飛距離が10ヤードアップするドライバーの選び方 初心者だけでなく中・上級者にもおすすめする人気メーカー歴代中古モデル10選

ドライバー
202212192

飛距離を伸ばすために必要なのは、打ち方を変えることや、ヘッドスピードを上げることだけではありません!

スライスがフェードに変われば方向性も安定して飛距離が伸びますし、スピン量が多ければ低スピン設定のモデルを選び適正なスピン量にするだけでも、飛距離はアップします。

さらには、総重量が290gのドライバーを使っている方が270g台の軽量タイプに替えれば、筋力を上げることなくヘッドスピードがアップしてくれて、比例して飛距離が伸びてくれます。

最新モデルほど性能が優れているのはたしかです。

ですが、過去に発売された歴代モデルのなかにも『名器』と呼ばれるドライバーはたくさんあります。なによりも大事なのは、あなたのドライバーの飛距離を伸ばしてくれるタイプを選ぶこと!

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ドライバーが飛ばない理由はクラブの選び方が原因

今までに、腕利きのクラブフィッターに何度もフィッティングをしてもらったことがある、という方は、こちらの記事で得られることはないかもしれません。

ただ、一度もクラブフィッティングを受けたことがない、というのであれば、いまの飛距離に満足できない理由には簡単にたどり着けるかもしれませんよ。

その理由とは「クラブのミスマッチング」。

わかりやすく表現すると、「いまのあなたのスイングやヘッドスピードと合っていないクラブを使っている」ということ。

否定的な表現は使いたくないのですが、もっと露骨に表現すると「間違ったクラブ選びをしてしまっている」ということです。

もちろん、すべては可能性のお話しです。

ですが、確率でいえば「どちらかといえば」という比率ではなく、圧倒的にミスマッチのゴルファーのほうが多いのが現実です。

10年以上の期間、店舗や練習場で、数百人数千人というゴルファーと接してきた筆者の経験談ですが、初心者や中級者に限ったことではなく、ベストスコアが70台や60台という上級者のゴルファーでも、パーフェクトなクラブセッティングをしているゴルファーは少ないのです。

急速に進化したクラブの性能と「多様化」

じつは、ミスマッチになってしまう理由もいくつかあるのです。

それは、「ゴルフクラブの多様化」です。

悪いことではないのです、むしろ良い環境といえます。

ひと昔前は、多様化どころではありませんでした。

「クラブは使いこなすもの」という概念、ショットの確率を上げるにはスイングを良くするしかない。シャフトの重い軽いというカテゴライズは多少あったかもしれませんが、ひとつのモデルネーミングで、3つ4つという選択肢がある今のクラブ事情とは全く違う時代でした。

ドライバーというアイテムがここまで進化したのは、素材と製法の進化が背景にあります。

パーシモンからメタルへ、そしてチタンになり、今では製法も進化してチタンとカーボンの複合素材がスタンダードな存在となっています。

ヘッド体積が460CCまで大型化して、素材が軽くなり、耐久性が向上したおかげで、ドライバーに欲しいさまざまな性能を、飛躍的にアップさせてくれる製法が可能になっています。

もっとも顕著なのが、「余剰重量の最適配分」というテクノロジー。

専門用語の要素が濃いので、具体的にご説明しましょう。

ヘッド体積の上限はルールで460CCと決まっているため、それ以上は大きくできません。

そして、シャフトとのバランスの兼ね合いもあるので、ヘッド自体の重さもそれほど変わることはありません。

ドライバーのクラブ総重量は、超軽量タイプといわれるモデルで260g前後、ハードヒッター向けの重いタイプで320g前後ですが、その違いの大半はシャフト重量です。

ヘッド重量にも多少の差はありますが、それほどの差異はない。

では、なぜヘッドを構成する素材を軽くすることにメリットがあるのか?

ヘッド外周面積は変わらない、その分、余った重さが生じます、つまり「余剰重量」が増します。

そして、増すことで、ピンポイントで機能を向上させることが可能になります。

ヘッドの狙った箇所を重くすることができるようになるのです。

たとえば、ヘッドのヒール寄り。ここの比重が増すと、インパクトでのヘッドの返りが良くなります。これが、いわゆる「ドローバイアス」

ドローバイアスが強ければ強いほど、スライスを軽減してくれる機能が増していきます

それがなかった時代と比較すると、文字通り雲泥の違いがあります。

その他にも、ヘッドのフェース寄りを重くするとスピン量が減少する機能が向上しますし、逆にヘッド後方に余剰重量をもっていくと、高弾道の性能が向上します。

このように、「余剰重量を最適配分」することで、ヘッドの機能が多様化することになります。

さまざまな特徴をもったドライバーが存在することになるのです。

「ゴルフクラブの多様化」飛距離アップへのメリットとデメリット

「ゴルフクラブの多様化」は、クラブのマッチングという視点では「最適解レベルを上げる」ことに貢献してくれています。

「スライスがなかなか治らない」という悩みを持つゴルファーにとっては、ドローバイアスの機能が飛躍的に向上していますから、10年前20年前とは比較にならないくらいに「クラブのサポート力」はアップしているわけです。

ですが、これだけ多様化が進むと、弊害も生まれてきます。

この10年くらいの期間、人気メーカーのほとんどが多彩なタイプのモデルを同時期に発売しています。

値段の高い安いではないのです。

自動車のように、「高級車」や「ファミリー向け」などのカテゴライズがあれば、シンプルにわかりやすいでしょうが、ゴルフクラブには明確なカテゴライズがありません。

ある程度の情報収集の手段はありますが、ジャッジするときには、なかなか難しい作業になります。まして、過去に発売された中古モデルとなればなおさらです。

「史上最高クラスの大ヒットモデル」と言われていても、それがどんな特徴をもったタイプなのか?いまの自分に合っているタイプなのか?

選択肢が多いだけに、ベストマッチングを探すのが困難な状況にもなっているのです。

ミスマッチングの可能性と多様化の効果的な活用

専門的な言い回しになってしまったので、もっとシンプルに表現しましょう。

いま現在あなたが使っているドライバーがマッチングしているのか?

まずは、この可能性から探ります。

そもそもどんなタイプなのか?そして、その特徴はあなたのポテンシャルを最大限に発揮してくれているのか?

繰り返しますが、質の高いクラブフィッティングを受けたことがある方は、ベストマッチングに近い可能性が高い。それほどにフィッティングには威力があります。

逆にいえば、そうではない場合、フィッティングをうけたことがない方は、ミスマッチになっている可能性大です。

ですが、今現在あなたが使っているモデルをカテゴライズするのは、なかなか困難な作業ですよね。

仮に、10年という期間に絞って検索したとしても、人気メーカーが10あって3タイプを2年に一度発売していれば、それだけで150モデルが存在することになります。

タイプの見極めは、相当に専門知識を求められる作業になってしまいます。

ですので、ここでは、もう少しシンプルなプロセスをご紹介します。

最近のラウンドで多いミスは何か?

仲間のショットと比較したときの球筋の傾向は

ドライバーのミス「スライス」を減らすことで飛距離アップ

ドライバーのミスで、悩みとして最も多いのは「スライス」かもしれません。

人気メーカーのフィッティング試打会にお邪魔したときに、長年のキャリアをもつフィッターに「ゴルファーの7割はスライサー」ということをお聞きしたことがあります。

もちろん、ラウンド中のドライバーショット全てが、右のOBに飛んでいくというほどの表現ではありません。

ただ「ドライバーのスライスで悩んでいる」というゴルファーが圧倒的に多いということは間違いないそうです。

そして、スライスという球筋は、フェアウェイをとらえられないだけでなく、飛距離も大幅に落とします。

ヘッドスピードや平均飛距離にもよりますが、200ヤード以上の飛距離の方であれば、スライスをフェードに、あるいは、相性が良くてつかまったドローボールになってくれれば、10ヤードどころではないくらいの飛距離アップになります。

「ミスをしたときに右のラフにいくことが多い」

「つかまった感触ではなく、右に曲がる弱々しい球が飛んでいく」

この傾向と感触がある方は、スライス対策が強化された、ドローバイアスの機能がストロングポイントとなっているモデルを選ぶことで、飛距離を伸ばすことが可能です。

低スピンタイプを使い「高弾道低スピン」で飛距離アップ

もうひとつ、ドライバーのミスとして多い悩みが「スピン量」です。

スピン量が多いと、球が高く上がり過ぎてしまいます。いわゆる「吹け上がる」という球筋。

ハードヒッターの方に多い悩みだと思われがちですが、そうではありません。

クラブ総重量がどんどん軽くなり、シャフトも柔らかくなり、イイこと尽くめのように思われがちですが、反面、スピン量過多になる可能性も高まります。

「球が上がらないから」という理由で、軽量タイプのロフト角10.5度をチョイスして使用している場合。意外にも高いスピン量で飛距離を落としているケースも多々あるのです。

この傾向、弾道計測をすると数値ではっきりとわかりますが、ラウンドでもチェックすることができます。

ショットのときに感触がよかったはずなのに、落下地点からほとんどランがないとき、転がりが少ない時ですね。

打ち出し角は高く、さらには低スピンで強い球質で転がりもかせげる。

もっとも飛距離が出る球質は「高弾道低スピン」ですが、スピン量が多すぎる場合も「低スピン設定」が強化されたモデルで減らすことが可能です。

すなわち、飛距離をアップさせることが可能なのです。

「軽量化」「走り系シャフト」で飛距離を伸ばす

「ラウンドでのドライバーの方向性は安定している」「スピン量も多くないと思う」「左右への曲がりも少ない」。

この傾向のゴルファーにもオススメできる「飛距離アップ」へのモデル選びがあります。

それは、「軽量化」と「シャフト選び」

方向性が安定している、すなわちスイングの再現性が高いゴルファーの場合は、「変化」という多少のリスクも不安ではありません、「アジャスト」できるレベルがとても高いからです。

もちろん、100%確実、とはいいきれません。

たとえば、総重量を10g軽くすれば、間違いなくヘッドスピードは上がります。

反面、その分スイング全体のタイミングにも変化は生じます。安定していた球筋にも多少の変化はみられるかもしれません。

ですが、スイングのベースができている分、「慣れるスピード」も早い。

筆者自身、長年フィッティングをしてきた経緯がありますが、スイング全体のバランスがイイ方は、クラブに合わせる感覚にも長けているのです。

冒険のように思えて、それほどのリスクはない。逆に軽量化は驚くほどのヘッドスピードアップを可能にしてくれます。

その意味では、「シャフト選び」も飛距離アップへのひとつの手段となります。

とくに、2010年代に一世を風靡した、フジクラ社のシャフト『Speeder EVOLUTION』のシリーズ。

いわゆる「走り系」というカテゴリーを第一人者的存在に押し上げた超人気モデルですが、7代目まで続いたシリーズは『Speeder NX』というブランドネーミングに変わり、2020年代になった今も人気シリーズであり続けています。

スピーダーはひとつの例ですが、相性があえば、飛距離アップへの大きなプラスアルファになる可能性大です。

ショットの安定感があるゴルファーの方には、ひとつの選択肢として「軽量化」と「走り系シャフト」のチョイス、おすすめかと思いますよ。

飛距離アップを可能にしてくれるドライバー特選モデル

ここまで飛距離を伸ばすための4つの可能性をお伝えしました。

「スライス対策」「低スピン」「軽量化」「シャフト選び」。

ここからは、その可能性を現実化してくれるドライバーの特選モデルをご紹介していきます。

過去に人気メーカーから発売されて、年代ごとに高い評価を得ていたモデルたちです。

スライス対策のドライバーおすすめ中古モデル

①JGR

JGRドライバー
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ブリヂストンから2015年に発売されたモデルです。

日本が誇るメーカー、ブリヂストンが展開するシリーズのなかでも絶大な人気をもったブランドでもありました。

2017年と2019年には後継モデルが発売されて、そちらの大ヒットモデルとなりましたが、こちらではコストパフォーマンスを重視して、2015年発売モデルをオススメとしました。

②G425SFT

PINGから2020年に発売されたモデルです。

モデルネーミングの『SFT』は、「ストレートフライトテクノロジー」の略。

「つかまえて飛ばす」ことに特化させたPING独自のネーミングで、各年式のシリーズでは必ずといっていいほどラインナップされている大人気のカテゴリーです。

前作となる『G410』のシリーズでも、次作となる『G430』のシリーズでもラインナップされていますが、『G425』シリーズの評価の高さが際立っていること。

そして、中古のマーケットの在庫量が圧倒的に豊富なこと。

このポイントをふまえて、おすすめモデルとしてピックアップしました。

低スピンタイプのドライバーおすすめ中古モデル

③G425LST

2020年に発売されたモデルです。

先にご紹介した『G425SFT』は同じシリーズ。

モデルネーミングの『LST』は「ロースピンテクノロジー」の略で、文字通り「低スピン」を叶えてくれるタイプとなっています。

『SFT』シリーズと同じく、歴代モデルでラインナップされているシリーズですが、この年代で特筆すべきなのは、装着シャフトのラインナップが増えてきたこと。

純正シャフトはもちろんですし、カスタムシャフトにおいても、元調子系から「走り系」といわれる先中調子のシャフトもあります。

④STEALTH2PLUS

2023年にテーラーメイドから発売されたモデルです。

前年に発売された『STEALTH(ステルス)』で登場したテーラーメイド独自のテクノロジー『カーボンウッド』。

ドライバーのフェースにカーボンを採用するという、これまでのグローバルモデルではなかった革新的な機能は、「飛距離」や「寛容性」のパフォーマンスを格段に上げるとともに「低スピン」性能もグッと向上させてくれました。

弾道調整機能も搭載されたアスリートタイプのモデルです。

⑤ROGUE ST MAX LS

2022年にキャロウェイから発売されたモデルです。

モデルネーミングにある『LS』は、「ロースピン」の略。

この『ROGUE ST』のシリーズでは複数のタイプがラインナップされていましたが、そのなかでも低スピン設定の今作は高い評価を得ていました。

軽量タイプのドライバーおすすめ中古モデル

⑥インプレスUD+2

2016年にヤマハから発売されたモデルです。

モデルネーミングの『UD+2』は「プラス2番手の飛び」というキーワードが起源。その意味でもアイアンモデルが主役といってもいいのですが、意外にもドライバーとフェアウェイウッドも高い評価をえることになります。

理由は「軽量」と「ドローバイアス」。

「軽量」というカテゴリーでは、ダンロップから発売されている『XXIO(ゼクシオ)』ブランドが圧倒的な存在をとなっていましたが、国産メーカーのヤマハが発売したことで、勝るとも劣らない人気を博すことになります。

やはり、国産メーカーがなし得るフィーリング面の特徴は捨てがたい、ということですね。

⑦ROGUE STAR

キャロウェイから2018年に発売されたモデルです。

先にお伝えした『ROGUE ST』シリーズは、このブランドネーミングの2代目になります。

前年に発売された『EPIC STAR』で初搭載されたキャロウェイ独自のテクノロジー『ジェイルブレイクテクノロジー』。

いわゆる「2本の柱」は、ボール初速をアップすることで飛距離を伸ばすという革新的な機能でもあり、キャロウェイファンのみならず、「もっと飛ばしたい!」と願うゴルファーの好奇心をくすぐるに充分な存在感を示していました。

この『ROGUE STAR』は、その機能を継承したうえに、「軽量」と「ドローバイアス」も強化。

どちらかといえば、アスリートテイストが濃かった『EPIC』ブランドと比較して、「とにかく振りやすい」「球をつかまえてくれる」という要素が強く、コチラも大ヒットとなったモデルです。

⑧STEALTH GLOIRE

テーラーメイドから2022年に発売されたモデルです。

走り系シャフトがあるドライバー中古モデル

⑨TS2

タイトリストから2018年に発売されたモデルです。

⑩M6

2019年にテーラーメイドから発売されたモデルです。

まとめ

今回ご紹介した10モデルの他にも、それぞれのカテゴリーでおすすめするモデルはたくさんあります。

特集記事もありますので、そちらもご覧くださいね。

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