4番アイアンも5番アイアンもいらない!
クラブセッティングに欠かせない存在になったユーティリティを選ぶなら、PINGの名器『G425ハイブリッド』をおすすめします!
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クラブセッティングにおけるユーティリティの重要性
ドライバーの飛距離が230ヤードのゴルファーの場合。
グリーンまで残りが210ヤード、かなり難しいシチュエーションですよね。
その距離を担当するアイテムはおそらくフェアウェイウッド(以下FW)でしょう。
練習場などでティーアップして打つと、それほど難しくないクラブ。ですが実際にフェアウェイやラフから打つ場面にくると、難易度がグンと高くなります。
筆者自身もそうですが、こんなシチュエーションでは、そこまで高望みはしません。
グリーンに乗せるというよりは、グリーン付近までいってくれれば、あわよくばフェアウェイのイイ位置、花道を確保できればサイコー、というくらいのマネジメントになるのではないでしょうか。
ですが、グリーンまでの距離が170ヤードくらいだと、マネジメントの質がガラッと変わります。
純粋に、グリーンに乗せたくなりますよね。
アイアンでいえば5番くらい、前後の誤差はあるかもしれませんが、ユーティリティであればロフトが23度から25度くらいというところでしょうか。
グリーンに乗せるのは不可能、という距離でも番手でもありません。先ほどのFWとは難易度がまるで違いますが、とはいえ簡単ではありません。
「高望みしないアイテム」と「欲がでるアイテム」。プレッシャーがかかるのは、もちろん後者ですよね。
しかもグリーン周りにバンカーも深いラフもOBもなければいいのですが、それほど恵まれたシチュエーションにはなかなか出会えません。
二重三重にプレッシャーがかかると、シンプルにミスショットの確率が高くなります。
できればミスをカバーしてくれる性能が秀でてくれるアイテムのほうがいい。
かつてはアイアンセットといえば4番や5番からがスタンダードだったのが、メーカーのセット販売が6番や7番からになったのは、このロジックも大きく影響していると思います。
同じ距離を打つクラブ同士なのに、成功の確率が、ミスをカバーしてくれるレベルがまるで違う。
1日のラウンドで何回も使うアイテムではありません。ですが、この長い距離を最小打数でのりきれることができれば、他の短いホールへのプレッシャーが軽減されますし、比例してラウンド全体のスコアが段違いに良くなります。
20年前には想像もできなかったくらい、ユーティリティは大事なアイテムになりました。もはやロングアイアンやミドルアイアンの代わり、という後付けの存在ではありません。
スコアメイクに大きく影響する、クラブセッティング全体を考えるときに主役級の位置づけになっているといっても言い過ぎではないかと思います。
ユーティリティの選び方と覚えておきたいポイント
ユーティリティの存在は、前述したとおり「とりあえずクラブセッティングには入れておく」という価値ではありません。
欠かせない存在になった主役級。そうなると、前後のアイテムたち、FWやアイアンセットとの連系にも「とりあえず」という表現が使えなくなります。
ドライバーとアイアンセットは別物、というとらえ方をしているゴルファーは多いかもしれません。アイアンではスチールシャフトを使っていても、ドライバーにスチールを装着している人は滅多にいませんからね。
クラブセッティングを語るうえでは、原則的にドライバーもアイアンセットも連動性が必要なのですが、ユーティリティの場合は「原則として」ではなく「必須」という意識になって欲しいと思います。
それも、前後にFWとアイアンというアイテムが控えていますから、双方とも無視できませんし、距離の担当を適正に配分する意味もありますから、ポイントは3つもあります。
ロフト、シャフト、ヘッドのコンセプト、この3つです。
アイアンセットでいちばん長い番手は?仮に6番だとすればロフトは何度か?
アイアンのコンセプトやロフト設定も多様化が進んでいますので、モデルによって6番のロフトも全然違います。29度のモデルもあれば、25度のモデルあります。その次の距離を担当するのであれば、3度から4度ほどの差を考えてユーティリティのロフトを選ぶ必要性が出てきます。
そしてシャフトです。「FWで打つかユーティリティで打つか」、または「ユーティリティで打つか6番アイアンで打つか」という実際のラウンドで出会うシチュエーションのときに、どちらを選んでもスイングを合わせる必要がないように、フィーリングもテイストもスペックもそれほどの差がないシャフトを選ぶことも大事です。
※このポイントは後ほど「中古マーケットの在庫&価格状況」で詳しくご説明します。
さらにはコンセプトです。
操作性重視で強い弾道がストロングポイントとなっているモデルなのか?
それともオートマチックに球をつかまえてくれる「やさしさ」重視の高弾道設計にモデルなのか?
このコンセプトをFWやアイアンと連動させなければなりません。
ひとつのメーカーで複数のユーティリティがラインナップされている場合は、要チェックです。
いちばんシンプルなカテゴライズは、アスリートタイプorアベレージタイプ。
ロフト設定、装着シャフト、モデルのコンセプト。どれかを妥協して選んでしまうと、それだけでミスショットになる確率が積み上がっていくと思ってください。クラブセッティングをつくるうえでは、それほどに重要なピースとなります。
歴代最強クラスの高評価ユーティリティ G425
今回おすすめするモデルは、2020年にPINGから発売された『G425ハイブリッド』。
海外メーカーは、ユーティリティをハイブリッドという呼びかたにしているところが多いので、ここからはハイブリッドにさせてもらいますね。
同時期には、同じ『G425』ブランドとして、ドライバーとFWをアイアンセットがラインナップされています。
PINGというメーカーにとって『G』という文字は「やさしさ」を追求している感があります。アイアンにも『G425』がありますが、『I210』や『I59』という『I』の文字を冠した、アスリートタイプのモデルもあります。
かつてはウッド系にも『I』の文字がついたモデルがありましたが、今ではなくなりました。
そして、『G425』ブランドには、ドライバーとFWに複数のコンセプトのモデルがあります。
ですが、ハイブリッドはひとつだけ。次作ブランドとなる『G430』からは2つのタイプがラインナップされていますが、この代まではPINGのハイブリッドといえば『G425』のみと覚えてください。
人気モデルの理由と性能 高い寛容性と直進性
先にお伝えしたように、長い距離を打つ、プレッシャーが二重三重にかかる場面で使うアイテムです。
期待するパフォーマンスは、とにかくミスをカバーしてくれる「寛容性の高さ」。
多少芯を外しても距離をロスしない。あわよくばグリーンのエッジくらいまでは運んでくれる。
そして「直進性」です。「あっフェースが開いた」と思った直後にはスライス回転が増していき、大きな右へのミスとなってします。できれば、そんなときに曲がり幅をおさえて欲しい。
この2つのポイント。この『G425ハイブリッド』は、マーケットでの評価の高さがトップレベルです。
発売は5年前ですが、中古のマーケットでの在庫量は「圧倒的」という表現が言い過ぎではないくらいです。それくらい新作として発売されていたときの記録がすごかったということ。
他の人気メーカーも、必死になってテクノロジーを開発しているでしょうし、NEWモデルの性能には最大限の進化をのせて発売されていると思います。
そのため、突出したパフォーマンスをもったモデルというのは、数十年前と比較するとかなり減ったと思います。個々のゴルファーの好みにも違いがありますから、評価がわかれるのは必然かと思います。
『G425ハイブリッド』は、その中でも高い評価を得てきました。
のちほど中古マーケットの在庫&価格状況もお伝えしますが、発売から5年を経過して、その後に2つの新作が発売されたというのに、まだまだ2万円前後の品が多い。他の同年式のユーティリティと比較すると、高値なのがよくわかります。
在庫が圧倒的に豊富なのに価格が高い。さまざまなゴルファーから高い支持を得ている、継続している証かと思います。
中古クラブとしての豊富な在庫量
新作として発売されていたときのロフト設定はコチラです。
中古のマーケット、30度の品は残念ながら、ごくごく少数です。
ですが、19度、22度、26度は豊富です。とくに22度は「よくぞコレだけ売れたな」とシンプルに思えるくらいの在庫量を誇っています。
そして、『G425ハイブリッド』がもつ嬉しい情報。ロフトを調整できるスリーブが装備されていること!
飛ぶほうにも飛ばないほうにも、それぞれ0.5度・1.0度・1.5度まで変えることができます。この効果は絶大ですよ!
先にお伝えしたアイアンとの連系、6番までもっている方で、そのロフトが何度なのか?
6番で160ヤード飛ぶとしましょう。では170ヤードを担当させるためには、何度のハイブリッドが必要なのか?6番が27度くらいでしたら、26度では近すぎる、でも22度では遠すぎる。
ならば22度のロフトを1度寝かすように調整して23度にする。この作業を可能にしてくれるのです。
もうひとつ、中古の在庫が豊富なので、複数のロフトをそろえることが可能です。
22度のハイブリッドを購入して使ってみて、慣れてきたら全く同じ装着シャフトで19度も購入する。次いで26度もそろえてしまう。
1本のハイブリッドで打ち分けることができる「長い距離が得意な人」でしたら1本でいいでしょう。ですが、「ロングレンジが苦手なので、アイテムを充実させてスコアメイクにつなげたい」というゴルファーにとっては、最高級に最適解ともいえるような中古モデルかと思います。
中古マーケットの在庫&価格状況
2025年3月時点での中古のマーケット【ゴルフドゥ公式サイト】をご案内します。お伝えしたとおり在庫は豊富です。
あわせて、先にお伝えした「装着シャフト」の選び方もお伝えしますね。
PINGは世界トップレベルのフィッティングメーカーでもあるので、装着シャフトのラインナップも豊富なのです。
繰り返しになりますが、それだけに選び方を間違えると、せっかくの名器が駄作のような働きしかみせてくれなくなってしまいます。
アイアンセットのシャフトがカーボンのゴルファーに推奨
推奨シャフト:ALTA J CB SLATE Rフレックス
アイアンセットに装着されているのがカーボンシャフトの場合、こちらのシャフトとフレックスをおすすめします。
カーボンシャフトとしてはそれほど軽量ではありません。ダンロップの『ゼクシオ13』のRフレックスはシャフト重量が41gですから、比較すると重めになります。軽さゆえの「振りやすさ」という視点では、他のメーカーのアベレージタイプにはやや劣るかもしれません。
アイアンセットのシャフトがスチールのゴルファーに推奨
推奨シャフト:ALTA J CB SLATE Sフレックス
アイアンセットに装着されているシャフトがスチールシャフトの場合。とくに『N.S.PRO950GHneo』や『N.S.PRO ZELOS7』などの軽量スチールの場合は、こちらの装着シャフトがおすすめです。
アイアンセットのシャフトがスチールのゴルファーに推奨②
推奨シャフト:TOUR173-85
カーボンとしてはハードなスペックに分類されるシャフトです。元調子系のしっかり感満載のシャフトなので、アイアンのシャフトに『N.S.PRO MODUS3 TOUR105』や『ダイナミックゴールド』を装着しているゴルファーにおすすめするシャフトです。
まとめ
ユーティリティに限らず、ゴルフクラブとの相性は「打ってみて」わかるものです。すぐには最適解にはたどり着けません、簡単にベストフィットには出会えないものです。
いろいろと試すこと、打ってみること、そしてラウンドで使ってみること。この繰り返しです。
ですがユーティリティというアイテムをお探しのかたには、今回の『G425ハイブリッド』、少しでも近道になれば、という思いでご紹介しました。
一助になれば幸いです。まずは中古のマーケット、検索してみてくださいね。
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