2025年の最新版!テーラーメイドドライバー歴代中古モデルには、飛距離性能で年代別最強クラスの高評価だった名器が多数!ランキング上位のおすすめモデルをご紹介します!

※本ページにはプロモーションが含まれています
- ①テーラーメイドドライバー歴代モデルの評価と比較
- ②2015年式モデル≫マルチマテリアル第1世代≫M1の評価
- ③2016年式モデル≫M2という稀代の名器
- ④2017年式モデル≫マルチマテリアル第2世代登場
- ⑤2018年式モデル≫M3とM4が登場≫直進性向上ツイストフェース搭載
- ⑥2019年式モデル≫M5とM6が登場≫スピードインジェクション搭載
- ⑦2020年式モデル≫SIMシリーズ登場≫飛距離+寛容性アップに着手
- ⑧2021年式モデル≫SIMの2代目≫ヘッド素材にアルミニウムが追加
- ⑨2022年式モデル≫カーボンウッド搭載のステルスブランド登場
- ⑩2023年式モデル≫STEALTH2代目シリーズが登場
- ⑪2024年式モデル≫QIブランド登場≫ついに慣性モーメントに着目
- まとめ
①テーラーメイドドライバー歴代モデルの評価と比較
テーラーメイドは1年に一度のペースで新作を発売しています。
しかも、ひとつのタイプではなく、同時に2つ以上の異なるコンセプトをもったモデルをラインナップしていますから、毎年のように高評価を続けるのは至難の業のはずです。
体積460CCというヘッドに、どれだけのテクノロジーを搭載できるのか?
飛距離を伸ばす性能を最優先にしつつ、直進性を高める機能にも注力し、さらには芯を外しても距離のロスを軽減してくれる寛容性も欠かせない。
この記事では、配信時点からみた過去10年間に発売されたモデルたちを対象としてお伝えしますが、少なくとも期待を裏切るような駄作は発売されていません。
常に革新的なテクノロジーを搭載して、心地よい驚きとともに、進化した性能を楽しませてくれています。
ただ、お伝えしたように、毎年登場するのはひとつのモデルではありません。
かならず2つ以上はラインナップ。近年のゴルフクラブのマーケットにおいては、多種多様なゴルファーのニーズに応えられるように、異なるコンセプトをもったモデルたちをラインナップすることがスタンダードとなりました。
テクノロジーは進化して性能もバージョンアップされています。そして、多種多様なタイプの中から、フィットしたコンセプトのモデルをチョイスする。このプロセスは、あなたのポテンシャルを最大限に引き出してくれます。
そのためには、各モデルのコンセプトを理解しなければなりません。
ここからは、過去10年間に発売されたモデルたちをご紹介しながら、モデルのコンセプトと、年式ごとの評価をお伝えしていきます。
年式が違えば、中古市場の価格も違います。ご覧いただくとわかりますが、古かろう安かろうだけではありませんし、安かろう悪かろうでもありません。
中古モデルの選び方、意外に簡単ではないものです。ぜひ購入するときの参考にして頂ければと思います。
②2015年式モデル≫マルチマテリアル第1世代≫M1の評価

「M」の文字がついたモデルが登場しています。「マルチマテリアル」、すなわち複合構造を意味しています。
ヘッドの素材は、パーシモン(樫の木)からメタルへ、メタルからチタンへ、そしてチタン単一からチタンとカーボンの複合構造へ。のちほど後年式のモデルもご紹介しますが、6年後にはアルミニウムも採用されます。
ヘッド体積は変わらず、総重量も変わらず。そこに、チタンよりも比重が軽い素材を採用すると機能の進化を可能にする余剰重量というモノが生じます。
余剰重量の活用によって、第1世代では、チューニング機能を進化させます。まずは【M1430】と【M1460】が発売。
ソールにチューニング機能としてのスライドウェイトが2つ搭載されています。前後と左右に調整可能、縦のスピン量とサイドのスピン量を調整できるという驚きの機能です。
お披露目のステップだったので、テーラーメイドファンはキョトンとしていましたが、翌年には前のめりになります。
のちの名器として語り継がれる【M2】の登場です。
③2016年式モデル≫M2という稀代の名器

ロフトを調整できる脱着式スリーブは装備されていましたが、スライドウェイトなどのチューニング機能は搭載されていない。
かつてのBURNERやロケットボールズとはネーミングも雰囲気も違う。
「M2ってどんなモデル?」というのがマーケットの初期の反応でした。M1の2代目なのか、それともロケットボールズの後継なのか。
ロケットボールズを使ったトーナメントプロは少数派でしたが、【M2】はタイガー・ウッズを始めとした第一線のツアープロたちが使用。話題性が急上昇するには充分な情報です。
翌年、第2世代のM1とM2を同時期に発売して、フェアウェイウッドもユーティリティもラインナップすることで、カテゴライズは理解され、テーラーメイドファンはマルチマテリアルの性能に確信を得ます。
④2017年式モデル≫マルチマテリアル第2世代登場

スライド式ウェイトチューニング機能が搭載された、体積440CCの【M1440】、460CCの【M1460】。そして可変式スリーブのみ装備の【M2】の2代目。
ややカラーリングを変えましたが、性能は明確に進化。
とくに2代目のM2はフェース面積を拡げて、スライスを軽減する「ドローバイアス強化」というわかりやすいバージョンアップを成し遂げていたため、カテゴライズはよりわかりやすくなりました。
「1と2」の次は「3と4」か。テーラーメイドファンの期待はさらに膨らみます。
⑤2018年式モデル≫M3とM4が登場≫直進性向上ツイストフェース搭載

ここからは1年以一度のペースで新作を発売する周期が定着します。
M1の後継としてM3、M2の後継としてM4が発売。
スライド式ウェイトを2つ搭載したM3には、440CCと460CCがラインナップされ、チューニング機能は脱着式スリーブのみのM4、合計3タイプ。
直進性を高める機能として「ツイストフェース」という独自のテクノロジーが搭載されていましたし、多くのテーラーメイドファンは新作にスイッチしていましたから、決して低評価だったわけではありません。
ですが、M2の評価が高過ぎたこともあり、驚異的革新的というキーワードに当てはまった感はありませんでした。
ところが、さすがはテーラーメイド、ここで終わりにしません。翌年にはチューニングだけでなく飛距離アップに着目した革新的テクノロジーを世に登場させます。
反発係数を極限まで高める【スピードインジェクション】というテクノロジーです。
⑥2019年式モデル≫M5とM6が登場≫スピードインジェクション搭載

チューニング機能搭載のM5(460CC)とM5TOUR(435CC)、そしてM6の3つのタイプがラインナップ。
そして、すべてのモデルに搭載されたのが【スピードインジェクション】。
一度ルール違反の反発係数に仕上げたヘッドを造る。そして、フェースの一部分から注射のようなものでジェルを流し込み反発係数をルール内ギリギリに調整する。さらには全数の反発係数をチェックしてから出荷する。
飛距離の性能を極限まで高めた、といっても過言ではないテクノロジー。
当時、筆者は店頭にいました。自分自身も即座に買い替えましたし、「これ以上のモノは造れないのではないか」と思ったことも記憶しています。
3タイプのうち、M2の後継者ともいえるM6は、またしても名器の称号に値する最高級の評価を得ます。
同時期に、フジクラ社のシャフト【スピーダーエボリューション】シリーズが大人気となっていたことも拍車をかけました。
先中調子の「走り系」、球をつかまえてくれる「ドローバイアス」。直接的に飛距離アップにつながるイメージのキーワードが2つも並べば相乗効果どころではありません。
発売から年数を経過した現在でも、中古市場の在庫は豊富にある状況です。
⑦2020年式モデル≫SIMシリーズ登場≫飛距離+寛容性アップに着手

M7とM8ではなく、モデルネーミングをガラッと変えてきました。
3つのタイプをラインナップ。1つのスライド式ウェイトを搭載させたSIM、M6の後継ともいえるSIMMAX、数か月経てから発売されたドローバイアス強化タイプのSIMMAX-D。
SIMは、SHAPE IN MOTIONの略。ヘッド後方部の形状と構造を劇的に変えることで、深低重心設計と空力設計の双方を進化させました。
スピードインジェクションは変わらず搭載されていましたし、深低重心化による寛容性アップの手応えもあり、SIMという耳慣れないブランドネーミングは瞬く間に定着します。
そして、「D」の文字がつくタイプが登場したのも、この年式から。
ドローバイアスが強化されていたとはいえ、M2もM6もツアープロが使用するレベルの性能でしたから、もうひとつ増えたことが期待値を高めました。
スライスに悩むゴルファーは多い。初心者に限ったことではありません。ゴルフ歴が長い人でもラウンド中に時折顔を見せるスライス回転は、できることならば会いたくはない。
「3番目のモデル」という立ち位置にもかかわらず、高い支持を得ました、その証拠にSIMの2代目のシリーズでも継続して登場することになります。
⑧2021年式モデル≫SIMの2代目≫ヘッド素材にアルミニウムが追加

ラインナップは3つ、前年発売のシリーズを同じ。
ヘッドを構成する素材にアルミニウムが加わったこと。カラーリングデザインが少し変わったこと。フィーリング面でも打感打音に変化が加わったこと。
進化はしていましたが、2代目という印象以上の感がなく、すべてのテーラーメイドファンが大絶賛するほどではない評価。
つい2年前の驚きがすごかったため、負けず劣らずといえないのは仕方がなかったと思います。スピードインジェクションが登場した時の衝撃的な印象に比べれば、適うはずがありません。
「さて、この次はどうするのか?」一人のテーラーメイドファンとして、限界の可能性を危惧していたときに、懸念を払拭させ、忘却の彼方へ吹き飛ばすだけのテクノロジーを登場させます。
カーボンフェースの登場です。
⑨2022年式モデル≫カーボンウッド搭載のステルスブランド登場

革新的かつ驚異的なテクノロジーであったはずの【スピードインジェクション】をあっさりと手放しました。
記憶に新しいところですが、「仕方がないか」と思えたことをよく覚えています。
ドライバーのフェースにカーボンを採用。
じつは「史上初」ではありませんでした。2012年に発売された【グローレ リザーブ】というモデルで採用されていたのです。
ただ、カーボンフェースは一代限りで終了。筆者も記憶していますが、とにかく“フィーリング”が悪い、悪すぎる。打感も打音も鈍いし心地悪い。
ただ、性能は圧倒的で衝撃的。フェースのどこで当てても飛んでいく、という噓みたいな性能。
これは駄作なのか傑作なのか。イチ販売員としては戸惑うばかりのモデルでしたが、それから10年以上の歳月を経て、デメリットを見事に払拭したドライバーが発売されました。
モデルネーミングにも「M」の文字は一切なく、斬新さをアピールするかのごとく。
実際、フェースにカーボンを採用することが、どれくらい効果があるのか。
ゴルフクラブの進化を数値で示すのはインパクトが弱いものですが、このテクノロジーは自信満々で数値を表しています。
フェースの素材をチタンからカーボンに変えたことで、フェース重量が43gから24gへ44%の軽量化。軽量化されたことでフェース面積を拡大、なんと20%拡大!
ドライバーのフェース面積ですよ、20%拡大すれば、必然的にスイートエリアも拡がります、すなわち寛容性も大幅に向上する。
ヘッド全体の重量にも余裕が生まれます、余剰重量という宝物です。
これが増すと、寛容性を上げることにつなげられますが、個性ある機能を強化することもできるようになります。
それが、低スピン化とドローバイアス。
モデルラインナップは3つ。スタンダードな【STEALTH】と、低スピンタイプの【STEALTH PLUS】、そしてドローバイアスが強化された【STEALTH HD】。
長年ゴルフクラブのマーケットを観てきた筆者も、「史上最高」という乱用したくないキーワードを使わざるを得ないくらいの衝撃を得た傑作中の傑作。
革新的過ぎるテクノロジーは、翌年、ブラッシュアップして2代目のシリーズにも搭載されます。
⑩2023年式モデル≫STEALTH2代目シリーズが登場

かつて【グローレ リザーブ】で感じたフィーリングのデメリットは払拭されていましたが、ステルスの2代目では、さらなるブラッシュアップがされています。
ソール後方にタングステンウェイトが搭載され、寛容性アップを図っていることも伝わってきます。
3つのタイプがラインナップされていることも継続。モデルネーミングも継続。
「初代と2代目はどっちがおすすめ?」という問いもいただきますが、打感の違いもありますし、好みによるところも大きいかと思います。
もちろん、わずか1年とはいえ進化はしていると思います。
いずれにしても、カーボンフェースのすごさ、一度は味わってみてもらいたい、秀逸なモデルだと思います。
⑪2024年式モデル≫QIブランド登場≫ついに慣性モーメントに着目
ミスをしないゴルファーはいない。プロでもミスはする。ならばミスヒットによるロスを最小限にしてくれる性能を追求する。
寛容性という名の性能を上げる、そのためには慣性モーメントを上げる。
テーラーメイドも取り組んでいなかったわけではありませんが、どちらかといえばPINGがお家芸としていたジャンル。
ついにテーラーメイドが足を踏み入れた、踏みだした、という感がありました。
ただ、過ぎる慣性モーメントは、操作性を損ないます。造り方を間違えると大いに損ないます。
異素材が採用されたヘッド構造、余剰重量をどこに配置するのか、優先されるべき機能は?
10Kというキャッチ-なキーワードが話題性を先行させましたし、PINGも追随しましたが、慣性モーメントの有効活用は、道半ばかと思います。
QI10も翌年発売のQI35も、スタンダードなタイプと低スピンタイプでは高評価を得ていますが、MAXという文字がつくモデルには賛否両論。
果たして、次は?
まとめ
「行き着くところまで来てしまった」と何度も思わされては覆されたので、もうテーラーメイドファンのテンションが下がることはないでしょう。
2026年モデルは?新しいテクノロジーは?
期待して待っていましょう。
コメント