ハードヒッターにおすすめするドライバーの中古モデル 『高弾道低スピン』で最大飛距離をアップ

ドライバー
202212192

『高弾道低スピン』というキーワード、ご存じですか?

ドライバーの飛距離を構成する『飛びの3要素』「ボール初速」「打ち出し角」「スピン量」のうち、2つの言葉が入っています。

高い打ち出し角でキャリーをかせぎ、少ないスピン量で強弾道と落下後の転がりをかせぐ、ドライバーで一番飛ぶ球筋といわれています。

対して、ヘッドスピードがもつ飛距離のポテンシャルを落としてしまうのが、「低弾道低スピン」「高弾道高スピン」

前者は低スピンなので落ちた後の転がりは稼げますが、インパクト直後の打ち出しを確保できないので、そこに至るまでの絶対的な飛距離が落ちてしまいます。

後者の高弾道高スピン。ハードヒッターのかたに多い球質ですが、打ち出しは高さが出せますがスピン量が多くなって、いわゆる「吹け上がる」という球になってしまい、見た目は豪快にみえますが思ったよりもキャリーが稼げず、落ちた後のランも少なくなってしまい、せっかくのヘッドスピードが生かせなくなってしまう球質です。

今回は、ハードヒッターの方に多い、後者の「高弾道高スピン」のお悩みに着目。

ヘッドの性能でスピン量を減らしてくれる『低スピン設計』のヘッド、シャフトの性能で暴れすぎをおさえて相乗効果となってくれる『元調子系』タイプのシャフトが装着されたドライバーをご紹介します。

プロフィール

※本ページにはプロモーションが含まれています

適正なスピン量は飛距離の最大値を可能にしてくれます

ドライバーの飛びの3要素のひとつ『スピン量』

多過ぎても少な過ぎても飛距離ロスにつながってしまう数値ですが、適正値にすることで、飛距離の最大値を可能にしてくれますし、結果として左右へのミスも軽減してくれることにつながります。

回転数の適性は、2000回転から3000回転の間

ヘッドスピードにもよりますが、速い方の場合は2000回転台前半遅い方の場合は2000回転台後半が望ましいといわれています。

回転数が1000回転台になってしまうと、飛んでいくための揚力を得られず、いわゆる「ドロップ気味」という球質になってしまいます。勢いよく飛び出していった球が、すぐにスッと勢いを失くして落下してしまうときは、この回転数の可能性が高いでしょう。

「チーピン」「タテチー」と呼ばれるフック回転の球ですと、どんどん左に曲がっていってしまう、極端なミスになってしまう球筋です。

逆に回転数が3000を超えた場合、前に進んでいく力よりも上に上に上がっていってしまうイメージ。

高さばかりが目立ってしまい、結果として飛距離が稼げないという球筋になってしまいます。

先にお伝えしたとおり、ハードヒッターのかたはこちらの球質のほうが多くなってしまいがちです。速いヘッドスピードであるがゆえに、シャフトをしならせることができ、ヘッドのロフトも上を向いてくれるので、必然的にその質の球になってしまう傾向が強いのです。

トーナメントプロや上級者、またはブンブン振れる若い世代のかたに多いハードヒッター。

練習場やインドアブースなどで計測するとヘッドスピードが45m/sもあるのに、コースでの飛距離が思ったよりも出ないという方は、この球筋になっている可能性が高いでしょう。

低スピン設計のドライバーと元調子系シャフトの組み合わせ

ヘッドスピードが速い方は決して少なくない、ということであれば、そこにニーズがありますから、優れた性能を有したモデルを、メーカーはしっかりと発売してくれています。

いわゆる『低スピン設計』のドライバー。

ロースピンの略で『LS』の文字がネーミングに入っているモデルなどは、その典型です。

ヘッド内部の重心をフェース寄りに配置して、打ち出しのスピン量をおさえてくれるという機能を持っています。

重心の配置、それだけのことなのですが、とてつもない効果があります。

もし、あなたが高スピンの球質で悩んでいて、スタンダードな重心設計のヘッドを使っているとすれば、スペックのマッチング次第では、回転数は激減します。

特に、この数年、ヘッド設計の進化がすさまじく、素材や製法のテクノロジーがどんどん新しくなり、重心配置の柔軟性が驚くほどに進んでいますから、3000回転台前半であれば、2000回転台にもってくるのは決して不可能ではありません。

さらに、シャフトとの相乗効果も狙えます。

先端の剛性を高めて、手元側でしなりを生じさせる『元調子』系のシャフト。

最新モデルでは、フジクラの『ベンタス』シリーズ。

中古モデルに装着されている人気シリーズでは、三菱系の『TENSEI CK PRO ORANGE』のシリーズや『Diamana PD』、少し前ですと『Diamana DF』などがあります。

シャフトの走りを手の内におきやすくなるため、低スピンヘッドと組みあわせると、心地よいフィーリングとともに、スピン量減と球筋の安定感増につながってくれるかと思います。

低スピン設計のドライバーと元調子系シャフトの組み合わせのおすすめモデル7選

ここからは、この数年に人気メーカーから発売されたモデルの中から、低スピン設計で評価が高かったモデル、そして元調子系のシャフトが装着された品が中古市場にあるモデル、特選7モデルをご紹介していきます。

各モデルごとに⦅Golfdo⦆在庫・価格状況をご案内しています。気になる品があればCHECKしてみてください。

①キャロウェイ ROGUE ST MAX LS

早速『LS』というキーワードが出てきました。

2022年に発売されたモデルですが、同時期発売の中でラインナップが多いことも特徴のひとつとなっているシリーズです。

装着シャフトは、最新シリーズの『ディアマナPD』と、近年の元調子系の人気シリーズとなっている『TENSEI CK PRO ORANGE』をおすすめします。

\「Diamana PD」装着で検索したいかたはコチラ/
\「TENSEI CK PRO ORANGE」で検索したいかたはコチラ/

②キャロウェイ MAVRIK SUBZERO

2020年に発売されたモデルです。

この年代まで、キャロウェイのシリーズでは「SUBZERO」というネーミングが低スピンタイプの呼称のようになっていました。

ただ、低スピン設計であると同時に、やや左にいきづらい重心設計ともなっていますので、「スライスも悩みのひとつ」という方には難ありかもしれません。

装着シャフトは『TENSEI CK PRO ORANGE』をおすすめとしています。

\この装着シャフトで検索したいかたはコチラ/

③PING G425LST

2021年に発売されたモデルです。

こちらもLSという字がモデル名に入っています。

近年、PINGから発売されるシリーズには、必ずラインナップされているタイプになりますから、それだけ低スピンタイプへのニーズがある証拠ともいえます。

PINGは高い慣性モーメントで直進性の評価も高いメーカーですから、低スピンと直進性の合わせ技が、実に秀逸です。

こちらも装着シャフトは『TENSEI CK PRO ORANGE』をおすすめとしています。

\この装着シャフトで検索したいかたはコチラ/

④PING G410LST

2019年に発売されたモデルです。

同時期発売の『G410PLUS』を筆頭に、いまだにトーナメントプロに使用者がいるほどの高評価シリーズです。

アスリート過ぎないほど良いテイストも人気の高さの理由のひとつでしょう。

低スピンだけでなく、やさしさも備えてくれているので、ミスヒットへのサポート力も欲しい方にはおすすめのモデルです。

『TENSEI CK PRO ORANGE』がおすすめですが、人気の高さの証拠でしょう、重量が50g台から70g台までありますので、チョイスのバリエーションがあります。

\この装着シャフトで検索したいかたはコチラ/

④テーラーメイド STEALTH PLUS

2022年に発売されたモデルです。

こちらでも幾度となくご紹介していますが、ドライバーのフェースにカーボン素材を搭載させた画期的なモデルです。

モデルのラインナップとしては、『STEALTH PLUS』『STEALTH』『STEALTH HD』という3モデル。

LSという文字は使われていませんが、スライド式ウェイトのチューニング機能も搭載されていて、一番アスリートテイストが濃いモデルでもあります。

まだまだ最新モデルの位置づけ、装着シャフトも『Diamana PD』。ヘッドもシャフトも最新系を味わえるモデルとなっています。➡50g台と60g台がありますよ。

\この装着シャフトで検索したいかたはコチラ/

⑥テーラーメイド M5

2019年発売のモデルです。

少し前にはなりますが、この代の前と後では、飛距離の性能に違いがあります。

『スピードインジェクション』という飛距離アップのテクノロジー。

以前に『M6』というモデルをご紹介するときにもお伝えしましたが、反発係数をギリギリまで設定することを可能にした機能で、2022年のカーボンウッドと同じく、世のゴルファーを驚かしたテクノロジーのひとつでもあります。

この年代も3モデルがラインナップされていますが、この『M5』もチューニング機能が搭載されたツアーモデルの位置づけ。

装着シャフトは、少し前のモデルなので『Diamana DF』がメインになります。

\この装着シャフトで検索したいかたはコチラ/

⑦タイトリスト TS3

2019年に発売のモデルです。

タイトリストの歴代モデルの中でも、このシリーズは高評価。

つかまりの良い高弾道の『TS2』と、本格派アスリートタイプの『TS3』は、タイトリストファンを喜ばせてくれたモデルのひとつでもあります。

装着シャフトは、『Diamana DF』になります。

\この装着シャフトで検索したいかたはコチラ/

■まとめ

ロフトを9.5°(または9°)にするか10.5°(または10°)にするか。

「高弾道低スピン」が狙いとすると10.5°をおすすめとするところですが、ハードヒッターのかたですと、打ち出しが高くなり過ぎてしまう可能性もあります。

全モデル、ロフト調整ができるスリーブつきですから、まずは9.5°のロフトで慣らしてみて、球筋の傾向をみてから調整することをおすすめします。

繰り返しますが、スピン量と球質が激変する可能性大ですよ。

是非、色々と楽しみながら、試してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました