ゴルフクラブのシャフトには、メーカーもモデルの種類もたくさんありますし、比較をしようにもフィーリングの表現はどのモデルも似ていますよね。
ですが、先調子と元調子では明らかな違いがありますし、ヘッドスピードに合わせて、ある程度オススメするフレックスやトルク数値もあります。
本記事では、シャフトの硬さ(フレックス)やトルク、キックポイント(調子)などの基本知識から、ヘッドスピードやスイングタイプに応じて、自分でフィッティングできる選び方のコツなど、シャフトを選んでいく方法をお伝えします。
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ゴルフクラブを構成するパーツ ヘッドとシャフトとグリップ
ゴルフのクラブは、ヘッドとシャフトとグリップで構成されています。
それぞれに役割があり、どれも重要なパーツですが、存在感が一番強いのはおそらくヘッドになるでしょう。
たとえば、ゴルファー同士の会話のなかで「そういえば、NEWモデル買ったんだって?」という言葉があれば、シャフトメーカーの関係者やコアなファンでない限り、対象は間違いなくヘッドのことになります。
これは存在感だけでなく、性能面、ギアとしてのパフォーマンスを考えたときも同様です。
ドライバーでいえば、ヘッドの性能とタイプで飛距離は大きく変わります。
そもそもの絶対的性能が高くて、最高に相性の良いマッチングしたタイプを選ぶことで、そのゴルファーが持つポテンシャルを最大限に発揮してくれることになります。
ここで考えるヘッドの相性とは、コンセプトやロフト角や打ち出されるスピン量のこと。
ヘッドスピードの速さと弾道の高低、スピン量の関係は完全に比例するわけではありませんが、傾向としては、速いほど弾道は高くなり、スピン量は増えます。
そう仮定した場合、たとえばヘッドスピードが45m/sのゴルファーには、ロフトが9.5度、ヘッドの設計も低スピン打ち出しをしやすい重心のほうが好ましい、ということにつながっていきます。
このように、最初にクラブを選ぶときの基準は、ヘッドの性能、そしてタイプの相性が第一。
これは、ドライバーに限らず、フェアウェイウッドやアイアンなど、どのアイテムでも共通していえることになるでしょう。
特に、近年のクラブの進化は凄まじく、そのアイテムごとに求められてきた性能はアップしていて、さらに多様なゴルファーの個性の多さに対応すべく、さまざまなタイプが展開されています。
スイングやヘッドスピードに合ったシャフト選びで ゴルフが変わる
「どのクラブをつかっても一緒、腕次第」という言葉は、もはや昔の言葉。
自分のスイング、ゴルフのスタイルに合ったモデルを選びことで、ショット内容は大きく変わり、すなわち、スコアやゴルフそのものの楽しさにも大きく影響することになります。
さて、ここでクラブを構成する他のパーツ、「シャフト」と「グリップ」というパーツのことも考えてみます。
ヘッドの存在感にはかないませんが、重要さを考えたとき、シャフトのことも忘れてはいけません。
前述したとおり、「相性の良いマッチング」と「ポテンシャルを最大限に発揮」というところは連動しますが、シャフトというパーツにフォーカスした場合、少し表現が変わります。
シャフトの性能と最良のマッチングがなされたときは「最大限を引き上げてくれる」という表現になります。少し大げさな響きですが、それくらいシャフトのマッチングには威力があります。
そして、プラスの意味の表現があると同時に、逆方向への影響もあります。
マイナス面、間違えたマッチングをしてしまうと「性能を発揮できなくなってしまう」という点です。
高い性能をもつモデルほど、これはもったいないことですよね。
では、実際にマッチングしたシャフトを選ぶといっても、シャフトにはどんなタイプがあるのか、そして、どのようにしてシャフトを選んでいけばよいのか。
ここからは、ヘッドに負けないくらい重要なパーツ「シャフト」の基本知識やフィッティングの方法などをお伝えしていきます。
シャフトの基礎知識 フレックスとは?トルクとは?
まずは、シャフトの名称などの基礎的なところをお伝えしていきます。ご存じの方はスキップしてください。
下の図はPINGのNEWモデルのスペック表になります。
PINGは標準シャフトの種類が多いことで有名ですが、実はこれですべてではありません。基本的なご説明になりますので、3タイプを抜粋しての参考例としてご覧頂ければと思います。
ドライバー用のシャフトなので、すべて素材はカーボンのシャフトになります。
シャフトのフレックスとは? 硬さを意味する 選ぶときの基準です
フレックスとはシャフトの「しなり」「硬さ」を意味する種類の用語になります。
ヘッドスピード(スイングスピード)に合わせるときの、一番わかりやすい目安ともなります。
先ほどの図はメンズの表になりますが、硬いほうからX・S・SR・Rという表記になり、モデルによってはさらにやわらかいR2などのフレックスを用意している場合もあります。
レディースについては、硬いほうからR・A・Lという表記になりますが、一般的にはAとLの2種類での設定が一番多いかと思います。
では、どんな基準をもとにフレックスを選ぶのか。
メーカーの公式数値にも対応ヘッドスピードが記載されてはいますが、数値の幅がかなり広めになっています。
これは、スイングのタイプによって適正な柔らかさに違いがあることが理由です。
ヘッドスピードが同じであっても、ゆったりしたリズムの方もいれば、始動からインパクトまでをとても速いタイミングで打つ方もいます。
そのため、対応ヘッドスピードは幅が大きい設定にならざるを得ないのですが、とはいえある程度の目安は欲しいところです。
ひとつのおすすめですが、まずは2種類に絞ること。「SかSR」または「SRかR」というように2種類を選ぶ。
そのうえで、「楽に打てる柔らかさを求めるのか」「しなり過ぎない安定感を求めて硬い方を選ぶのか」というプロセスです。
SとRでしたら大きな違いがありますが、となりのフレックスでしたら、そんなに差はありません。どちらかといえばフィーリングの類に入ります。
まずは2種類に絞る、そしてフィーリングで選ぶ、この手順はひとつのおすすめになります。
もうひとつ、ここで覚えておきたいのは、フレックスという硬さの基準は、そのシャフトモデルだけの基準であって、世のなかの全てのシャフトに統一された基準ではないという点です。
たとえば、先ほどのPINGの純正シャフトの場合、『ALTA J CB BLACK』のフレックスはこのシャフトだけの硬さの目安であり、『PING TOUR2.0 CHROME75』のフレックスとは全く別物。極端な表現をすると、前者のSよりも、おそらく後者のRのほうが、純粋なしなりとしては、硬めになるでしょう。そのように認識してください。
シャフトの重量 ヘッドスピードによる選び方の違いは?
1本のクラブをみるとき、重さの違いはクラブ総重量で判断することになります。
ただ、前述したように、クラブは、ヘッドとシャフトとグリップで構成されています。
それぞれに重さがありますので、それぞれの数値も「そのクラブがどんなタイプなのか」を判断するためには重要な要素になります。
ヘッドは大きさも存在感もありますから特に目立つかもしれませんが、大抵のモデルは190gから200g台になっていて、実際のところ、重さの差はそれほどありません。
比較して、シャフトには30gや40g台の軽量タイプもあれば、80g台の重いタイプもあります。
本当に幅がひろいのです。
グリップも目立たないパーツですが、スタンダードタイプは50g前後、軽量タイプともなれば20g台のモデルもありますから、こちらも幅がひろい。
ある意味で、ヘッド以外のパーツのほうが重さの違いが重要になってくるのがおわかり頂けると思います。
さて、ではシャフトの重量をみるとき、どのようにタイプを判断するのか。
一般的には、50g未満であれば、振りやすい軽量タイプ。
50g台がスタンダード、60g以上だとハードヒッター向けの重さ。
こちらも世界共通での分類はされていませんので、あくまで参考の設定とはなりますが、そのような認識で覚えてよいと思います。
シャフトのトルクとは? トルクの数値にはどんな違いがあるのか?
トルクとは、シャフトのねじれを数値で表したものになります。
フレックスはシャフトをブンブン振ったときにしなる度合いを示す基準でしたが、こちらは、シャフトがねじれてヘッドが回転する度合いを示す基準になります。
「ヘッドが回転する度合い」と聞いても、しなりのようにわかりやすく目に見えるものではありません。そのため、シャフトのスペック表には必ず記載されていますが、あまり注目はされません。
見方としては、トルク数値が大きいほどシャフトがねじれやすい、反対に小さいほどねじれにくい、と覚えてください。
そして、このねじれの数値はシャフトの剛性と連携する部分が大きいので、やわらかいシャフトほどトルクの数値が大きく、硬いシャフトほど小さくなる傾向があります。
では「どんなトルクがどんなゴルファーに向いているか」という判断基準ですが、トルクが大きいとヘッドの回転を強くしてくれるので、球のつかまりが良くなります。
やわらかいシャフトほどトルクが大きくなりますが、同時にスライスを軽減することにもなりますので、「つかまりのよいヘッド」「やわらかくてトルクの大きいシャフト」のコラボは、スライサーにとってはおすすめの組み合わせ、ということにもなります。
ただ「やわらかくてねじれやすい」ということは、逆の方向でとらえると「ヘッドがあばれやすい」ということにもつながります。
そのため、ある程度のヘッドスピードをもつハードヒッターには、小さめのトルクがおすすめになります。
実際、重量が60g以上のハードヒッター向けのシャフトは、トルクが3点台のものがほとんど。
先ほどPINGの純正シャフトで比較してみてもわかる通り、軽量タイプは5点台、重量級は4点台から3点台となっていますので、スペックの判断基準としては、そのような目安で見てもらえればと思います。
シャフトの調子(キックポイント)とは? それぞれの違いと選び方は?
『調子(キックポイント)』とは、シャフトのしなる箇所のことをいいます。
先調子、元調子という言い方ですね。そして種類は、大きくわけて4種類
『先調子(LOW)』『中調子(MID)』『元調子(HIGH)』『ダブルキック』があります。
間をとって、『先中調子』『中元調子』、少し変化を加えて『手元調子』という表現をしているモデルもあります。
ここで一つ注意点です。
先、中、という表現ではありますが、「ヘッドのすぐそばのシャフトの先端くらいの先」ではありません。
あくまで中央部のしなりがある箇所のなかで、比較どれくらいの位置なのか、という目安ですので、合わせて覚えてください。
さて、ここからは、それぞれの特徴をお伝えしていきます。
先調子 ➡飛距離とつかまり性能をアップ
先調子は、シャフトの先端側にしなるポイントがあるため、ヘッドが走りやすく、その効果で飛距離も出やすい。
そのうえ、つかまる度合いも大きくなりますし、同様の効果でヘッドが上を向くことにもなり、打ち出し角も高くなります。
「つかまえて飛距離が出る」「高弾道になる」と聞くと、ドライバーにとってはメリットばかりのように聞こえます。
ですが、逆にとらえると「左に飛びやすい」「スピン量が増し、高過ぎる球になってしまう」というデメリットにもなりえます。
特に、ハードヒッターにとっては、大きなミスにつながることになりますので、メリットとデメリットをバランス良く考えて選ぶことが重要になります。
元調子 ➡ハードヒッターにおすすめする「安定重視」
元調子は、先調子とは反対。手元側にしなるポイントが設定されているタイプなので、「ヘッドが走りにくい」「つかまり過ぎない」。
ヘッドが上を向く前にインパクトをしやすくなり、低弾道も打ちやすい、というのが特徴になります。
先調子のところでお伝えしたメリットとデメリットでいえば、ブンブン振ってもシャフトがあばれないので安定感を得られるのがメリットとすれば、しなりによるヘッドの走りや、球のつかまりの度合いなどは減ってしまうので、そこがデメリットというところです。
中調子 ➡クセのない オールラウンドタイプ
中調子は、バランスよく設定されているタイプ。よく使われるのが「クセがない」という表現で、シャフト市場で一番多く展開されているタイプかと思います。
ダブルキック ➡すこし特殊 相性次第では大絶賛
ダブルキックのシャフトは、先端側と手元側の2か所にしなるポイントがあり、タイミングが合うゴルファーには、先調子と元調子のイイトコ取りの性能を得ることができるので、大絶賛されるタイプです。
ただ、まだ市場での評価には偏りもあり、シャフトメーカーから展開されているモデル数は少ない状況です。これから、画期的なフィーリングを有するモデルが発売されることが期待されているタイプでもあります。
シャフトの性能とマッチングの重要性
ここからは、シャフトのマッチングがどれくらい重要か、という点にフォーカスしてお伝えしていきます。
先に、クラブ選びにおいての相性のよいマッチングは「ポテンシャルを最大限に発揮してくれる」ということ、そしてシャフトのマッチングは「最大限を引き上げてくれる」ということをお伝えしました。
たとえば、ヘッドスピードが40m/s前後のゴルファーの方で、アベレージタイプのドライバー、純正シャフトのフレックスSを使用しているとしましょう。
理屈としては、シャフトを軽くすれば、ヘッドスピードが上がります。そして飛距離を伸ばすことができます。
ただ、以前の軽量タイプといえば「ペラペラで剛性感がなく頼りない」「やわらかいけど使いづらい」というフィーリングのシャフトしかありませんでした。
しかし、この近年、シャフト業界の技術進化のスピードも凄まじくなっています。
新しい素材や設計、積層構造の工夫により40g台といった軽量の重量帯でもある程度の硬さがだせるようになりました。
そうなると、純正シャフトよりも軽くなるのでヘッドスピードは上がるし、ある程度の硬さもあるので安定感も増し、というように飛距離と方向性の双方のアップが期待できます。
ヘッドスピードを上げるために筋力トレーニングをしたり、スイング改造をしたりしなくても、シャフトのマッチングによって、それまでの最大限だった数値の引き上げ、アップが可能になっていくのです。
違うケースで、ヘッドスピードが50m/s近くあるゴルファーの場合。
飛距離は出ますが、ハードヒッターゆえの悩み、曲がりだすととんでもない球が出てしまう。100%の力で振りたいが、曲がりをおさえるために80%くらいのスイングで振らざるをえない、自分のポテンシャルを最大限生かすことができない、というもったいないケースです。
この場合でも、シャフトのマッチング次第で、状況は激変します。
トーナメントプロが使用することもあり、ハードヒッター向けのシャフト市場は、とても充実しています。
ハードヒッター向けときくと「硬い」「重い」というキーワードを思い浮かべますが、超重量級にしなくてもヘッドスピードに耐えられる硬さや剛性をもったシャフトも出てきています。
300ヤード前後を飛ばす男子プロの世界でも、60g台を使用する選手もいるほど。
70g台や80g台が当たり前ではなくなってきました。
硬さに安心感があれば、より速く振れますし、暴れ方も軽減されます。
先ほどの例と同様、ゴルファーのポテンシャルの最大限を引き上げてくれるカタチになります。
このようなシャフトとゴルファーのマッチングの例は、ゴルファーのタイプによって本当にさまざまです。
ヘッドスピードが速い遅いだけでなく、スイングのタイミング、軌道などの特徴によってもチョイスは変わってきます。
その証拠に、人気があるシャフトメーカーは、重量帯もタイプも実に幅広く展開しています。
メインとなるモデルの場合、重量帯は40g台から80g台くらいまで展開していますし、レディースゴルファーをターゲットにしたモデルから、トーナメントプロのようなアスリートゴルファーをターゲットにしたモデルまで、タイプ別でも多くのラインナップを有しているところがほとんどです。
シャフトの選び方 初心者にもおすすめのシャフトのフィッティング
さて、では、どのように自身に合ったシャフトを見つければよいのか。
これは、クラブ同じで作業としては実にシンプル、「体験」「体感」です。
そして、ゴルフ業界は、その作業に対して、実にありがたいイベントや場所を多数用意してくれています。
まず、クラブメーカーやシャフトメーカーの試打会。クラブメーカーの試打会は、基本的にはヘッドをメインとしたイベントになりますが、シャフトの先端にスリーブが装着されている、いわゆる「カチャカチャ」が標準装備されているモデルが増えてきたおかげで、ひとつのヘッドでさまざまなシャフトを装着して試せるクラブの試打会も増えてきました。
また、シャフトメーカーの試打会は最高です。重量やタイプも揃えてくれていますし、フィッターが対応してくれれば、より高いレベルでのフィッティングをしてくれて、マッチングをオススメしてくれるでしょう。
「試させてもらうならクラブを買わなきゃ」「シャフトを新しく買わなきゃ」と気にされる方もいるかもしれませんが、あくまで試打会ですし、後々興味をもち、試したモデルやシャフトを使えばOKだと思います。
メーカーさんにとっては、認知拡大もイベントの目的のひとつですから、まずはシャフトに興味をもつことは決して迷惑にはならないと思ってよいでしょう。
ただ、このときにひとつ注意したいのは「どのようなアドバイスをくれるか」という点です。
クラブもシャフトもそうですが、フィッティングに『BESTなマッチング』という概念はありません。あえて表現するならば『よりBETTERなマッチング』というところでしょうか。
これは、クラブもシャフトも、世の中には無数のモデルがあり、すべてを試すのは現実的には不可能なので、BESTではなく、よりBETTER、を探すというのが、正しい表現になるということです。
もし、「これがBESTですよ」といってくるフィッターがいましたら、あまり信用できません。
もっと良いシャフトがあるかも、と少しでも考えれば、その言葉は出てきませんから。
自分でシャフトを選ぶセルフセッティング 調子と重さが選び方のコツです
さて、フィッターからアドバイスをもらう方法以外でも、シャフトの選び方のコツはありますし、この方法は初心者のかたでも可能です。
シャフトの特徴は、どのモデルも似たような言葉で表現されています。「〇〇剛性を高めて、〇〇を上げて」というニュアンスです。
実際、この説明だけで「自分に合ったフィーリングを」と探し出すのは、ほぼ不可能です。タイプが似通っていれば、表現方法として並ぶ言葉がほぼ同じになってしまうからです。
ただ、最初の段階で、チョイスする際に、確かなポイントが2つあります。
それは、「キックポイント(調子)」と「重量」の2点。
振ってみて、打ってみて、先調子が合うのか元調子のほうが合うのか。
50g台がしっくり振れるのか、70g台のほうがスイングに合っているのか。
あなたのスイングにフィットしたシャフトを選んでいく作業はできます。
このときに大事なのは、ひとつのヘッドで違うシャフトを試すこと。
店舗によっては、試打会でなくても、数種類の試打クラブを常設しているところもあります。
カチャカチャがついているモデルであれば、元調子、中調子、先調子を揃っているモデルもあるでしょう。中古クラブのショップさんでしたら、なおさらです。過去数年の多数のモデルがあり、人気モデルであれば、装着シャフトの種類もたくさんあるでしょう。
タイプがわからなければ、スタッフさんは専門家です。前向きに興味をもっているお客様には、進んで教えてくれると思います。
その中で、キックポイントを3種類選び打ってみる。
このとき、計測器があるお店が必須です。実際の数値を比較してみることができますので、飛んだ球をみる練習場よりも、より適正な判断ができるかと思います。
そして、試打するときは、各モデルで1球2球ではなく、最低でも5球づつ、体力がもてば10球ほど打ち、平均をみてください。
飛距離やミート率、方向性の安定感、そしてあなた自身のフィーリング。それぞれのタイプを比較してみると、傾向に違いがあるのがわかります。
ゴルファーによって個人差はあるかもしれませんが、この場合、飛距離よりも、ミート率や方向性の方にわかりやすく数値の差が表れます。
そして、重さとキックポイントの相性がわかれば、そのタイプに近いシャフトが他のメーカーでもありますので、色々と試してみる。
タイプは一緒なので、違いはわずかかもしれませんが、「よりBETTER」を探すという点では、有意義な作業になるかと思います。
まとめ
シャフトのタイプや選び方についてお伝えしてきましたが、シャフトのメーカーもブランドもモデル数も、近年のゴルフ人気に見事に比例して、簡単には絞れないほどの数があります。
細かく分類すれば、ウッド用、ユーティリティ用、アイアン用などにも分かれますので、前述したとおり、BESTと言えるシャフトを見つけるゴールには、簡単にはたどりつけません。
ただ、「なかなか合っているシャフトが見つからない」と嘆いてしまえば、長い道のりと感じてしまう作業になりますが、「このシャフトを使ったらどういう球筋になるかな」という視点で体感していくと、新しい発見もありますし、スイングにプラスの影響が生じることもあります。
こちらでは、さまざまな記事で『おすすめの中古モデル』をご紹介していますが、「ゴルファーとシャフトのマッチング」と同様に「モデルとシャフトのマッチング」という選び方もあります。
ひとつの例でいえば、スライスに悩んでいるゴルファーに、「つかまりの良いヘッドタイプのモデル」+「先調子の走り系のシャフト」という組み合わせをすると、相乗効果でスライス軽減の性能がアップされるというパターンです。
特に、ドライバーやフェアウェイウッドなどのウッド系は、そのコラボの威力が発揮されるアイテムになります。
あわせてご覧ください。
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