【ゴルフ】平均飛距離をアップさせて「真っ直ぐ飛ばす」ドライバーの選び方(初心者&中級者へのおすすめ)

ドライバー
202212192

『ドライバーの平均飛距離を伸ばす』『ドライバーを真っ直ぐ飛ばす方法』➡『スイング+ヘッドスピード』と『シャフト+総重量+ヘッドのタイプ』とのマッチングです!

ゴルフを始めて数年たちベストスコアも100をきり、着々と上達を実感している中級者のかた、またはゴルフを始めたばかりの初心者のかた。

クラブを購入するとき、特にドライバーを選ぶときは、ワクワクする期待と同時に、ちょっとした不安もあるかと思います。

「飛ぶドライバー!」として話題性があって評判がよくても自分に合っているかどうかわからないですし、初心者ゴルファーの方でしたら、そもそもどんなモデルを選べばよいのかも悩みどころです。

せっかく新しいドライバーを手に入れるならば、今よりも飛距離を伸ばしたいですし、これから始めるかたにとっては、できる限り初期の出費はおさえたい、コストパフォーマンスも重要なテーマですよね。

飛距離を伸ばすこと、そしてよいスコアでラウンドするためには、真っすぐ飛ばしてフェアウェイをとらえることが大事です。

「飛んで曲がらないドライバー」と聞くと、とてつもなく贅沢な願いに聞こえるかもしれませんが、選び方さえ間違わなければ、あなたがもつポテンシャルの最大値を発揮することは可能です。

今回は、ゴルフクラブの選び方、そのなかでもティーショットでスコアを左右する大事なアイテム、ドライバーを選ぶコツとしての3要素をお伝えします。

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ゴルフクラブのなかでもドライバーは特別 新品中古ともに品数もモデル数も豊富です

ゴルフクラブの中でも、ドライバーのプロダクトのマーケットは、新品も中古品も、とても充実しています。

理由は、近年のゴルフ業界の活性化とコロナ禍にともないゴルフ人口が増加していることが挙げられるでしょう。

ゴルフには人気メーカーがたくさんあります。

国内では、ダンロップ、ブリヂストン、ミズノなど、海外勢でいえば、テーラーメイド、キャロウェイ、ピン、タイトリストなど。

国内外合わせれば、他にもたくさんのメーカーがありますし、人気メーカーであれば複数のモデルをラインナップしています。

現行品として販売している最新モデルもあれば、過去に販売していたモデルが中古品となっていて購入することが可能です。

特にドライバーは特別でしょう。

テーラーメイドやキャロウェイといった海外のトップメーカーが、1年に1回のペースで最新モデルを発売していますし、最新の性能をもとめて買い替えるゴルファーが多ければ多いほど、連動して中古市場も充実していきます。

筆者自身は、現在テーラーメイドのドライバーを使用していて、お気に入りのシャフトにはテーラーメイド専用となるスリーブもついているので、毎年新作が発売されるたびに買い換えていました。

ただ、打感や構えたときのイメージで好みのタイプを求めて、中古モデルで買い替えることもありますので、豊富な在庫状況をうまく活用させてもらっています。

「新しい=優れている」ではありません ミスマッチングはマイナスに作用していまいます

品数もモデル数も多いということは、選択肢が増えてくれるというプラスの面もありますが、「多すぎて選ぶときに困ってしまう」という嬉しい悲鳴のようなマイナスの面もあります。

新品をあつかう大型の量販店さんにいくと、クラブコーナーはメーカーごとに陳列されていることが多いですが、中古ショップさんにいくと、「ドライバーのコーナー」「フェアウェイウッドのコーナー」のようにアイテム別に陳列しているところが多くなります。

そうなると、ドライバーがズラッと並んでいることになり、「さあ新しいモデルを買うぞ!」と意気込んでいる時には壮観な眺めですが、どれを買うか決まっていない段階では、「どれを買ったらよいのか…」というお悩みが発生してしまうことも少なくありません。

特に、数年のゴルフ歴をもち、ベストスコアも更新して調子も良くなってきた時期、「新しいドライバーにチェンジして上を目指そう!」という方にとっては、大事な選択になります。

話題性やセール価格に惹かれて購入すると、自身のスイングに合っていないモデルを使うことになり、せっかくの新しい相棒がまったく意味をなさなくなってしまう可能性もあるからです。

筆者自身、店頭にいて多くのゴルファーの方と接してきたので、露骨な失敗例もたくさんお聞きしています。

特に、ドライバーのミスマッチングは、飛距離と方向性に如実にあらわれるので、購入した直後のラウンドで具体的に失敗を体感できてしまうのです。

上手く振れて、タイミングも合い、芯でとらえたときは距離も出てくれますが、ミスマッチはその確率を見事に下げてしまいます。

平均して飛距離が落ちますし、ナイスショットの数も減ります。

新しいドライバー、という高い期待値があるだけに、残念な結果は余計にマイナスなイメージになってしまうのです。

さまざまなタイプのゴルファーにフィットできる ドライバーのヘッド性能「タイプの多様化」

ここまでは少しマイナスな面をお伝えしましたが、逆にとらえればしっかりとプラスの面もあります。

自身のスイングやヘッドスピードにフィットしたタイプのモデルをきちんと選べば、飛距離も方向性も高い確率でアップしてくれます。

その理由にひとつに、この数年のドライバーのプロダクトとしての進化が挙げられます。

市場規模が拡大していること、ゴルフ人口が上向きになっていることだけが、マーケットの充実につながっているわけではありません。

毎年のように新作を発売しているにもかかわらず、メーカーは確実にクラブの性能を進化させているのです。

さらに同時進行で人気メーカーのすごさを感じるのが、ラインナップの変化、「タイプの多様化」です。

メインとなるブランドネーミングのなかで、必ず2つ以上のタイプを展開しているのです。

以前は、ひとつのブランドでモデルはひとつ、というラインナップがスタンダードでした。

国内メーカー「ダンロップ」が販売する人気ブランドのひとつ「SRIXON」を例にすると、2006年まではドライバーのモデルラインナップは1作だけでしたが、2008年には2つ、2010年に3作同時展開になり、以降は必ず2作か3作の展開にしています。

この傾向は、ほぼすべての人気メーカーにみられます。

飛距離性能や直進性の性能を進化させているだけでなく、さまざまなタイプを同時展開することで、多様なゴルファーのスタイルにフィットできるようにしてくれているのです。

ドライバーの選び方として おすすめのコツ ドライバー選びの3要素

ここで、ドライバー選びの3要素をご説明します。

筆者が、長年にわたり店頭でさまざまなゴルファーの方にクラブフィッティングをしていたときに得た知識をもとに発展させた考え方になりますが、ドライバーの選び方としては、ひとつの目安、基準になるかと思います。

3つの要素は、クラブ総重量【ヘッドスピードとの相性】シャフトのタイプ【しなりとコントロール性】ヘッドのタイプ【つかまり性能と低スピン】、この3つになります。

ヘッドスピードは体格や年齢によっておおよその範囲がきまりますが、力と重さは力学的な目線でも連動しますので、ある程度クラブ総重量との相性という基準があります。

そして、シャフトのタイプですが、総重量と連動してフレックスを決めることから始まり、カスタムオーダーであれば、先調子や元調子といった選択肢もあります。

最後に、ドライバーの飛距離を決める高低の弾道と左右への方向性は、つかまえることか低スピン化か、ヘッドのタイプという視点でどこに重きをおいているかで決まってきます。

ここからは、3つの要素のマッチングについて、ご説明していきたいと思います。

ドライバーの選び方:その① クラブ総重量 ヘッドスピードとの相性

1つ目は「クラブ総重量とヘッドスピードとの相性」です。

厳密にはシャフト重量も関係してきますが、その点は2つ目でご説明します。

「ドライバーのクラブ総重量」ときいてもピンとこない方もいるかもしれません。

簡単にお伝えしますと、国内外の主要なメーカーから発売されているメンズモデルのドライバーを対象とすると、最軽量で250g台、最重量でカスタムオーダーのシャフトが装着された320g前後が重さの範囲になります。

さて、結論からお話しすると、「ヘッドスピード42m/sの方には総重量293gのドライバーがおすすめです」といったように、細かく確定された数値対数値の絶対的な適正はありません。

次の図をご覧ください。それぞれの対照において、実はかなりの幅があります。

ヘッドスピードと総重量

理由は、次の2点になります。

①調子によってヘッドスピードには波があり、決して一定ではないこと

②ゆったり振るリズムやコンパクトなスイングなど個々のタイプがあるため

たとえばヘッドスピードが42m/sのゴルファーの場合で考えてみましょう。

対象としては、280gから310gという総重量がおすすめになります。

ゆったりと大きなスイングアークで振る方であれば、重い方がよりリズムをとりやすくなりますから、300g以上の重さのよい可能性が高い。

逆にスイングリズムも速くコンパクトなスイングの方であれば、同じヘッドスピードであってもより軽い280g台のほうがあわせやすいというケースもあります。

このように目安の数値としては幅がひろがりますが、この範囲を外れた対象をお使いになることは、やはりオススメできません。

ヘッドスピードが38m/sの方が300gの総重量を振るとなれば、タイミングよりも重さがデメリットになる可能性が高くなります。

反対に、ヘッドスピードが47m/sの方が280g台のドライバーを振ると、ビュンビュンと速く振れると思いますが、おそらく安定感が皆無になってしまうでしょう。

おおよその幅の広い数値ではありますが、まずはここをスタート地点として、選び方の参考としていただければと思います。

ドライバーの選び方:その② シャフトのタイプ しなりとコントロール性

シャフトのフレックス、柔らかさを選ぶときのポイントについては、筆者自身、たくさんの方からご相談を受けたことがあります。

メンズモデルでは硬い順から S➡SR➡R が一般的で、さらに軽量で柔らかいのがR-2、最近ではなかなかお目にかからなくなりましたが、Sよりも硬いのがXとなっています。

純正シャフトで選ぶときに、ある程度のヘッドスピードの目安がメーカー公式サイトに記載されていることがあります。

ただ、先ほどの総重量とおなじく、対象の幅がとてもひろい。

SとSR、SRとR、どちらがよいのか。

仮に2つに絞れたとしても、そこから先は選択肢としては悩みどころになりますよね。

筆者が、さまざまなゴルファーの方に、これまでにお伝えしてきたフレックスの選び方のポイントは、相性としてのマッチングと同時に、「スイングするときのイメージを大事にすること」です。

硬いシャフトと柔らかいシャフト、それぞれにメリットとデメリットがあります。

硬いフレックスであれば、しなりが少なく、暴れづらい。

メリットとしては、方向性の安定感が得られる安心感を持って振れること。

飛ばしたいという気持ちから力み過ぎることはあまり良いことではありませんが、中途半端なスイングをせず思い切り振りきることは大事です。

その点では、「硬い=暴れない」というイメージがしやすく、安心して気持ちよく振れることが、メリットとしてとらえることができます。

デメリットは、そのイメージを真逆にとらえたときです。

「硬い=しならない」と考えれば、「思い切り振らなきゃ」という悪いほうに作用する力みにつながり、バランスが崩れたスイングをしてしまう要因ともなってしまいます。

次に柔らかいシャフトの場合ですが、よくしなってヘッドを走らせてくれるのが特徴。

メリットとしては、力を入れなくてもしなってくれるので自然体のスイングをしやすくなること

シャフトに仕事をしてもらうイメージですね。

デメリットとしては「柔らかい=暴れやすい」というイメージ。

おわかりのとおり、それぞれのメリットとデメリットは、そのまま鏡に映したようになっています。

「方向性の安定感を優先して安心して振れる硬いフレックスを選択する」

「力をいれず振りやすいイメージを優先して柔らかいフレックスを選択する」

純正シャフトのフレックスでは、SとSRと比較してとき、しなり方や重さにはそれほど大きな差がありません。

もちろん若干の差はあります。少し離れたSとRであれば差も大きくなりますが、となりのフレックスであれば、実質的なしなり方の相性よりも、前述した「シャフトに求めるイメージ」によって決めたほうが、自然体のスイングを生み出しやすくなると思います。

純正ではなく、『グラファイトデザイン』の『TOUR-AD』シリーズや、『フジクラ』の『Speeder』シリーズなどを装着するカスタムオーダーのシャフトの場合も、選択基準としては、純正シャフトのフレックスの考え方と同じです。

重量としては40g台や50g台、そしてややハードヒッター向けの60g台。

キックポイントとして先調子や中調子、元調子を選ぶときの相性を考えることがありますが、大きなとらえ方をすると、先にお伝えしたフレックスのイメージと似ています。

軽量級の40g台や50g台は、力をいれず軽く振れるイメージで、少し重めの60g台はしっかり振るイメージ。

そして、ヘッドを走らせてくれる先調子か、扱いやすさを優先する元調子か。

カスタムシャフトのベストマッチングを模索するときは、モデルもタイプも重量も途方もない量がありますから、いきなり大正解にたどり着けることは少ないかと思います。

ただ、自身のドライバーのスイングのスタイルやコンセプトにあわせて、シャフトのタイプを選んでいくことは、よりBETTERなチョイスにより早くたどり着けるプロセスになるかと思います。

ドライバーの選び方:その③ ヘッドのタイプ つかまり性能と低スピン

3つ目がヘッドのタイプの選び方になります。

ここで2つのキーワード「つかまり」と「低スピン」が出てきましたが、この数年で起きているドライバー機能の進化とラインナップの変化「タイプの多様化」のおかげで、過去に使われていた「やさしさ」と「難しさ」というキーワードから移行してきた経緯があります。

まずは、近年におけるドライバーのタイプを解説するために、「難しさ」というキーワードがなくなってきたことからご説明していきます。

「やさしさとむずかしさ」から「タイプの多様化」への移行

数十年前からのドライバーの性能の歴史を振りかえると、200CCや300CCといった体積の時代があり、採用されていた素材もパーシモンやメタルの時代がありましたが、現在の460CCという大型化されたヘッドと比較すると、「フェースのコントロールによって飛距離や球筋を決める」というイメージが色濃く見られていました。

ここで連想されるのは、「上級者」と「操作性」というキーワードです。

2000年以降、『ゼクシオ』というアベレージタイプの代名詞ともいえるモデルが登場したこともあり、ドライバーに求められる機能として「やさしさ」と「操作性」という2つの路線ができてくれましたが、460CCという体積上限のルールがあっても、400~450CCくらいのやや小ぶりなコントロール性能をイメージしやすいモデルがアスリートブランドから発売されるなど、タイプの二極化はまだまだ継続されていました。

時代が経過して、素材と製法が進化していきましたが、特に2015年を過ぎたころから、急激に様相が変わっていきました。

体積は同じく460CCですが、カーボンやアルミなどを採用した複合素材のヘッド製法が可能になり、高い慣性モーメントによる直進性やミスヒットを軽減してくれる寛容性がグングン上がっていき、極端な表現をすればコントロール性が必要ではなくなってきたのです。

この傾向は、男子女子ともに、トーナメントプロのドライバーショットを観ていただくと、よくわかると思います。

以前は、フック回転のドローボールにせよ、スライス回転のフェードボールにせよ、曲がり幅も大きく、球筋をコントロールしている感が強く見られていました。

ただ、現在はほぼストレートに近い弾道。

ドローとフェードの持ち球はそのままでも、フェースの開閉をおさえた打ち方で、球筋の曲がり幅も小さく、より左右に暴れづらい球筋に変化していっているのです。

この効果は、シャフトの進化とも合わさって、思い切り振れることによるヘッドスピードアップ、連動して飛距離アップにもつながっています。

コントロールという要素がなくなれば、それだけ速く振ることに集中できますし、それでも直進性の性能が上がっているので、曲がる心配も軽減されています。

「上級者」や「操作性」から連想される「難しさ」というキーワードはすっかり無くなり、というよりも必要がなくなり、その先に誕生している「タイプの多様化」を選択できる嬉しい状況に移行していっているのです。

多様なヘッドのタイプ「スタンダード」「つかまり重視」「低スピンタイプ」

さて、ここでタイプの多様化を説明するために、いま現在もっとも参考にできるラインナップをしているPINGのラインナップを例にしてご説明していきたいと思います。

次の図をご覧ください。

PINGドライバーラインナップ

この10年くらいの期間、高評価なプロダクトを発売し続けていることと、契約プロが国内外で大活躍している効果もあり、世界でも日本でトップクラスのメーカーとなっているPINGですが、世界ナンバーワンのフィッティングメーカーらしく、個々のゴルファーにフィットできるようにドライバーのカテゴリーでも多様なラインナップをしています。

カテゴライズのコンセプトキーワードとしては、「スタンダード」「ストレートフライト」「ロースピン」。

スタンダードなタイプの『G430MAX』(以下MAX)。

「ストレートフライトテクノロジー」の略がモデルネーミングともなっていて、スライス対策ともいえる「つかまり性能」が高い『G430SFT』(以下SFT)。

そして「ロースピンテクノロジー」の略がモデルネーミングとなっている、低スピンを可能にする重心設定となっている『G430LST』(以下LST)。

ここに軽量化されたシリーズとして『G430HL』の2タイプが追加されましたが、ここでは前述の3タイプを例にします。

3要素のうちの2つ「クラブ総重量」と「シャフトのタイプ」は、個々のゴルファーのヘッドスピードやスイングからのマッチングを視点としていましたが、3つ目の「ヘッドのタイプ」は球筋の傾向からのマッチングがプロセスとなっていきます。

弾道の高低、左右への球筋の平均値から、それぞれのタイプの特徴を活かして、より飛距離をアップさせて、方向性を向上させるのが狙いとなります。

初心者の方やスライスでお悩みのかたにおすすめの「つかまり重視」

まずはつかまりの性能がつよい「SFT」。

スライス回転を軽減させて直進性をアップさせてくれるので、スライスの球筋が多いゴルファーに最適です。

特に、スイングを作りこんでいくステップにいる初心者のかたや中級者のかたには、スライスに悩んでいる方が多いかと思いますので、おすすめのヘッドタイプになります。

ハードヒッターや高スピンによる飛距離ロスでお悩みのかたにおすすめの「低スピンタイプ」

次に低スピン弾道を生み出す「LST」。

ヘッドスピードが40m/s台、特に45m/s以上のハードヒッターの方に多いのが特徴の、スピン量過多による球の吹きあがり。

通常、2000回転から3000回転未満が適正なスピン量になりますが、3000回転を超えれば超えるほど、球の高さも高くなり、結果として飛距離がガクンと落ちてしまいます。

せっかくのヘッドスピードが活かされなくなってしまう現象です。

「ヘッドスピードがあるのに思ったよりも飛距離が出ていない」「高弾道というイメージよりも上に上に吹きあがっていく球筋」のかたには、一度試してもらいたいタイプになります。

そして、スタンダードなタイプの「MAX」があります。

ここではPINGのラインナップを例にしてご説明してきましたが、他の人気メーカーでも多様化されたラインナップがスタンダードになりつつあります。

まだ打ったことがない方は半信半疑かもしれませんが、ヘッドの重心設計によってインパクトのタイミングは信じられないくらいにガラッと変わります。

3つの要素、総重量とシャフトとヘッドをうまく組み合わせれば、さらなる相乗効果も狙えます。これは初心者や中級者のかたにも制限されません。すべてのゴルファーに通じていえることです。クラブのマッチング、大事ですよ。

人気メーカーのほとんどが「多様なラインナップ」をスタンダードにしています

先ほどは、PINGのラインナップを例にしてご説明しましたが、前述したとおり、国内外の人気メーカーは、同じような複数のラインナップをこの数年でスタンダードにしつつありますし、それぞれに展開方法のオリジナリティがあります。

まずは2つ以上のブランドで展開するメーカー。

ダンロップは、アベレージ系の軽量級『ゼクシオ』と、アスリートタイプの重量級『スリクソン』。

以前でいえば、「やさしいゼクシオ」と「むずかしいスリクソン」という分け方になっていたのでしょうが、「軽量でつかまえてくれるゼクシオ」と「重めで低スピンと強い弾道をねらうスリクソン」という図式にかわっています。

テーラーメイドも複数のブランド展開。

軽量級の『GLOIRE』と、重量級の『SIM』や『STEALTH』シリーズなどでラインナップしていて、ブランドのチョイスで選べるわかりやすさがあります。

少し違った視点で、ひとつのメインブランドのなかに、モデルネーミングをあけてタイプをわかりやすくしているメーカーもあります。

キャロウェイは2023年には『PARADYM』、2022年には『ROGUE ST』シリーズというひとつのメインブランドを旗手として、『D』というつかまりのタイプや、『LS』などの低スピンタイプ、『MAXFAST』という軽量級をラインナップしていて、その中からチョイスできるスタイルにしています。

3要素をベースとして考えるならば、ヘッドスピードからある程度の適正な総重量にしぼり、スイングのイメージからシャフトのフレックスやタイプをきめて、弾道の傾向や左右への球筋からヘッドのタイプを選んでいく。

現行の最新モデルから選ぶ方も、コストパフォーマンスを考えて過去に発売された中古モデルから選ぶ方も、過去10年以内でしたら、それぞれのタイプを選ぶことが可能なマーケットとなっています。

中古モデルを選ぶかたは、先にご紹介した記事と、下の記事などを参考までにご覧ください。

まとめ

キャディバッグの中には、ドライバー以外にもフェアウェイウッドやユーティリティ、アイアンやウェッジなどのアイテムもあります。

フェアウェイウッドやユーティリティはドライバーと連動したセッティングにするのが望ましいのですが、アイアンやウェッジに関しては、また様相がかわってきます。

少し乱暴な表現をすると、ドライバーは「真っ直ぐ、そしてひたすら飛ばしたい」クラブですが、アイアンやウェッジは「狙ったところに飛ばす」クラブだからです。

アイテムとしての基本は、グリーンをキャッチするのが仕事です。

つまり、方向性だけでなく縦の距離感も大事になってくるので、飛べばよい、というだけではなく、コントロール性もマッチングの大切な要素になってくるのです。

初心者のかたには、ミスヒットを助けてくれる比較的サポート力の高いモデルをご紹介している記事もあります。

中級者のかた、またはそこから先はさまざまな選び方のポイントがありますので、後日お伝えする予定です。そちらもお楽しみに。

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