という区切りに年には、ブランドネーミングを『SRIXON ZX』に変えて、『ZX7・ZX5・ZX4』と新たに3タイプをラインナップ。
このラインナップは、この記事配信時点(2024年12月)まで継続されています。
現行のSRIXONブランドとしては、バリバリのアスリートタイプ『Z-FORGEDⅡ』、ハーフキャビティの本格派『ZXi7』、ヘッドシェイプは本格派なのに「やさしさ」と「飛距離性能」がプラスされた『ZXi5』、「飛距離性能」と「高弾道」がプラスされてヘッドサイズも大きめの『ZXi4』。
さて、本記事のテーマは「初心者にオススメするSRIXON」、現行モデルでは赤文字のモデルたちが初心者にも中級者にもおすすめできる性能を持ったアイアンモデル。
「最新のモデルだから」ではありませんよ。2012年に『Zシリーズ』が登場してから発売された過去の中古モデルにも、しっかりとオススメするモデルは存在します。しかも、当時の高評価モデルばかりで、なおかつコストパフォーマンスは抜群!
次の章からは、各価格帯(2万円台・3万円台・4万円台)で購入することができて、かつ初心者や中級者にオススメすることができるアイアンのモデルをご紹介します
初心者向けアイアンセットをスリクソン歴代モデルからご紹介
お伝えしてきたとおり、初心者ゴルファーも安心して使えるタイプのモデルがターゲットです。
「なぜ初心者への推奨なのか?」というポイントとともに、中古マーケットに在庫があって購入できる、さらには装着シャフトごとに検索できるようなご案内もしていますので、ご活用ください。
2万円台で購入できるアイアンセット≫≫Z525
【N.S.PRO980GHDST】装着
2万円台の中古品
最初にご紹介するのは、2012年に発売された『SRIXON Z525』。
すでにお伝えした『Zシリーズ』の始まりのモデルのひとつです。
3つのタイプがラインナップされていましたが、大きなヘッドサイズでポケットキャビティ構造のヘッドは、「SRIXONブランド」とは思えないくらいの「やさしさ」を醸し出していました。
当初「SRIXONファンに受け入れられないのでは…」という懸念がありましたが、中古マーケットの在庫状況をみると全く真逆の結果に終わったのがわかります。
見事にニーズがありました。その証拠に発売から10年以上経過した今でも、まだまだ中古市場に在庫があります。
装着されている純正シャフトは主に2種類、スチールの『N.S.PRO980GHDST』、カーボンの『Miyazaki KENA Blue8』。ここで推奨するのは赤文字のスチールシャフトです。
2万円台だとスチールのほうが多いということもあります。5番からPWまでの6本セットになりますが、少し追加して3万円台まで手を伸ばすと、SWまでの8本セットをみつけることもできます。
3万円台で購入できるアイアンセット≫≫ Z545・Z565
【N.S.PRO980GHDST】装着
3万円台の中古品
ここでご紹介するのは、2014年に発売された『SRIXON Z545』と『SRIXON Z565』。
『Z545』はZシリーズの2代目、『Z565』は3代目になるモデルのひとつですが、ヘッドのデザインはかなりスタイリッシュになりました。
【N.S.PRO980GHDST】装着
3万円台の中古品
ですが、はっきりとわかるポケットキャビティの構造は前作から継承。同時期発売の『Z745』『Z765』と比較すると、少しだけ面長のヘッドシェイプ。
ですが、「スッと構えやすい」ほぼストレートのネック形状だったこともあり、「構えやすさ」と「やさしさ」と「飛距離性能」が見事に共存したテイスト。この後の10年の期間にトレンドとなっていった「見た目がカッコイイのに機能はやさしい」の先駆けともいえるモデルだったと思います。
装着されているスチールシャフトは2つのモデルとも、前作と同じく『N.S.PRO980GHDST』。
ややキズの多いDランクの品であれば、運よく2万円台の品も見つかる在庫状況ですが、平均すると3万円台の品が多いでしょう。まだまだ比較的豊富なので、Cランクの品を見つけることができるかも、という状況です。
4万円台で購入できるアイアンセット≫≫ ZX4
2020年に発売された『ZX』シリーズのなかで、もっとも大きいヘッドサイズで高弾道をオートマチックにしてくれそうな低重心設計の『SRIXON ZX4』。
同時期に発売された『ZX5』は、あまりに人気も評価も高いため、まだ4万円台の品はなかなか見つけることができません。
コチラでご紹介した『ZX4』も中古マーケットの在庫はごくわずかです。
そして装着されているシャフトは、超軽量のスチールシャフト『N.S.PRO ZELOS8』や純正のカーボンシャフトが多い。どちらかというとシニア世代の方にオススメするスペックかと思います。
年式が新しいこともあり、4万円台の品は、まだまだごく少数です。
まとめ
少し触れましたが、2020年に発売された『SRIXON ZX5』、すでに名器のような存在感になっていて、中古マーケットの価格は全然下がりません、4万円台がないどころか、5万円台も飛び越えて6万円台が最安値となっているくらいです。
2020年発売の『ZX5』、2022年に発売の『ZX5MkⅡ』、そして2024年に発売された最新作の『ZXi5』。特に最新作は「見た目はカッコイイのに機能はやさしい」アイアンの完成形とも表現されるほどに高い評価を得ています。
これも、2010年代に登場した『Zシリーズ』のモデルたちが築いてきた礎があってこそ。
過去発売のモデルとはいえ、SRIXONの「かっこよさ」を感じさせてくれながら、初心者ゴルファーにも推奨できる「やさしさ」も持ち合わせていると思いますよ。
ぜひ色々と検索してみてくださいね。
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